クラス転移でみんな勇者なのに俺だけ魔王だった件

ニートは引きこもりたい

旅立ち1

あの後カタリナの様子を見に行ったら酔い潰れがあまりにひどかったので、先に寝かせたらしい。
その後、強くなれって言われて魔王たちに3年間鍛えてもらった。
そしてある日,お昼を食べた後カタリナに呼び出された俺は、カタリナがいる部屋の前にいた。(呼び出されたけど何かあったのかな?)そう思いながらドアを開け部屋に入ったらカタリナが真剣な表情で待っていた。
「やっと来たか。まあ、適当な場所に座れ。」
とりあえず床に座った(こんな真剣なカタリナ見たことない。)
「まず,お前に言う事がある。そろそろ旅立つ時だ。」
「どこ行くんだ?」
「違う私とじゃないお前一人でだ。」
「えっ?俺一人で!」
「そうだ。私のお目付役はひとまず一旦終わりだ。これからは新人魔王は一人で考え行動するという事を学ばなければならない。それが旅立ちだ。」
急な事を言われどうすればいいか何も分からなかった。
「まあ、こんな事を言われても何をすればいいかわからないよな。と言うことで最初は私が旅立ちの目的を与えてやる。とりあえずお前には自分の従者がいない。だから従者を見つけ仲間にしろ。それがお前に今一番必要な事だ。」
「従者?」
「魔王には必ず自分の従者がいなければならない。従者の数は決まってないが、相手と自分に絶対な信頼感が必要とだけ言っておく。従者にする種族は決まってない。最悪人族でもいい。」
「つまり従者を見つけるまでは、ここに戻るなって事。」
「そうゆう事だが、別に従者ができたらすぐ報告なんて事はしなくてもいい。自分の好きな時に報告しに来い。私はそれまでここで待つという決まりがある。」
「そんな,俺なんかに従者ができるわけがない。俺は昔から人を本当に信用したことはなかった。」
「大丈夫だお前はスキルも弱いしなにもできそなさそうに見えるが私はお前に従者ができると信じてる。だから自信を持って行ってこい。いつまでかかっても魔王は歳とらないから心配すんな。」
そんな事言われたら行かなくてはいけなくなる。普段ダメ人間プリを見せてるからよりそう思う。
「とりあえず話はこれで終わりだ。出発は明日だからしっかり準備しとけよ。じゃあ部屋に戻れ。」
そう言われ部屋から追い出された。追い出された俺は、頭が真っ白になっていた。


遅くなってすみません。ちょっと新しく書こうと思っている作品のアイディアを考えていました。次回はもっと早く出せるように頑張ります。イイねしてくれたら嬉しいです。

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