異世界に転生したら貴族になってたんだが.........

ぬぅ

71話 元人間VS元人間

┏┠71話  元人間VS元人間┨┓

「お前は......そうか!そういう事か!カノ・アサダいや!浅田かの!」

フードが取れてその中からでてきた人物は、カノ・アサダ、ラピス園の時の担任だ、決して同級生のあのカノでは無い

「.........貴方も転移者?」

「いや違う転生者だ!!」

「貴方は私に勝てません.........転移者はこちらの世界に転移する時に、特殊な能力を得ます、こっちの世界でノコノコと育ったあなたに勝ち目はないでしょう」

「ふむ、魔族は強い力を持っている転移者を悪用しているのか.........それと!俺はノコノコ育ったわけじゃないぞ!元人間!」

「その呼び方をやめてください」

「悪いな、無理だ!」

俺はせめてもの情けで、鉄剣で戦うことにした

「そのような鉄剣で戦えるとでも?」

「お前には木の棒でも十分だがな!」

「っ.........後悔しても知りません!我が体内に宿る魔力よ!この男に「詠唱を俺が待つと思うか?死弾デスショット」」

その死弾は見事に命中したはずだったが

「私の持つスキルは見切り、次貴方が攻撃する手を読めます」

「自分からそれを言うか.........なら少しマジックをしてあげよう」

そう言って僕は透明になる

「消えても分かります」

だが俺は消えた状態で幻術魔法を使う
その内容は、自分が分身したように錯覚する

「っく.........」

さらに俺はその状態で、自分のクローンを10体作る
そのうちの五体を透明化させる

「どうだ?どの俺が本体か分かるか?」

「正直わかりませんが、全てを攻撃すればいいだけの事です!!」

俺は上の2つの魔法を発動させた状態でさらに、元人間の周りを転移で移動する

そうすれば元人間の視界は、もう意味がわからないだろう

元人間は剣で攻撃しようとするが当たらない、それどころか膝をつく

「っ!動けません!いや?動いてる?攻撃が全て外れます」

多分わかる人ならわかるだろうが
あれだ
日本酒飲みすぎたけどチェイサーしなかった時みたいな
度が自分のより凄く高い眼鏡をかけた時みたいな、そんな感じだ

「ふむそろそろ降参したらどうだ?」

俺はその瞬間に、今まで発動していた魔法を急に切る

多分その時相手にかかる負荷はハンパないだろう

「っ、.........私を膝立ちさせたことは純粋に褒めよう、だが、人間風情に!魔族が負けるわけない!」

そして元人間は魔族の姿になった

「さぁて、楽しませろよ!」

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