学園のアイドルと同居することになりましたが・・・

seabolt

バスタブ…

沙織さん曰く

「みんなに”一緒にお風呂に入っているんでしょっ”て聞かれて、答えに困ってるのお願い。一緒に入って、あ…もちろん水着は着るから…恵君も水着着て入ってね」

こうして、俺は、お風呂なのに水着を着て入ってお湯をかけていると

ガチャ

「入っていい?」

振り向くとバスタオルを巻いた沙織さんが浴室に入って来たので、思わずどっきりとした。水着を着ているとはわかっているが、バスタオルを巻いている分、逆にエロい…と思ったら

「キャ!!」

バスタオルが外れた…もう…ドキドキものだ。

ちゃんと水着を着ているんだけど、沙織さんの体に目は釘付けだ。しかも、普段は絶対に見っることが出来ないビキニ姿った。

「あんまりジロジロ見ないでよ…はずかしいんだから」

「あ…はい…」

思わず目を外すと俺の肩に手を置いてきた。

「ささ…そっち向いて。お背中を流しますから」

俺は沙織さんに背中を向けた。しかし、目の前には鏡が…鏡に写る彼女の姿が…う…

ザザー

背中をお湯が流れる。そして、俺の視線に気付いた沙織さん

「もう…えっちなんだから…」

「あ…ごめん…」

そんなこと言っても、学園のアイドルと一緒にお風呂に入るなんて、しかも、こんなまじかで水着姿を見られること自体ありえないこと、そんな彼女が背中を洗ってくれる。と興奮していると彼女の手が止まった。

「亮さんにしたかったのに、まさか、恵君と一緒にお風呂に入るとは」

「ごめん…」

「なぜあやまる」

「いや…なんとなく…」

「いいのよ…私、恵君を信じているからこうしているんだから」

その言葉の意味が良くわからなかったんだけど、この後、更にとんでもないことが……

「きゃ!!」

むにゅう♡

と彼女の胸がおらの背中に当たった。

うぉおおおおお!!!(心の叫び)

俺は完全に硬直をしていた。

「ごめん。手が滑ったの」

「いいよ」

鼻の下を伸ばしている俺やがて背中を洗い終わったら

「恵君。そこどいてよ」

「あ…うん」

その場所から離れると沙織さんは俺が座っていた椅子に座った。そして、背中を向けた

「背中…洗ってよ」

「え?」

「はやく…」

俺が固まっていると

「もうっ!!私だって恥ずかしんだから、けど、やってもらわないとわからないの…おねがい」

どきどきと震える手で彼女の背中に泡立てたスポンジを当てた。

「何やっているのよ」

「あ…ごめん」

ゴシゴシゴシと背中を洗い始めた。

「こんな感じなのかぁ~」

沙織さんがそんなことを呟いているかと思うと俺の方をちらりと見た。

ゴシゴシゴシ…

「恵君?」

「はい?」

ゴシゴシゴシ

「何か言ってよ」

「え?これでいい?」

ゴシゴシゴシ

「うん…」

ゴシゴシゴシ

すると沙織さんがとんでもない一言を

「おっぱい触らないの?」

「え?」

どういうこと?これは、一体と硬直している俺に

「普通こんな時、手が滑ったとか言って、おっぱい触ってくるんじゃないの?」

「え?いいの」

俺の顔をまじマリと見つめる沙織さんが軽く頷いた。

「いいよ。覚悟してきたんだから」

どきどきどきどき

「ほ…本当に?」

「本当よ。それとも触りたくないの」

「いやいやいやいや、触らせていただきます」

「だったら、早くしてよね」

普通、触るなが本当だろう!!心で叫んでいるがそんなことはできない。

「はい…」

本当に触っていいんだ。ごくりと生唾を飲んだ。

どきどきどきどき

「さ…触ります」

「はい‥」

「えい!!」

俺は後ろから彼女の胸に手を当てた

むにゅ

「きゃ!!」

や…やらかい…
マシュマロとはこのこと
いつまでも触っていたかった…至福の感触
しかし、沙織さんはおっぱいを手で隠した。

「あ…ごめん」

「もうっ…やっぱり、えっちなんだから…」

「すみません…」

思わず手を引いて、再び背中を洗い出した。

ようやく終わった

「沙織さん…お湯かけるよ」

「いいわよ」

ざざー

すると沙織さんが

「恵君、先に湯船に浸かってくれる?」

「はい‥‥」

沙織さんの言われるままバスタブに入ると沙織さんは髪を洗い始めた。はじめて見る光景をぼーっと眺めているとやがて洗髪も終り、彼女が近づいて来る。

「よいしょ」

「え?」

俺の方へやってきた。そして、更に沙織さんがとんでもないことを言い出した。

「恵君、私も入るから、ちょっと避けて」

え?っと驚く間もなく、沙織さんの右足がバスタブに入って来た。大慌てでバスタブの端による。といって、所詮、一般家庭にあるバスタブ、高校生二人となれば、ほぼ、密着状態になる。
俺の左側に彼女の体がくっ付いた。

「あ~気持ちいい♡」

もう…どきどきがとまらない。

体育座りで体を小さくしている。すると沙織さんが

「恵君、こっち向いてよ」

ダメだ。それだけは、それだけはできない。男性の生理現象が起こっていて、いくらトランクスタイプの水着でもわかってしまう。

「ごめん…それはできない」

「どうして?」

「お願いだから、それはできない」

「なに恥ずかしがっているのよ。私も恥ずかしいんだから」

ぐいっと俺の肩を押した

「あ…」

バランスを崩した俺はバスタブ内でくるりと回って、沈んでしまった。

「!」

最悪だ。沈んだ拍子に俺の下半身は、沙織さんの方へ浮き上がったのだ。しかも、何故か、水着からピョーンとはみ出していた。

「きゃあああああ!!」

ざっぱん!!!

彼女はそのままバスタブを飛び出し、浴室から出て行った。俺はというとようやくお湯の中から顔を出したのだった。

最悪だ…



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