黒竜転生〜ドラゴンに転生した男の物語〜
41話 エルフィアの過去Ⅱ
「くっ!ここもやばいわね、お父さん!お母さん!もっと街から離れて!」
「エル!お前も早くここから離れるんだ!」
大丈夫、私がいればここは安全だわ、
エルの住んでる街の方にも魔族は進行してきていた。戦うエル達の元に一人のエルフが駆けつけてきた。
「おい!エルはいるかぁ〜!?すぐに街の方へこい!これは命令だ!」
「えっ?でもそれじゃこっちの街が、」
「中央の街の方が大事だ!早く来るんだ!」
「で、でも私がいなくなったら、、ここにはお父さんとお母さん以外戦えるエルフがいないのに、」
「エル!行け!」
「お父さん、、」
「ここは大丈夫だ!お前は中央の街を救ってこい!」
そう言って笑うお父さんとお母さんの顔を見たのが最後だった。
泣きながら中央の街に応援に行くとかなりの魔族がいてたくさんのエルフが倒れていた。
「うそ、、エルフがこんな簡単にやられるなんて、、、」
「我が名はアスモデウス、上位悪魔の一人である、まあ、エルフと言えどこの俺が相手ではこんなものか、」
「アスモデウス、だと、そんなやつが何故、、」
「懐かしいな、ハイゼン、お前の様な化け物がこの国に残っているとはな」
「アスモデウス、、、あの時わしはお前に勝てなかったが今では違うぞ!」
一瞬だった。アスモデウスの姿が消えたかと思うとハイゼンの左手が吹き飛んだ。
「ぐはっ!、、」
「遅いな〜老いぼれめ、」
私は圧倒的な魔力とエルフ最強と言われるハイゼンがやられたという現実から恐怖し、動けなくなった。
「え、エルフィア、、、戦うんだ、、」
「私には無理、、、こ、怖い、、」
「エルフィア、、おい、、」
エルはうずくまり固まってしまった。
どれくらい経っただろう、街が静かになっていた。ふと我に返ると街の様子が大変なことになっていることに気づいた。
「は、ハイゼン様、大丈夫ですか?」
「き、貴様、、この臆病ものめ、、、」
そう言い残しハイゼンは気を失った。
当然だ、私は何もできなかった、きょうふで動けなかった、、
「お父さん、お母さん、」
ふと思い出し、自分の家がある方に急いだ。
お願い、、無事でいて、お父さん、お母さん!
急いで走って戻って私は現実を受け止めることができなかった。お父さんとお母さんは倒れていた。しかし、気絶しているだけとは思えなかった。そこには大量の血があったからだ。
「お、お父さん、、、」
お父さんの体はとても冷たかった。
「お母さん、、、」
いくら揺すっても二人は動かない。理解したくは無かった、、けど理解してしまった。もう二人は、、、そう分かってしまうと悲しみや後悔という感情が脳裏を駆け巡り涙がこぼれ落ちた。
「う、、うわぁぁぁぁん!」
守れなかった、私は何て無力なんだろう、ごめんなさい、ごめんなさい、、、謝るしかできなかった。
そういうことがあって私は兵器として役に立たなかったとエルフの国から追放されたの、、
「エル!お前も早くここから離れるんだ!」
大丈夫、私がいればここは安全だわ、
エルの住んでる街の方にも魔族は進行してきていた。戦うエル達の元に一人のエルフが駆けつけてきた。
「おい!エルはいるかぁ〜!?すぐに街の方へこい!これは命令だ!」
「えっ?でもそれじゃこっちの街が、」
「中央の街の方が大事だ!早く来るんだ!」
「で、でも私がいなくなったら、、ここにはお父さんとお母さん以外戦えるエルフがいないのに、」
「エル!行け!」
「お父さん、、」
「ここは大丈夫だ!お前は中央の街を救ってこい!」
そう言って笑うお父さんとお母さんの顔を見たのが最後だった。
泣きながら中央の街に応援に行くとかなりの魔族がいてたくさんのエルフが倒れていた。
「うそ、、エルフがこんな簡単にやられるなんて、、、」
「我が名はアスモデウス、上位悪魔の一人である、まあ、エルフと言えどこの俺が相手ではこんなものか、」
「アスモデウス、だと、そんなやつが何故、、」
「懐かしいな、ハイゼン、お前の様な化け物がこの国に残っているとはな」
「アスモデウス、、、あの時わしはお前に勝てなかったが今では違うぞ!」
一瞬だった。アスモデウスの姿が消えたかと思うとハイゼンの左手が吹き飛んだ。
「ぐはっ!、、」
「遅いな〜老いぼれめ、」
私は圧倒的な魔力とエルフ最強と言われるハイゼンがやられたという現実から恐怖し、動けなくなった。
「え、エルフィア、、、戦うんだ、、」
「私には無理、、、こ、怖い、、」
「エルフィア、、おい、、」
エルはうずくまり固まってしまった。
どれくらい経っただろう、街が静かになっていた。ふと我に返ると街の様子が大変なことになっていることに気づいた。
「は、ハイゼン様、大丈夫ですか?」
「き、貴様、、この臆病ものめ、、、」
そう言い残しハイゼンは気を失った。
当然だ、私は何もできなかった、きょうふで動けなかった、、
「お父さん、お母さん、」
ふと思い出し、自分の家がある方に急いだ。
お願い、、無事でいて、お父さん、お母さん!
急いで走って戻って私は現実を受け止めることができなかった。お父さんとお母さんは倒れていた。しかし、気絶しているだけとは思えなかった。そこには大量の血があったからだ。
「お、お父さん、、、」
お父さんの体はとても冷たかった。
「お母さん、、、」
いくら揺すっても二人は動かない。理解したくは無かった、、けど理解してしまった。もう二人は、、、そう分かってしまうと悲しみや後悔という感情が脳裏を駆け巡り涙がこぼれ落ちた。
「う、、うわぁぁぁぁん!」
守れなかった、私は何て無力なんだろう、ごめんなさい、ごめんなさい、、、謝るしかできなかった。
そういうことがあって私は兵器として役に立たなかったとエルフの国から追放されたの、、
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