クラス転移でみんな勇者なのに俺だけ魔王だった件

ニートは引きこもりたい

冒険者たちの戦い

「ついに始まるのか。」

そう言いながら、俺は物見やぐらで外を見ていた。
何故こんな所にいるのかというと,
1日前

「ゼンは最初物見やぐらで戦況を見てほしい。」

「なんでですか?」

「ゼンの実力をまだ私たちは知らないし,なによりみんな自分の街は,自分たちで守りたいっていうからね。」

「大丈夫なんですか?」

「なめないでほしいね。
仮にも冒険者あの子たちはかなわない敵でも連携して倒してきた。
だから死ぬことはないよ。
それよりも連携を見て勉強してごらん。」

「わかりました。」

ということで最初は物見やぐらで見学になった。
街の外では冒険者たちが戦いの準備をしている。

「きたぞー!」 「かかってこいやー」
「気ひきしめろよ。」 「逃げんなよ」

どうやら始まったようだ。
ここから見えるだけで,ゴブリンロードが30体とネオゴブリンが10体いる。
対してこちらは冒険者70人ちょい。
絶望的だ。
まあ、対策をしてなければの話だが。

「グギャ?」 「ギギャ!」 

ゴブリンたちが冒険者と50メートルくらい
離れた所で止まった,否進めないのだ、これが作成の一つである結界だ。
まともに戦えば当然勝てない。
だけど,悪しき者は通れない結界を使えばゴブリンたちは進めず冒険者たちに攻撃もできない。
そして冒険者たちの魔法を使うための詠唱する時間も稼げる,まさに一石二鳥である。

「よっしゃー」 「作戦通りだ」 「今のうちに詠唱終わらせるぞ」

次々と冒険者が詠唱を終え魔法を打てる準備が整う,だが、この結界にもデメリットが1つある,それはこちらからも攻撃できないのだ。
しかし,詠唱さえ終われば魔法はすぐ打てるので打つ瞬間だけ結界をとけばそうデメリットでもない。
この作戦が面白いほどうまくいきゴブリンたちはなにもできずドンドン倒れていく。
このまま終わるかと思えたが、奥からいままでとは格が違う覇気がきた。
ついにゴブリンキングが動いたのだ。

「グオオオオオオッ!」

雄叫び1つで結界が卵のように割れた。
そして戦いは続き戦況が変わっていく。


すいません。遅れました。
そしてあけましておめでとうございます。
最近暇つぶしにもう一つ作品を増やしためこちらが疎かになってました。
本当に遅れてすいませんでした。

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