“無能”から始まる世界最強

つかっちゃ

No.17 獣人の国

「まずはどこに向かうのじゃ?」
「そうだな〜…やっぱり獣人の国には行ってみたいな」
「獣人かえ?それまたなぜなのじゃ?」
「異世界に来たらケモミミを見るのは当然だろう?」
「よく分からん考えじゃな」
「俺の世界じゃそれが当たり前なんだよ、多分」
「まぁいいと思うぞ?因みにここから一番近い獣人の国と言えばレギン獣王国がいいぞ」
「ならそこに行ってみるか」

そう。まずはケモミミを見に行かないとな。異世界に来たらケモミミを拝むべし。これ基本な?

「それにしても一番近いって言ってもどのくらいかかるんだ?」
「馬車で5日じゃな」
「だるいな。何か移動手段考えるか」
「飛べばすぐじゃぞ?」
「ドラゴンになるのか?」
「いや、部分竜化で羽だけ出すのじゃ」
「なるほどな。やったことないけど試してみるか」

羽を出すってどんな感覚なんだ?背中に意識を集中すればいいのか?
背中に意識を集中させてみるとすぐにまっ白な神々しさを放っている羽が出てきた。

「おっ成功したな」
「…やはり美しいな…」
「そうなのか?個人的にはリオの羽のほうが好きなんだけどな」
「そう言われると照れるのう」

とリオは頬を染めた。そしてやはり見とれてしまった。くそう、狙ってるのか?

「おほん!じゃあ行くか!」
「そ、そうじゃな!獣王国はあっちなのじゃ」

と言い、リオが先に飛び立った。なので俺もあとからついていくように飛び立った。
初めて空を飛ぶという感覚に おお… と少し感激するのだった。

「どうじゃ?空を飛ぶ感覚は?」
「いいな。青空を飛ぶ感覚がこんなにも爽快だなんてな…」
「そうじゃろう!ええじゃろええじゃろ!」
「ああ。こうやってリオと並んで飛んでるのもなかなか良いもんだな」
「っ……」

横を見ると顔が真っ赤になっていた。今思うと俺すっごく臭いこと言ったな…と雅久も顔が赤くなったのだった。
そんなこんなで2時間飛んでいると獣王国が見えてきた。

「お、見えてきたな」
「そうじゃな。やはり記憶にあるのと随分変わっているなぁ」
「一体お前の記憶にあるのはいつの事なんだか」

そして獣王国のすぐ近くに着地して羽を隠した。






関所に行き冒険者カードを見せ、何事も無く獣王国に入ることが出来た。獣王国なので当然なのだがやはり沢山の獣人が賑わっていた。頭が完全な動物のそれで体は人間だったり、ラノベでよくあるような人型にケモミミ、ケモシッポがついている人も居た。

「おおおお…これが本物のケモミミか…感動するな…」
「ほれほれ、ケモミミなら沢山これからも見れるんじゃし中の方にいくぞ」
「そうだな。街の方にも興味があるからな」

そういって街に向かった。獣王国は王国や公国と違って木で出来た家や建物が多かった。そして周りが森なので肉や野菜、果物が沢山売られてて途中でりんごのようなものを購入し、片手に齧りながら見回っている。

30分くらい見回っていただろうか。少し郊外に近付いた頃、突然

──────キャァ!!!誰が助け──

「!なにか聞こえたな」
「行ってみるか?」
「ああ。聞こえたのに無視できるほど腐っちゃいないのでな」
「ふっそうじゃな。それでこそ雅久じゃ」

そういって声が聞こえた裏路地に向かって走り出した──

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コメント

  • 榎倖生

    ケモミミ見るのは当然

    0
  • 海神龍激

    カラ当然なんだよなぁ 
    異世界いったら一番にけもみみだよなぁ

    0
  • カラ

    異世界ものってみんなケモミミ好きだよね

    1
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