“無能”から始まる世界最強

つかっちゃ

No.31 討伐クエスト2

リオ達が寝てから雅久は森を散策しつつレモラが出没しないか見回っていた。と言っても雅久には気配感知のスキルがあるのでちょっと歩くだけでどこにモンスターが湧いているのかが分かるのだが。
見回り始めて凡そ30分程したとき、とあるモンスターが気配感知にかかった。しかし、この辺の魔物にしては生命力が弱い気がする。雅久は気になり駆け足程度でその方向に向った。駆け足といってもオリンピック選手も真っ青な速度で。

気配がした方向に向かうと血塗れになった毛をしおらせて、横倒れて居る1匹のモンスターが居た。しかし、今まで見た事がないモンスターだった。鑑定を使って見てみると



カーバンクル  Lv.2

体力       7/50
魔力       1/10
攻撃力    8
防御力    9
敏捷力    10

使用可能魔法
火,光(回復)

スキル
言語理解,幻術


〚カーバンクル〛
唯一回復魔法が使える魔物。滅多に見つからない超希少種の内の一種。猫の仲間。成長すると天災級の魔物になると言われているが定かではない。


へぇ、見たことなかったのは珍しいからか。言語理解があるってことは俺の言葉も通じるのか?
などと思っているとカーバンクルがピクっと動いた。なので話しかけてみる。

「おい、俺の言葉が分かるか?」
「……」
「あ、そうか。理解はしても俺がわからねえ」

肝心な事を忘れていた。そもそも雅久も言語理解を持っているが魔物の声なんて一切わからない。カーバンクルはどうなんだ?と思っていると

「…………きゅ」

なんか目線からして理解しているようだった。そしてなんか助けを求めてるようにも思った。なので雅久の光魔法で回復魔法を使って、ついでに水魔法の応用で毛を綺麗にして火魔法で乾かしてやった。すると血で赤かった毛は綺麗な金色になった。おでこにはどんな宝石よりも綺麗な金色に光る宝石が付いていた。するとそのカーバンクルはまんまるの目をうるうるさせて、雅久に猫のように頭を足に擦り付けてきて甘えてきた。
なのでしゃがんで頭を撫でてやると気持ちがいいのか目を細めて耳をぴこぴこさせていた。回復も出来たようだし雅久が帰ろうとするとカーバンクルは置いていかれるのが嫌だったのか

「!!きゅ!きゅきゅ〜!!」
「ん?なんだ?」

と雅久を引き止めて目をじーっと合わせてきた。何となくだがわかる。すなわち「連れて行って!」と伝えたいようだ。

「…はぁ…仕方ない。別に一匹増えたところで何か変わるわけでもないしな」
「きゅ〜!」

とまた甘えてきたので抱え上げて方の上に乗せた。すると嬉しいのか耳をぺろぺろと舐めて来た。そして頭の上に乗ってきてそこで留まった。
なので雅久もそのままに二人のもとまで歩いて帰った。

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コメント

  • 海神龍激

    カーバンクル...?なんかどっかで聞いたことあるような...?
    あぁぷよ●よか...。

    0
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