77話 記憶魔法

┏┠77話 記憶魔法┨┓

僕は、得体の知れない魔法を持っている彼女のところに行ってみることにした


「目を閉じてくれ」

彼女は不思議そうに思いながらも目を閉じた
僕は彼女の頭を鷲掴みにし記憶魔法を発動する

その瞬間に、手を通して彼女の記憶と自分の記憶が交差した
僕はスキル メモリーダイブを使いその記憶の中に入り込む

「ここか............」

記憶の中は血管のようにつながっているが、1箇所だけ切れている所があった

僕はそこを魔法で治し、記憶の中からでた

「どうだ？思い出したか？」

「............分からない............」

まぁそんなことだろうと思った、それに記憶の欠陥を治したからと言って、記憶が戻る保証や確証はどこにもない

「でもひとつ思い出した.........」

「なんだ？」

「私は、異世界から来た」

「.........本当に？」

「うん」

僕はナギラの席まで言ってその事を話した

「それは大変だね............分かった、もしかしたらその子異世界への行き方、知ってるかもよ」

「そうかもね......」

その時
【ガラガラガラ】
教室の扉があいた

「リートはいるか！？」

「はーい、ここに居まーす」

手を振って合図した

僕は僕の事を呼んだ人のところまで行った

「何でしょうか？」

騎士が何人かいた、そして驚いたのは奥に陛下がいた事だ

「お主何か願いはあるか？」

「願い.........？異世界にいや.........ベルツァって人と戦いたいです」

「そうじゃ！そう言うと思ったのじゃ！」

そう言って陛下は魔道具を取り出した
どこから僕がベルツァと戦いたい、という情報を聞いたかは知らないが
正直1番びっくりしたのは、陛下のテンションだ

「これを！！これをみてみい！！」

陛下は僕にその魔道具を渡してくる

鈴のような見た目......否、確実に鈴だ

「鈴.........ですか.........？」

「そうじゃ！この鈴を鳴らすと次元を超えれるのじゃ！」