魔王に召喚された真祖で偽な吸血鬼!種族チートで世界最強~
第19話 戦闘開始
 「ここが奥の細道、か」
  俺はギルドから出たあと国王に言われてた宿に向かって歩き出した。
  途中になんの肉か分からないが串焼きが売ってたので10本買い、その内2本を食べて残りはアイテムボックスにいれた。
  食べ歩きをしていたら直ぐに宿に着いたので入ることにした。見た目は完全に日本の高級旅館みたいで、庭に池まであるのでかなり本格的な感じだ。
 「こ、こんにちはー」
  ガラガラ。
  俺は高級な旅館とかに泊まったことがなく少し困惑しているのでうっかり挨拶しながら入ってしまった。
 「お待ちしておりました。ケント・ヤカゼ様ですね。奥の細道をご利用頂きありがとうございます。さっそくですが、お部屋の方に案内させていただきます。私に着いてきて頂いてもよろしいでしょうか?」
 「は、はい。お願いします」
  中に入ると一人の女性が着物で出迎えてくれた。やはり、高級な宿で働くことはあってかなり綺麗だ。しかも、着物を着ているのでまさに旅館のそれである。
 
  その女の人について行くと様々な説明を受けた。まず、食事と風呂はいつでも大丈夫で料金もかからない。そして、各部屋に1人の護衛が付けられる。その護衛は部屋の中には入ってこないし皆冒険者でいうAランクぐらいの実力はあるそうだ。ここの旅館は他の国の重鎮などが客のほとんどだから実力がある護衛というのは必要なことであるらしい。元の護衛の人もしっかり寛げるから評価が本当に高い。
  そして、案内された部屋もフカフカの布団に高価な菓子などもう凄かったとしか言いようがない。
  
  それにしても今日は色んなことがあったな。たかがドラゴンや300体とはいえ脆弱なオークごときを殲滅しただけで国王に呼ばれ、聖真達に会うしアルテミアと結婚してくれだの言われるし。それに、パーティメンバーも出来た。白咲さんが入りたいと言ったのは予想外だったが。それにしてもあのしょぼドラゴンが古代竜ねぇ。ん?ドラゴン?
 「あっ、そういえば忘れてた」
  俺は部屋に入った後何をしようか考えていたらふとあることを思い出した。それはドラゴンやオークの血を飲むことだ。オークのスキルは既に持っているが吸えば吸うほどスキルの効果が大きくなる。スキルレベルなんてものは無いがちゃんと効果は大きくなるのが不思議なところだ。
 「あー、禁断の森だと長居しそうだしな・・・・・・ディーリアで良いか。もう滅んでるし誰もいないだろ。『【転移】』!」
  俺の景色が一瞬にして変わる。その場所は建物全てが崩壊し瓦礫となっていて、今では街並みの面影すらない。俺は瓦礫の少ないところを探してそこにとりあえずドラゴンを置く。
  その後、ドラゴンの血を全て飲み干した。途中、フルンティングにもあげようか迷ったがドラゴンの血は中々に良いスキルが貰えるから1人で飲んだ。別に美味しいからとかじゃないよ?
 「オーク300体か・・・・・・俺200のフルンティング100で良いか」
  俺200やフルンティング100というのはオークの数である。オークには捕食というスキルがあり、それは喰らった相手の力を100分の1奪うというスキルだ。ただ、俺が血を吸う場合も適応され、今では沢山オークの血を吸っているので半分くらいは奪えるようになった。フルンティングの場合は少しだけ切れ味が上がる程度だが別に損は無い。
  
 「ふう。やっと終わったな」
  流石に300体となると時間がかかる。最後の奴をすい終わるまでに大体4時間かかってしまった。辺りはもう夕方だ。最初よりは幾分か早くなったが少々時間がかかりすぎるのも考えものだな。
 「『【転移】』!」
  俺はそこから瓦礫の隙間に転移する。何故なら何者かが近づいてくる気配があったからだ。見られては無さそうだから宿に帰ってもいいのだがこんな所に来るやつはどんな奴か気になったため瓦礫の隙間に転移した。そして、 気配遮断というスキルを使いながら観察する。ちなみにこのスキルは禁断の森の洞窟で修行していた時に気配を消そうとしていたら身についた。ようは自力で手に入れたスキルである。
 「・・・これ程の力を持っている奴がいるのか。エンシェントドラゴンの件も同一人物か?」
  ほう。・・・コイツは大物が来たな。多分、いや確実に魔王よりも上だろう。気配だけじゃないその存在感がそう言っている・・・・・・が、正直俺よりだいぶ弱いな。脅威とも言えないなこれじゃあ。しかし、こういう一般的に強いやつと仲良くなるのは後々良いことに繋がるというものだ。というわけで少し喋ってみるか。
 「おい。こんな所で何してる?」
 「ッッ!!  くくく、我としたことがこんな若僧に遅れをとるとはな。貴様、名はなんという?」
 「教える必要があるのか?」
 「ふん、生意気な奴よ。ならば強行手段と行かせてもらおうか!!」
  すると、その人物はイキナリのこちらに向かい腰にある剣を抜いた。
  ええー、いきなり戦闘ですか!?全く、仲良くしようとしただけなのにな。でも、こいつからは殺気を感じないからな、腕でも試そうという魂胆か?まぁ良い、こいつ相手なら多少力を込めても大丈夫だと信じる。
 「死ぬなよ?」
  俺は笑いながらそう言う。
  さて、戦闘開始といこうか!!
  俺はギルドから出たあと国王に言われてた宿に向かって歩き出した。
  途中になんの肉か分からないが串焼きが売ってたので10本買い、その内2本を食べて残りはアイテムボックスにいれた。
  食べ歩きをしていたら直ぐに宿に着いたので入ることにした。見た目は完全に日本の高級旅館みたいで、庭に池まであるのでかなり本格的な感じだ。
 「こ、こんにちはー」
  ガラガラ。
  俺は高級な旅館とかに泊まったことがなく少し困惑しているのでうっかり挨拶しながら入ってしまった。
 「お待ちしておりました。ケント・ヤカゼ様ですね。奥の細道をご利用頂きありがとうございます。さっそくですが、お部屋の方に案内させていただきます。私に着いてきて頂いてもよろしいでしょうか?」
 「は、はい。お願いします」
  中に入ると一人の女性が着物で出迎えてくれた。やはり、高級な宿で働くことはあってかなり綺麗だ。しかも、着物を着ているのでまさに旅館のそれである。
 
  その女の人について行くと様々な説明を受けた。まず、食事と風呂はいつでも大丈夫で料金もかからない。そして、各部屋に1人の護衛が付けられる。その護衛は部屋の中には入ってこないし皆冒険者でいうAランクぐらいの実力はあるそうだ。ここの旅館は他の国の重鎮などが客のほとんどだから実力がある護衛というのは必要なことであるらしい。元の護衛の人もしっかり寛げるから評価が本当に高い。
  そして、案内された部屋もフカフカの布団に高価な菓子などもう凄かったとしか言いようがない。
  
  それにしても今日は色んなことがあったな。たかがドラゴンや300体とはいえ脆弱なオークごときを殲滅しただけで国王に呼ばれ、聖真達に会うしアルテミアと結婚してくれだの言われるし。それに、パーティメンバーも出来た。白咲さんが入りたいと言ったのは予想外だったが。それにしてもあのしょぼドラゴンが古代竜ねぇ。ん?ドラゴン?
 「あっ、そういえば忘れてた」
  俺は部屋に入った後何をしようか考えていたらふとあることを思い出した。それはドラゴンやオークの血を飲むことだ。オークのスキルは既に持っているが吸えば吸うほどスキルの効果が大きくなる。スキルレベルなんてものは無いがちゃんと効果は大きくなるのが不思議なところだ。
 「あー、禁断の森だと長居しそうだしな・・・・・・ディーリアで良いか。もう滅んでるし誰もいないだろ。『【転移】』!」
  俺の景色が一瞬にして変わる。その場所は建物全てが崩壊し瓦礫となっていて、今では街並みの面影すらない。俺は瓦礫の少ないところを探してそこにとりあえずドラゴンを置く。
  その後、ドラゴンの血を全て飲み干した。途中、フルンティングにもあげようか迷ったがドラゴンの血は中々に良いスキルが貰えるから1人で飲んだ。別に美味しいからとかじゃないよ?
 「オーク300体か・・・・・・俺200のフルンティング100で良いか」
  俺200やフルンティング100というのはオークの数である。オークには捕食というスキルがあり、それは喰らった相手の力を100分の1奪うというスキルだ。ただ、俺が血を吸う場合も適応され、今では沢山オークの血を吸っているので半分くらいは奪えるようになった。フルンティングの場合は少しだけ切れ味が上がる程度だが別に損は無い。
  
 「ふう。やっと終わったな」
  流石に300体となると時間がかかる。最後の奴をすい終わるまでに大体4時間かかってしまった。辺りはもう夕方だ。最初よりは幾分か早くなったが少々時間がかかりすぎるのも考えものだな。
 「『【転移】』!」
  俺はそこから瓦礫の隙間に転移する。何故なら何者かが近づいてくる気配があったからだ。見られては無さそうだから宿に帰ってもいいのだがこんな所に来るやつはどんな奴か気になったため瓦礫の隙間に転移した。そして、 気配遮断というスキルを使いながら観察する。ちなみにこのスキルは禁断の森の洞窟で修行していた時に気配を消そうとしていたら身についた。ようは自力で手に入れたスキルである。
 「・・・これ程の力を持っている奴がいるのか。エンシェントドラゴンの件も同一人物か?」
  ほう。・・・コイツは大物が来たな。多分、いや確実に魔王よりも上だろう。気配だけじゃないその存在感がそう言っている・・・・・・が、正直俺よりだいぶ弱いな。脅威とも言えないなこれじゃあ。しかし、こういう一般的に強いやつと仲良くなるのは後々良いことに繋がるというものだ。というわけで少し喋ってみるか。
 「おい。こんな所で何してる?」
 「ッッ!!  くくく、我としたことがこんな若僧に遅れをとるとはな。貴様、名はなんという?」
 「教える必要があるのか?」
 「ふん、生意気な奴よ。ならば強行手段と行かせてもらおうか!!」
  すると、その人物はイキナリのこちらに向かい腰にある剣を抜いた。
  ええー、いきなり戦闘ですか!?全く、仲良くしようとしただけなのにな。でも、こいつからは殺気を感じないからな、腕でも試そうという魂胆か?まぁ良い、こいつ相手なら多少力を込めても大丈夫だと信じる。
 「死ぬなよ?」
  俺は笑いながらそう言う。
  さて、戦闘開始といこうか!!
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コメント
カモメ
種族特有のものと全種族共通のものです
カモメ
作者のKAMOMEです。
諸事情によりこれからは更新のペースが落ちると思います。誠に申し訳ございませんがこれからもよろしくお願い致します。