“無能”から始まる世界最強

つかっちゃ

No.16 武器創造

さて、じゃあ本題である武器を作るか。

うーん…素材はあるからあとはイメージなんだがどんなものにしようか…
異世界に来る前は結構ラノベとか色々読んでたから知識はあるんだけど結構迷うな…
よし、厨二心を満遍なく使おう!
まずは全体像だが剣の側面は黒光りのドラゴンの刻印を入れ禍々しい感じで、赤黒い柄にして……

色々試行錯誤をしつつ完成したのは全体が黒光りしていて自分が思っていた以上に禍々しいオーラを放っている。刻印であるドラゴンの目からは赤いラインがいくつも入っていて脈打っている。例えるなら東京○種の目の様だ。

「うおおぉ…めっちゃかっこいいな」
「なんだか凄いオーラを放っておるのぅ…」
「性能はどうなんだ?」

試しに軽〜く剣を振ってみた。ほとんど自由落下に任せてただ剣を振っただけなのに直線状にあった直径3m程の木々が10本ほどきれいに切れて倒れてきた。

「…凄まじいな」
「ここまでの切れ味とは…もしやこれは魔剣なのかえ?」
「見てみる」

メーティスに見てもらうとやはり魔剣だった。しかし普通の魔剣ではなくほとんど神器だと言っても過言ではない程の性能みたいだ。

「やっぱり魔剣だな。でもほとんど神器だ」
「なに!?神器じゃと!?それはまた凄いものを作りおったのお。流石神竜様じゃ」
「神竜いうな。たまたまだろう」
「たまたまで神器を作れるとは思わないんじゃが。まぁそれよりもその剣の名前は無いのか?」
「無いな。自分で作ったんだし自分で付けるか」

この剣の名前か…

「そうだな…元いた世界の神話からとって“魔剣ベガルタ”でいいかな」
「ベガルタ、か。うむ、いい名じゃな!」
「さて、俺は今の所この武器で事足りそうだし次はリオの分だな。何がいい?」
「そうじゃな…妾は近接より魔法が得意じゃから杖がいいな」
「わかった。作ってみる」

杖か…リオも竜族だし竜をモチーフで良いかな。見た目にも合うように主な色は白色系かな。リオは銀髪でいつも白色に近い色の着物を着ているしな。

そして出来上がった杖は細い持ち手に細かいダイヤモンドの様な色、見た目にした神晶石を散りばめ、先端には三日月を付けその三日月にドラゴンの刻印、三日月の中の方には水色の宝石を浮かせている。魔法に使うこともあり持ちての方に魔法の威力を大体10倍まで上げられる刻印もしている。
全体的に神々しくできた自信作だ。

「おお…これはまた美しいのができたのじゃ…」
「こんなもんだろ。神々しさがあるが見てみるとやっぱり俺の剣と同じで魔杖だったな」
「名前をつけてたもう。妾じゃなく雅久につけてほしいのじゃ」

上目遣いで言ってくる。くそう、見とれるじゃないかッ!

「名前か…“魔杖カドゥケウス”でどうだ?」
「うむ!良い名じゃ!ありがとうの、雅久」
「ああ」

そうして武器の創造は終わった。

「さて、これからどうしようか」
「そうじゃな〜特になにもする事がないからのぉ」
「そうなんだよな。…そうだな、これからは色んな国を巡る旅ってどうだ?」
「おお!ええのう!ずっと封印されておったから最近の国がどうなってるのか知りたいしの!」
「そうと決まれば今から行くぞ!」
「うむ!」

そうしてこれから世界を巡る旅に出る事になったのだった。

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