魔王に召喚された真祖で偽な吸血鬼!種族チートで世界最強~
第17話 パーティメンバー
 「あれ?どうしたんだ2人とも」
  二人はイオとリコを見て唖然としている。
 「・・・・・・賢人、もしかしてそこにいる二人とも精霊獣様?」
  しばらく沈黙が流れたあとリルが恐れ多い感じで聞いてきた。すると、周りから20体程の気配を感じた。
 「ああ、そうだぞ。それと1回話は終わりな。どうやら獲物のお出ましだ。全部で20体か。話すのはあとからだ」
 「え?何も見えないけど?」
 「分からないか?そこら辺にいるぞ?じゃあ俺が倒してくるからそこで待っててくれ。イオ、リコ、ちょっとそいつら守ってやって」
 「いや、それはさすがに私達も・・・・・・」
 「ロー、ダメ。気配がわからない私達じゃ足でまとい」
 「うう、じゃあお願い」
 「分かった。イオ、リコ、頼んだぞ」
 「任せて!」
 「・・・・・・ラジャ」
 「そんじゃ!」
  まぁローの考えも分かる。と言うより正論だ。3人で受けたクエストだからな。
  それにしても冒険者はギルドの基準は高いな。この気配でDランクか。まぁ俺にとっては埃みたいなもんだが、ゲラ・・・キャサリーノはどれだけ強かったんだろうか。もしかしてドラゴンの時はでしゃばったか?でも、逃げるように言ってたし・・・・・・わからん。
 「「・・・・・・消えた?」」
  俺が走り出すと後ろからそんな声が聞こえた。いったい何が消えたのか分からない俺はまだまだ未熟なんだろうな。
  まぁそれよりも敵は・・・・・・ん?ああ、なるほど。
 「こいつらの中にボスがいるな。どうりで戦い方が統率されてるわけだ。気配を消すのがうまいのは元々だろうが」
  俺はとりあえず俺たちの周りのトレントをフルンティングでぶった切り、アイテムボックスに入れた。
 「お!いたいた!」
  俺は周りのトレントを全て倒した。すると、普通のトレントよりもいくらか大きいトレントがいた。俺は禁断の森で何度も見ているから知っているがこの大きいトレントはエルダートレントという。
  エルダートレントはトレントの上位種で大体オークぐらいだから特段強い訳では無い・・・・・・と思うが、本当にDランク位の実力なら少し荷が重いな。
 「これで終わりだな」
  エルダートレントは自身の枝を使い攻撃してくるが俺に当てるには遅すぎるので俺はあっさり避け、トレントと同じようにぶった切った。
  そして、ロー達のところへ戻って行った。
 「お前ら、終わったぞ」
 「賢人!早い!」
 「・・・流石、賢人」
  俺は二人のの言葉を聞いて笑いかけ二人の頭を優しく撫でる。イオとリコは俺に撫でられるのが好きみたいで気持ちよさそうに目を細める。
 「えっと、何体倒したの?」
 「全部だから20体だな。あっ、でも一体は上位種だったぞ」
 「・・・・・・もう、疲れた。帰ろうか」
  ローがそう言うと、リルはコクコクと頷いた。倒したのは俺だけなのに二人ともそんなに疲れていたのだろうか?
 「そうだな。イオとリコはどうする?」
 「・・・・・・そういえば、さっき、精霊神様が呼んでた」
  おいっ!そういえばで良いのかよ!あっ、でもアイツなら大丈夫か。見た目に反して子供だからな。
 「そうか。寂しいけどまた呼ぶからな」
 「・・・うん。毎日呼んでくれても良いから」
 「分かった。じゃあな。『【送還】』」
  俺は召喚魔法と逆の魔法、送還魔法で二人を元に居たところに戻した。
 「よし、行くか」
  そして、俺達はギルドに向かって歩き出した。
 「あ、あのっ!」
  街に入るとローが真剣な顔をして声をかけてきた。
 「どうした?ロー」
 「私達とパーティを組んでくれませんか?」
 「俺でいいなら構わないぞ」
 「そうだよね。あんなに強いもんね・・・・・・・・・って、え?」
 「いや、良いぞって言ったが?俺が俺よりランクの上なお前達と組めるなら願ったり叶ったりだからな」
 「あ、ありがとう!」
 「・・・・・・良かったね。ロー、これで賢人の注「いけないのはこの口かな?」・・・・・・ごめんなさい」
 「わかればいいよ!」
  ローはまた般若を出して装備の短剣をリルの口元に添える。リルは何を言ったのだろうか?何も聞こえなかったが。
 
 「そういえば二人とも何歳なんだ?俺とあまり変わらないと思うんだが」
 「えっと、二人とも17歳です」
 「そうか。じゃあ俺と同じだな」
「え?そうなの?もう少し上かと思った」
  きっと、老けて見えるのでは無く大人の色気というものが出ていたのだろう。・・・俺はそう信じることにした。
 「ん?着いたみたいだな」
  それからも他愛のない話を楽しくしていると冒険者ギルドに着いた。
  そして、その戸を開けると中にいる冒険者達は一斉にこちらを見た。そして、口々に安堵の声を漏らしていく。
 「いったい、どうしたんだ?」
 「おっ、あんたら新入りかい?ってそこの二人は噂の双星か!」
  俺が戸惑っていると一人の冒険者が俺たちに喋りかけてきた。
 
 「双星?」
 「ああ、知らなかったのか?そこの嬢ちゃん達はわずか一ヶ月でEランクからDランクまで上がった期待の新人だぜ?」
 「へぇー、そんな凄かったんだな」
 「いやでも、賢人の見たら自信なくすよ」
  俺、そんなに大したことやってないぞ?  
  まぁいいか、それよりも。
 「何で皆こんな様子なんだ?」
 「それはだな。ある怪物が帰ってきて・・・・・・」
 「怪物?化け物なら知ってるんだが・・・」
 「化け物?まぁそれも合ってるか」
 「あら?賢人ちゃんじゃない!」
  ゾクッッ!!
  俺は背後に寒気を感じる。そして、聞き覚えのあるこのねっとりとした気持ち悪い声は・・・・・・。
 「ゲ、ゲラン」
  そう、そこには本名はゲラン、偽名はキャサリーノ、通称、化け物(怪物)がいた。
  二人はイオとリコを見て唖然としている。
 「・・・・・・賢人、もしかしてそこにいる二人とも精霊獣様?」
  しばらく沈黙が流れたあとリルが恐れ多い感じで聞いてきた。すると、周りから20体程の気配を感じた。
 「ああ、そうだぞ。それと1回話は終わりな。どうやら獲物のお出ましだ。全部で20体か。話すのはあとからだ」
 「え?何も見えないけど?」
 「分からないか?そこら辺にいるぞ?じゃあ俺が倒してくるからそこで待っててくれ。イオ、リコ、ちょっとそいつら守ってやって」
 「いや、それはさすがに私達も・・・・・・」
 「ロー、ダメ。気配がわからない私達じゃ足でまとい」
 「うう、じゃあお願い」
 「分かった。イオ、リコ、頼んだぞ」
 「任せて!」
 「・・・・・・ラジャ」
 「そんじゃ!」
  まぁローの考えも分かる。と言うより正論だ。3人で受けたクエストだからな。
  それにしても冒険者はギルドの基準は高いな。この気配でDランクか。まぁ俺にとっては埃みたいなもんだが、ゲラ・・・キャサリーノはどれだけ強かったんだろうか。もしかしてドラゴンの時はでしゃばったか?でも、逃げるように言ってたし・・・・・・わからん。
 「「・・・・・・消えた?」」
  俺が走り出すと後ろからそんな声が聞こえた。いったい何が消えたのか分からない俺はまだまだ未熟なんだろうな。
  まぁそれよりも敵は・・・・・・ん?ああ、なるほど。
 「こいつらの中にボスがいるな。どうりで戦い方が統率されてるわけだ。気配を消すのがうまいのは元々だろうが」
  俺はとりあえず俺たちの周りのトレントをフルンティングでぶった切り、アイテムボックスに入れた。
 「お!いたいた!」
  俺は周りのトレントを全て倒した。すると、普通のトレントよりもいくらか大きいトレントがいた。俺は禁断の森で何度も見ているから知っているがこの大きいトレントはエルダートレントという。
  エルダートレントはトレントの上位種で大体オークぐらいだから特段強い訳では無い・・・・・・と思うが、本当にDランク位の実力なら少し荷が重いな。
 「これで終わりだな」
  エルダートレントは自身の枝を使い攻撃してくるが俺に当てるには遅すぎるので俺はあっさり避け、トレントと同じようにぶった切った。
  そして、ロー達のところへ戻って行った。
 「お前ら、終わったぞ」
 「賢人!早い!」
 「・・・流石、賢人」
  俺は二人のの言葉を聞いて笑いかけ二人の頭を優しく撫でる。イオとリコは俺に撫でられるのが好きみたいで気持ちよさそうに目を細める。
 「えっと、何体倒したの?」
 「全部だから20体だな。あっ、でも一体は上位種だったぞ」
 「・・・・・・もう、疲れた。帰ろうか」
  ローがそう言うと、リルはコクコクと頷いた。倒したのは俺だけなのに二人ともそんなに疲れていたのだろうか?
 「そうだな。イオとリコはどうする?」
 「・・・・・・そういえば、さっき、精霊神様が呼んでた」
  おいっ!そういえばで良いのかよ!あっ、でもアイツなら大丈夫か。見た目に反して子供だからな。
 「そうか。寂しいけどまた呼ぶからな」
 「・・・うん。毎日呼んでくれても良いから」
 「分かった。じゃあな。『【送還】』」
  俺は召喚魔法と逆の魔法、送還魔法で二人を元に居たところに戻した。
 「よし、行くか」
  そして、俺達はギルドに向かって歩き出した。
 「あ、あのっ!」
  街に入るとローが真剣な顔をして声をかけてきた。
 「どうした?ロー」
 「私達とパーティを組んでくれませんか?」
 「俺でいいなら構わないぞ」
 「そうだよね。あんなに強いもんね・・・・・・・・・って、え?」
 「いや、良いぞって言ったが?俺が俺よりランクの上なお前達と組めるなら願ったり叶ったりだからな」
 「あ、ありがとう!」
 「・・・・・・良かったね。ロー、これで賢人の注「いけないのはこの口かな?」・・・・・・ごめんなさい」
 「わかればいいよ!」
  ローはまた般若を出して装備の短剣をリルの口元に添える。リルは何を言ったのだろうか?何も聞こえなかったが。
 
 「そういえば二人とも何歳なんだ?俺とあまり変わらないと思うんだが」
 「えっと、二人とも17歳です」
 「そうか。じゃあ俺と同じだな」
「え?そうなの?もう少し上かと思った」
  きっと、老けて見えるのでは無く大人の色気というものが出ていたのだろう。・・・俺はそう信じることにした。
 「ん?着いたみたいだな」
  それからも他愛のない話を楽しくしていると冒険者ギルドに着いた。
  そして、その戸を開けると中にいる冒険者達は一斉にこちらを見た。そして、口々に安堵の声を漏らしていく。
 「いったい、どうしたんだ?」
 「おっ、あんたら新入りかい?ってそこの二人は噂の双星か!」
  俺が戸惑っていると一人の冒険者が俺たちに喋りかけてきた。
 
 「双星?」
 「ああ、知らなかったのか?そこの嬢ちゃん達はわずか一ヶ月でEランクからDランクまで上がった期待の新人だぜ?」
 「へぇー、そんな凄かったんだな」
 「いやでも、賢人の見たら自信なくすよ」
  俺、そんなに大したことやってないぞ?  
  まぁいいか、それよりも。
 「何で皆こんな様子なんだ?」
 「それはだな。ある怪物が帰ってきて・・・・・・」
 「怪物?化け物なら知ってるんだが・・・」
 「化け物?まぁそれも合ってるか」
 「あら?賢人ちゃんじゃない!」
  ゾクッッ!!
  俺は背後に寒気を感じる。そして、聞き覚えのあるこのねっとりとした気持ち悪い声は・・・・・・。
 「ゲ、ゲラン」
  そう、そこには本名はゲラン、偽名はキャサリーノ、通称、化け物(怪物)がいた。
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コメント
カモメ
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