チート×異世界転移=最強・・・?
第28話 寝室問題
俺達はグリン家から宿に戻った後、就寝までは別行動したいというリリィの要望もあり、自由になった。
俺と勝は特に行きたいところもなかったので部屋にいることにしたが、リリィは今日街を回っていて気になった店があったみたいだ。
まぁリリィも強いし、付き添いとかは要らないだろう。
そう考えて、単独行動を許可した。
「うーん、リリィが行きたかった店ってなんだろう...?」
「わからんが、多分女子が行くような店なんだろう。俺達がそこについて行っても気まずいだけだからな。」
「そうだね。あ、そうそう今日の話なんだけどさ...」
などと、今日のパーティのことを話しながら時間を潰していた。
「『CRAZYWORLD』。リリィよ。開けてちょうだい。」
「はいはいよっと。それで?どうしたんだ?」
「今日決闘してみた感想はどう?」
「そうだな。まぁそんなに強くはないと見るよ。ただ、相手の初撃は手加減していたはずだし、魔法も使ってこなかったから、俺とあの子は五分五分くらいだな。」
「ん。分かった。あの子と戦うことになったらがんばってね?」
「ああ、任せろ。そこは多分大丈夫だ。 今日の戦闘の中でも得る物があったしな。」
「あと一つだけ。息子さんにはバレてないのよね?」
「オルタスとヘリスにはバレてないと思うぞ。ただ、うちの付き人で1番の古株の執事には勘づかれてるかもしれないな。だが、あいつは話せばわかってくれる相手だ。中々の実力者だし、もしかしたら乗ってくれるかもしれないな。」
「なるほど。じゃあ私はこれで。ありがとう。」
「ああ。またそのうち、情報交換しよう。」
「ええ。その時も、この場所で。」
そう言うと、その2人は別れた。
「ただいまです!」
リリィが帰ってきた。
「おー、おかえりリリィ。どこに行ってたんだ?」
「どこにですか?秘密です〜。」
「お、おうそうか。ところで...寝る位置どうする...?」
「えっ。」
そう、何を隠そう、この部屋は同じ部屋にベッドが3つある構造なのだ...!
「え、えーっと...そ、そうですね...私ここで寝てもいいです...よ...?」
そう言ってリリィはソファを指さす。
「う、うーん。本当は男がソファで寝るべきなんだが...2人居るからな...」
「別にお2方が嫌じゃなければ、同じ部屋でもいいのですが...」
なんだそれ!?それはまずい...
いや待てよ、ここで断ったら俺達がリリィのことを嫌っているみたいに取られてしまうのではないか...?それはまずい。
「う、うーん。圭吾はどうするつもり?」
「俺か?俺はリリィと勝が嫌じゃないなら同じ部屋でもいいが?どうせこの先こんなことなんて何度もあるだろう。」
なんの抵抗もないような言い方をしたつもりだが...どうだ?
「うーん、僕はいいよ。」
「私もいいです...」
何故かリリィが落ち込んだような表情をしている気がするが...気のせいか...?
「わ、分かった。この案で行こう。」
その日の夜は特に何事もなく終わりました。
次の日
「おはようございます、ケイゴ様、ショウ様。」
「おはようリリィ。相変わらず早起きだな。」
「うーん。みんなおはよぉ。」
「私寝起き用になにか飲み物持ってきますね。」
「ああ、ありがとう。助かるよ。」
そう言うと、リリィは部屋から出ていく。
「勝。起きろよ。」
勝は朝が苦手なので、一応釘をさしておく。
「う、うん、わかってるよぉ。」
と、言いつつ目をつぶろうとするな!
まぁいいか。今日は国王との謁見だ。眠気は絶対に飛ばしておいた方がいいしな。
...いや待てよ、眠気の飛ばし方はほかにもあるな...
「『ウォーター』!」
俺はしょうの顔面目がけて、水属性で1番弱い、ただ水を作り出すだけの魔法を唱えた。
「うぎゃぁぁぁ!冷たぁぁ!な、何するんだよ圭吾!」
「いや、勝が2度寝しそうだったからな。起きるのを手伝ってあげたんだよ。感謝したまえ。」
「うぅ。分かったよ、起きるよぉ。」
顔に水を浴びた勝は、洗面台に向かった。
「お待たせしました...って、ショウ様は?」
「あー。あいつなら洗面台に向かったぞ。それより、お茶、ありがとう。」
「あ、いえ...」 
リリィは勝のことが気になったみたいだが、元々勝は朝起きるのが苦手だと知っているし、直ぐに起きれるのはいい事だとも思ったので、特に何も言わなかった。
「さーて。今日の予定は、午前中に国王との謁見だよな?」
「はい、そうですね。緊張してきました...」
「まぁ、いつも通りにしていればいいだけさ。」
俺はリリィの緊張をほぐすために頑張る。
「えへへ、そうですよね。じゃあ、私は着替えてきますね。ケイゴ様も、早く着替えた方がいいですよ。」
「そうだな。ありがとう。」
そう言って、リリィは部屋から出ていった。
新年、あけましておめでとうございます。
今年は、1週間に3話投稿を目標にして参りますので、応援していただけるとありがたいです。
俺と勝は特に行きたいところもなかったので部屋にいることにしたが、リリィは今日街を回っていて気になった店があったみたいだ。
まぁリリィも強いし、付き添いとかは要らないだろう。
そう考えて、単独行動を許可した。
「うーん、リリィが行きたかった店ってなんだろう...?」
「わからんが、多分女子が行くような店なんだろう。俺達がそこについて行っても気まずいだけだからな。」
「そうだね。あ、そうそう今日の話なんだけどさ...」
などと、今日のパーティのことを話しながら時間を潰していた。
「『CRAZYWORLD』。リリィよ。開けてちょうだい。」
「はいはいよっと。それで?どうしたんだ?」
「今日決闘してみた感想はどう?」
「そうだな。まぁそんなに強くはないと見るよ。ただ、相手の初撃は手加減していたはずだし、魔法も使ってこなかったから、俺とあの子は五分五分くらいだな。」
「ん。分かった。あの子と戦うことになったらがんばってね?」
「ああ、任せろ。そこは多分大丈夫だ。 今日の戦闘の中でも得る物があったしな。」
「あと一つだけ。息子さんにはバレてないのよね?」
「オルタスとヘリスにはバレてないと思うぞ。ただ、うちの付き人で1番の古株の執事には勘づかれてるかもしれないな。だが、あいつは話せばわかってくれる相手だ。中々の実力者だし、もしかしたら乗ってくれるかもしれないな。」
「なるほど。じゃあ私はこれで。ありがとう。」
「ああ。またそのうち、情報交換しよう。」
「ええ。その時も、この場所で。」
そう言うと、その2人は別れた。
「ただいまです!」
リリィが帰ってきた。
「おー、おかえりリリィ。どこに行ってたんだ?」
「どこにですか?秘密です〜。」
「お、おうそうか。ところで...寝る位置どうする...?」
「えっ。」
そう、何を隠そう、この部屋は同じ部屋にベッドが3つある構造なのだ...!
「え、えーっと...そ、そうですね...私ここで寝てもいいです...よ...?」
そう言ってリリィはソファを指さす。
「う、うーん。本当は男がソファで寝るべきなんだが...2人居るからな...」
「別にお2方が嫌じゃなければ、同じ部屋でもいいのですが...」
なんだそれ!?それはまずい...
いや待てよ、ここで断ったら俺達がリリィのことを嫌っているみたいに取られてしまうのではないか...?それはまずい。
「う、うーん。圭吾はどうするつもり?」
「俺か?俺はリリィと勝が嫌じゃないなら同じ部屋でもいいが?どうせこの先こんなことなんて何度もあるだろう。」
なんの抵抗もないような言い方をしたつもりだが...どうだ?
「うーん、僕はいいよ。」
「私もいいです...」
何故かリリィが落ち込んだような表情をしている気がするが...気のせいか...?
「わ、分かった。この案で行こう。」
その日の夜は特に何事もなく終わりました。
次の日
「おはようございます、ケイゴ様、ショウ様。」
「おはようリリィ。相変わらず早起きだな。」
「うーん。みんなおはよぉ。」
「私寝起き用になにか飲み物持ってきますね。」
「ああ、ありがとう。助かるよ。」
そう言うと、リリィは部屋から出ていく。
「勝。起きろよ。」
勝は朝が苦手なので、一応釘をさしておく。
「う、うん、わかってるよぉ。」
と、言いつつ目をつぶろうとするな!
まぁいいか。今日は国王との謁見だ。眠気は絶対に飛ばしておいた方がいいしな。
...いや待てよ、眠気の飛ばし方はほかにもあるな...
「『ウォーター』!」
俺はしょうの顔面目がけて、水属性で1番弱い、ただ水を作り出すだけの魔法を唱えた。
「うぎゃぁぁぁ!冷たぁぁ!な、何するんだよ圭吾!」
「いや、勝が2度寝しそうだったからな。起きるのを手伝ってあげたんだよ。感謝したまえ。」
「うぅ。分かったよ、起きるよぉ。」
顔に水を浴びた勝は、洗面台に向かった。
「お待たせしました...って、ショウ様は?」
「あー。あいつなら洗面台に向かったぞ。それより、お茶、ありがとう。」
「あ、いえ...」 
リリィは勝のことが気になったみたいだが、元々勝は朝起きるのが苦手だと知っているし、直ぐに起きれるのはいい事だとも思ったので、特に何も言わなかった。
「さーて。今日の予定は、午前中に国王との謁見だよな?」
「はい、そうですね。緊張してきました...」
「まぁ、いつも通りにしていればいいだけさ。」
俺はリリィの緊張をほぐすために頑張る。
「えへへ、そうですよね。じゃあ、私は着替えてきますね。ケイゴ様も、早く着替えた方がいいですよ。」
「そうだな。ありがとう。」
そう言って、リリィは部屋から出ていった。
新年、あけましておめでとうございます。
今年は、1週間に3話投稿を目標にして参りますので、応援していただけるとありがたいです。
コメント