黒竜転生〜ドラゴンに転生した男の物語〜

GдЙ

49話 旅の老人

あれからどのくらい時間が経っただろう、一分、一秒がとてつもなく長い、時間が惜しい、いつになったらこの魔法陣消えるんだよ!

「くそっ!」

ガサガサ、、

地面を思い切り殴った直後に近くの草むらから気配を感じた、、

「だ、誰だ!」

「あいたた、、木の枝がケツに刺さったわい、、ん?」

草むらから出てきたのは白髪の老人だった

「お主、魔法陣なんかに入って何をしておる?囚われ身なのかい?」

「い、いや、別に捕らえられたわけじゃない、儀式の途中って感じかな、あんたは、、エルフってわけじゃないな、誰だ?」

「わしか?わしの名はシルバ、まあ、老後することなくただ旅をしている老人じゃよ、、ん〜、見た感じお主ドラゴンじゃな?」

な、このおっさん、

「ドラゴンの力を封印する為にエルフの封印の魔法で封印中って感じかな?」

「おっさん、何者だよ?只者じゃないな、」

「まあ、それなりに長生きしとるからな、、ワッハッハ!」

でもこのおっさんからは魔力も感じねー、ただの知識のある老人とも思えねーけど、、

「しかし、その魔法陣もう少し時間かかりそうだな、退屈だろ?」

「退屈っていうか、早くこの魔法陣が消えてくれないと、、」

「ん?何か急ぎの用事でもあるのか?」

「早くしないと、、仲間が殺されてしまう、」

「どういうことだ?」

俺は今までの経緯をシルバに話した。不思議とこのおっさんに警戒心はなかった。

「なるほどな、そのハーフエルフの娘を助けるために早くこの魔法陣からでなければいけないということか、」

「ああ、本当はこうしてる場合じゃないんだ、」

「気に入った、わしが力を貸してやろうか、え〜と名前はなんだったか?」

「あ、ああ、ルークだ、」

「ルーク、、懐かしい名前だな、英雄と同じ名前か、」

「力っておっさんどうにか出来るのか?」

「まあな、ただのおっさんってわけではないからな、」

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