“無能”から始まる世界最強

つかっちゃ

No.34 クエスト完了



どうもUP主です。気づいた方が多いでしょうが、小説の絵を変えさせてもらいました。理由としては流石に単色だと物寂しい感じがしたからです。
これからも“無能”から始まる世界最強をよろしくお願いします。

ps.新しい小説書き始めました!こっちは気分転換程度なので内容は余り面白くないかもしれませんが、こちらもよろしくお願いします。





エマの場所に行き、帰ることを伝えようとして草木を掻き分けて行くと、すやすやと寝息を立てているエマと、その頭元で丸くなって寝ているリルも居た。
エマのつやつやした黒髪とリルのふさふさした金色の毛がいいコントラストを出していて、まるでそれが一つの絵のようだった。しかし、もう出発しないといけないのでゆっくりとエマをお姫様抱っこで抱え、リルの方はリオに頼んだ。
亜空間倉庫に簡易テントを直し、風魔法を自分自身の周りに纏わせ空を飛んだときに風圧を緩和し、そよ風程度まで押さえ込んで、二人で並んで飛んだ。

「エマはずるいのぅ…」
「ん?何がだ?」
「雅久にお姫様抱っこされて羨ましいのじゃ」
「なんだ。そんなことか。そんな事ならいつでもやってやるぞ?」
「やったのじゃ!なら今度お願いするのじゃ」
「あいよ。…そういえばこのレモラの鱗って何かに使えたりするもんなのか?」
「そうじゃな。まずはその鱗は神晶石と同等の力を秘めておる。この鱗一枚で一週間は遊んで暮らせる程の価値もな」
「へぇ、そんなレアなのか。取ってて正解だったな」

そんな事を言いながらこれで今度アクセサリーでも作って送ってやるか、などと考えるのだった。



海洋王国のギルドに戻り、

「討伐終わったぞ」
「「「「は?」」」」

と近くに居たギルド職員たちから唖然とされた。雅久の事は既に広まっているようで周りにいた冒険者達も注目してきた。鼻で笑ってありえないと一蹴するものも居れば、本当か?と疑いの目を向けてくる人が居た。

「えと、証拠はありますか?なにかレモラの一部だとか…」
「ん?それならレモラの鱗があるぞ。倒したあとにほぼ全て剥ぎ取っておいたからな」
「え!?!?!!見せてもらえませんか!?」
「ああ。構わない」

そういって雅久はイヤリング型の亜空間倉庫を光らせ、大体10枚ほど取り出した。すると周りの冒険者、ギルド職員が目を剥いた。

「!!!!こ、これ!ほ、ほ、本物ですか!?!???」
「本物以外に何がある?」
「ちょ、ちょっと失礼します!」

そういってギルド職員が手に真っ白な手袋をして一つ一つ確認した。

「……本物、です…!」

すると周りの冒険者達が騒ぎ出した。

「まじかよ…」
「あいつ一人で倒したのか!?」
「イケメン……○ね」
「しかも美女ずれかよ…片腕にも眠り姫を抱いてやがる……」
「まじであの二人かわいくね?タイプなんだが」
「それわかる…目の前でああもいちゃつかれるとか拷問かよ…」
「もう片方の女の抱えてるあのモンスターなんだ?見たことねえぞ」

などと色々言われた。主にリオとエマ関係で。あとリルも少し注目されているようだ。そろそろ他の冒険者たちの目線もしつこくなってきた頃だし鱗を倉庫になおし帰ろうとすると

「あっ!待って下さい!保安部の方に報告しないといけないのですが…」
「面倒くさいな。ならこれ渡してどうにかしとけ」

と、鱗を一枚だけ取り出し指弾きして渡した。そしてそのままギルドをあとにして、

「リオ、どっか行きたい場所あるか?」
「そうじゃのう…ならばここから近い場所にダンジョンがあるのじゃが、ちっとばかし腕試し程度に入ってみんかの?」
「そんなダンジョンって手軽に入れる場所じゃないだろ。まあ、リオが行きたいってんなら断る理由もない。ついでにエマの修行にもなるしな」
「なら決まりじゃ!」

そういってリオは翼を出し、先に空中に向かった。
次はダンジョン攻略だ。

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コメント

  • ノベルバユーザー259311

    おもしろすぎるこれからも頑張ってください

    4
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