“無能”から始まる世界最強

つかっちゃ

No.41 再開と別れ

ドアを開けた音に気づいた永田はそこに居た3人と一匹の変なグループを見た。3人とも美男美女でスタイルもいい。少し嫉妬から睨んでいるとある事に気付いた。

「………なぁ、あのさ、今入ってきたあの男、なんか見覚えねぇ?」
「ん〜?」

皆もちゃもちゃとご飯を頬張りながら永田が言った通りの方向をみた。

「…確かに言われてみれば見た事あるよう…な?」
「……う〜ん」

すると榮倉が手を上げて

「…なぁ、今からありえないこと言っていいか?」
「「「ん?」」」
「……あいつ、もしかして谷渕じゃねぇ?」
「「「は?」」」
「いや、あの目の感じとかめっちゃ似てるんだけど。あと髪型」
「それじゃあお前確認しに行ってこいよ」

そういって永田は榮倉を後ろから押した。




〜雅久目線〜
なーんかあいつらもしかして気付いたか?とクラスメイト達の反応を読みとっていた。
明らかにめんどくさそうな、嫌そうな顔をしていたので

「あやつらとは知り合いなのか?」
「……あれだよ、前言っただろう?クラスメイトだ」
「あれが雅久さんをいじめた奴らですか……殺ります?」
「お前なんか物騒になったな。あとこれは俺の問題だしもし近付いてきても何もするなよ」
「わかりました」「わかったのじゃ」
「そんじゃ飯食うか」

席について店員に注文した。雅久はステーキでリオは焼き魚、エマはカレーの様な料理を頼んでそれぞれ食事を楽しんだ。


食事を始めてから5分ほど。

「──ほんと、ダンジョンきつかったですよねぇ〜」
「あれはキツイというより気が滅入ったのじゃ。何処を見ても壁、壁、壁………」

すると榮倉がやってきた。

「ちょっといいかな」
「だめだ帰れ」

問答無用でお帰りしてもらおうと思ったが榮倉は雅久の顔をじーっと見ている。そして

「……おまえ、雅久だよな?」
「………」
「否定しないって言うことは認めたってことだよな」
「…………はぁ…だりぃ」
「は?……お前、見ない間に随分と太くなったな…」

榮倉は目を細めて雅久を見下ろしている。後ろにぞろぞろとやってきたクラスメイト達。全員、これが谷渕なのか、とその変わりように驚いている。

「えっまじ?これがあの谷渕なの?めっちゃイケメンじゃん」
「髪の毛も白くなってるし遂に厨二病極めたか?」
「なんか耳尖ってね?」

と口々に感想を言い始めた。そんなもの求めてねぇよ。すると榮倉の後ろからにやにやしながら出てきた永田。
こいつ確か勇者だったよな?口達者の雑魚キャラにしか見えないんだけど。

「なぁ谷渕ぃ…久々だな」
「………」
「見た目は変わってても中身は変わってねえんだろ?」
「…………はぁ」
「ちっ、ムカつく態度だなぁおい」
「なぁ永田、久々に殴ろうぜ?再開の挨拶によ」

ケタケタ笑いながら吉水が提案してくる。なぐられる気は無いのでダンジョンで入手した新たなスキルを使ってみようと思った雅久は立ち上がった。そして

「……てめぇら雑魚相手にするような時間はねぇんだよ察しろよ」

そして覇王を発動した。その瞬間殺気が物理的な圧力を感じるほどの量でレストラン内に広がる。遠くにいた客ですら腰が抜け失神してしまう人が居るくらいだ、近くにいたクラスメイト達は気は失わないまでも腰が抜け体が言うことを効かないほど震え上がり失禁してしまう者が多発した。

「キタねぇな…別の場所で食うか」
「そうですね。こんな雅久さんをいじめる奴らなんてゴミ以下の存在ですし見ているだけで吐き気がします」
「そうじゃな。実際見てみるとどれほど性根が腐っているのかがよく分かるのじゃ」

とリオとエマによる凍えるほどの視線。クラスメイト達はさらに震え上がり、これがとどめだったのか気を失う人も出始めた。
なので3人はリルを連れて別の席に行こうとしたらなんとか正気に戻った永田は

「……谷渕のクセにぃぃぃぃ!!!」

そういいながら聖剣を召喚し斬りかかってきた。雅久は呆れて

「…せっかく命は見逃してやったのにな」

そういい右腕だけを竜化させその黄金に輝く爪を以て永田に向かってひと振り。そして永田は突然声を発さなくなったと思いきや6つに引き裂かれ息絶えた。

「ちっ…食欲失せたな。もう二度と顔を見せるなよ」

そう言い残し店を後にした。

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コメント

  • 優しい心

    かっけー

    3
  • ノベルバユーザー166932

    やりますねぇ

    4
  • Mountain

    やるやん!

    7
  • ノベルバユーザー289825

    ソレナ

    7
  • HALかな

    なんか41話を読んでスッキリしました

    6
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