黒竜転生〜ドラゴンに転生した男の物語〜
45話 ハイゼン
「準備が出来たわ、早速始めましょうか、」
扉が開きマルシアが入ってきた。
「ああ、お願いするよ!」
「何かあったのかい?」
「何も無いよ、、、ただ俺の中で決意っていうのかな、何かが変わった気がする、」
マルシアは何かを悟ったように笑った。
「そうかい、、、」
外に出ると大きく複雑な魔法陣が出来上がっていた。
「中央の円の中に入って座ってくれ、結構時間かかるからそのつもりで、」
「分かった、」
魔法陣の中に入り座るとマルシアは本を取り出した。そうして本の内容を読み始めた。すると魔法陣が光りだしその光がルークの体を包んだ。
少し経つと体の中にある魔力が抑えられてる感覚が駆け巡った。
「君のドラゴンとしての魔力を一から封印しているの、それから一般的な魔力だけ解放してあげるわ、」
「封印の間はここから出ないでね、中途半端な封印は何が起こるかわからないから、」
「分かった、それでどのくらいで終わるんだ?」
「ドラゴンの魔力よ、そんなすぐに終わるわけないじゃない、そうね、1日はかかるかしら、」
「1日!?そんなかかるのかよ?」
「あのね、ドラゴンの魔力をたった1日で封印するのよ、私じゃなかったら1ヶ月でも早い方よ」
「ま、まじかよ、まあ、それなら随分早いな、、」
「まあ、辛抱強く待つことだね、」
魔法陣の中に入り半日が過ぎただろうか、日が落ち、辺りが暗くなってきた。ルークが異変に気付いたのはその時だった。
「囲まれてる、、」
マルシアも気づいたのか家から出てきた。
「ルーク!」
「分かってる、」
いつのまにか周りをエルフの軍に囲まれていた。
「動くな!侵入者ども、抵抗すれば容赦はしない!」
「マルシア様も動かないで下さい、あなたにも侵入者を擁護したとして容疑がかかっています、」
「これは一体どういうこと?」
「どういうことなのかはこっちが知りたい、どういうことだマルシア?」
エルフ達が道を開けると一人の男が現れた。
「ハイゼン、、」
「ハイゼン様、、」
「エルフィア、久しいな、よくものこのこと戻って来れたものだな、この裏切り者が、」
エルの怯えよう、あいつがハイゼンか、
「お前の顔を見るとこの腕が疼くわ」
くそっ!どうする、今俺はこの円の中から出ることが出来ない、
「見た感じだとこれは封印の魔法か、この者の何を封印しているのかは分からんが魔法陣が光り輝いている間はお前は出ることが出来ない、、いい機会だその中から指を咥えて見ているがいい、」
ハイゼンが顎でほかのエルフ達に合図をするとエルを捕らえた。
「エル!マルシアさん!エルを!」
「すまない、、私にはどうすることも出来ない、」
マルシアは苛立ちを隠せないでいた。
「ルーク、心配しないで!あなたは封印に専念して、」
「くそ!この、、、いっ!」
魔法陣から出ようしても出られなかった、
「ほんとに最悪のタイミングで、、」
「エル〜!」
「エルを助けるです!」
「ネネ、モモ、やめろ!」
ネネとモモはハイゼンに飛びかかった。
「ライトニング」
「きゃあ〜!」
ハイゼンが魔法を唱えると電撃がネネとモモを襲った。ネネとモモは体が麻痺し、動けなくなった。
「かなり弱めに撃ったのだがな、まあこんなものだろう、」
マルシアは二人に駆け寄り回復魔法をかけた。
「ハイゼン、エルフィアをどうするつもり?」
「侵入者を手引きした裏切り者として処刑するさ、その魔法陣に入っている者にはその魔法が終わるまでこちらも手がだせんからな、獣人二人と一緒にこの裏切り者を処刑した後に殺しにくるさ、」
そういうとハイゼンは去っていった、エルもそのままエルフ達に連れて行かれてしまった、
「ルーク、ごめん、ね、」
扉が開きマルシアが入ってきた。
「ああ、お願いするよ!」
「何かあったのかい?」
「何も無いよ、、、ただ俺の中で決意っていうのかな、何かが変わった気がする、」
マルシアは何かを悟ったように笑った。
「そうかい、、、」
外に出ると大きく複雑な魔法陣が出来上がっていた。
「中央の円の中に入って座ってくれ、結構時間かかるからそのつもりで、」
「分かった、」
魔法陣の中に入り座るとマルシアは本を取り出した。そうして本の内容を読み始めた。すると魔法陣が光りだしその光がルークの体を包んだ。
少し経つと体の中にある魔力が抑えられてる感覚が駆け巡った。
「君のドラゴンとしての魔力を一から封印しているの、それから一般的な魔力だけ解放してあげるわ、」
「封印の間はここから出ないでね、中途半端な封印は何が起こるかわからないから、」
「分かった、それでどのくらいで終わるんだ?」
「ドラゴンの魔力よ、そんなすぐに終わるわけないじゃない、そうね、1日はかかるかしら、」
「1日!?そんなかかるのかよ?」
「あのね、ドラゴンの魔力をたった1日で封印するのよ、私じゃなかったら1ヶ月でも早い方よ」
「ま、まじかよ、まあ、それなら随分早いな、、」
「まあ、辛抱強く待つことだね、」
魔法陣の中に入り半日が過ぎただろうか、日が落ち、辺りが暗くなってきた。ルークが異変に気付いたのはその時だった。
「囲まれてる、、」
マルシアも気づいたのか家から出てきた。
「ルーク!」
「分かってる、」
いつのまにか周りをエルフの軍に囲まれていた。
「動くな!侵入者ども、抵抗すれば容赦はしない!」
「マルシア様も動かないで下さい、あなたにも侵入者を擁護したとして容疑がかかっています、」
「これは一体どういうこと?」
「どういうことなのかはこっちが知りたい、どういうことだマルシア?」
エルフ達が道を開けると一人の男が現れた。
「ハイゼン、、」
「ハイゼン様、、」
「エルフィア、久しいな、よくものこのこと戻って来れたものだな、この裏切り者が、」
エルの怯えよう、あいつがハイゼンか、
「お前の顔を見るとこの腕が疼くわ」
くそっ!どうする、今俺はこの円の中から出ることが出来ない、
「見た感じだとこれは封印の魔法か、この者の何を封印しているのかは分からんが魔法陣が光り輝いている間はお前は出ることが出来ない、、いい機会だその中から指を咥えて見ているがいい、」
ハイゼンが顎でほかのエルフ達に合図をするとエルを捕らえた。
「エル!マルシアさん!エルを!」
「すまない、、私にはどうすることも出来ない、」
マルシアは苛立ちを隠せないでいた。
「ルーク、心配しないで!あなたは封印に専念して、」
「くそ!この、、、いっ!」
魔法陣から出ようしても出られなかった、
「ほんとに最悪のタイミングで、、」
「エル〜!」
「エルを助けるです!」
「ネネ、モモ、やめろ!」
ネネとモモはハイゼンに飛びかかった。
「ライトニング」
「きゃあ〜!」
ハイゼンが魔法を唱えると電撃がネネとモモを襲った。ネネとモモは体が麻痺し、動けなくなった。
「かなり弱めに撃ったのだがな、まあこんなものだろう、」
マルシアは二人に駆け寄り回復魔法をかけた。
「ハイゼン、エルフィアをどうするつもり?」
「侵入者を手引きした裏切り者として処刑するさ、その魔法陣に入っている者にはその魔法が終わるまでこちらも手がだせんからな、獣人二人と一緒にこの裏切り者を処刑した後に殺しにくるさ、」
そういうとハイゼンは去っていった、エルもそのままエルフ達に連れて行かれてしまった、
「ルーク、ごめん、ね、」
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