黒竜転生〜ドラゴンに転生した男の物語〜

GдЙ

2話 死

確か、俺は家でレポートをやっていたはずだったが、そうだ、彼女との待ち合わせで急いで家をでたんだ。それから信号を渡って、

「赤だけど車きてないし渡ろう」

「あいて!靴ひもほどけちゃったよ、急いでたから結び方悪かったのかな?」

ブーーーン

「たくっ、勘弁してくれよ、急いでるのに、」

イヤホンをしていた俺はトラックがきていることに気づかなかった。

キキ~ッ!、、、、、

「痛い、体中が熱い、なんだこのヌルヌルするの、」

自分の手を見てみると真っ赤に染まっていた。

「うわ~やっちまった!人引いてしまった。おい!!大丈夫か兄ちゃん!!誰か~救急車!!」

これは俺の血なのか?体の至るところが熱いし意識もモヤモヤする。なんだろう、このおじさんが何言ってるのか分からない。このおじさん誰だろう?どうでもいいか、あれっ?さっきまでの痛みがなくなった。寒い、なんだ今度はすごく体が寒い。夏なのになんでだ?まるで血の気が引くような。そうか本当に血の気が引いているのか。当たり前だこんなに血が出てるんだから。

俺、死ぬのかな?まじかよ、なんの変哲もない人生だったな、生まれ変わったらもっと楽しく生きよう。さよなら俺の普通の人生。

コメント

  • サトゥー

    運転手可哀想すぎて言葉が出ない

    0
  • スライム好きなスライム

    南無阿弥陀仏

    1
  • 東雲さん

    いや、赤信号なのに渡るなよ

    2
  • 獣王メコン川

    異世界転生系のトラックの運転手は皆可哀想

    4
  • ア〇シズ教の元締めの女神

    トラックの運転手かわいそう

    6
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