学園のアイドルと同居することになりましたが・・・
どういうこと?
「ダメ!!」
そう言い切ったのは沙耶香ちゃんだ。首を振りながら完全阻止の構えをしている。
「恵くんを取らないで!!」
「なによ!!」
沙織さんもなぜかムキになっている。
「おねぇちゃんにはパパさんがいるでしょ!!」
「それとこれとは別よ!!」
「「う~!!」」
いがみ合う二人、それにしても、沙織さんが言い出したことに発端なのだが、正確に言うと大切な人と発言したこと、あれは、家族としての意味なのだが、そのことが学校では恋人と勘違いされて、付き合っていることに、名前が変わったことで俺たちが結婚したことにと事実を歪曲されてしまっている。しかし、ここで、結婚してます。夫婦です。ということをすると確実に大変なことになる。
「夫婦ですいうのは無理があるでしょ」
俺の一言にいがみ合っていた二人は俺を睨みつけた
「恵くん。わかっているの!!私たちの作戦は失敗しているのよ!!」
「それは……」
ふん!!と鼻を鳴らす沙織さんなんだけど、確かにそうだ。苗字が変わった時点で、俺達は義理の兄弟になるはずだった。しかし、それが夫婦として学校で認知されてしまっていたのだった。
「しかし、一体だれが。俺たちが結婚したなんて言ったんだ?」
「ちょっと待ってよ!!私はどうなるのよ!!」
沙耶香ちゃんが俺たちの会話に入って来た。結局話は平行線のままで、紗耶香ちゃんはすねるし、沙織さんも怒ったままだった。
部屋に戻った俺なんだけど、しかし、なんでこうなったんだろうか?学校での出来事を簡単にまとめると
大事な人発言→付き合っているとの疑い→付合っていると認めた→苗字が変わった→夫婦になったとの疑い
ふとこの原因の沙織さんの発言から彼女の思考を紐解くと、家族だから俺をいじめていたのに耐えきれなくて大事な人と言ってしまった。付合っていることに関しては、みんなに疑われて仕方なく認めてしまった。そして、今度は夫婦ですと言おうとしている。なんて単純な思考なんだと思っていると
コンコンコン
部屋をノックする音がしてきた。
「どうぞ」
「はいっていい?」
沙織さんが部屋に入って来たのだった。紗耶香ちゃんが丁度お風呂に入っている隙にやってきたという。
「どうするの?」
「どうするって……結婚は認められないよ」
「確かにそうだけど」
「けど?」
「同級生が息子っていうのもちょっと……」
「ていうか?あいつらがそのことを言っても認めると思う?」
「たしかに…親が結婚して義理の兄妹になったっていっても信じないのに」
「「はぁ~」」
話が振出しに戻ってしまった。
「しかし、一体だれが言い出したんだ?結婚しているなんて」
「あ~!!それ~」
そう言うと沙織さんがスマホを取り出した。そして、ライムを見せたのだった。
「これこれ」
そこには
【拡散情報】水樹沙織様と立原恵様がご結婚されました。皆様で祝福いたしましょう♡
「なんだ?これ?」
よく見ると里奈さんから来ている。
「里奈も他から回って来たって…」
一体どうなっているんだ?そして、そのライムには続きがあった。
【証拠】とかかれたところに沙織さんの左手が写っていて、薬指の指輪がしっかりと映っていた。
「沙織さん……これ?」
「え?あ!!この写真、いつの間に?」
「指輪は?」
「指輪は亮さんと一緒の時しかつけてないわよ。だから、この写真、去年のクリスマスの時のよ。しかもこの家でとられているわ」
「え?」
「だれが?この写真を」
俺の睨む沙織さん
「お……俺じゃないよ」
すると紗耶香ちゃんが廊下を歩いている音がしたので、慌てて沙織さんが廊下に出た
「沙耶香?」
「おねぇちゃんどうしたの?」
「この写真」
「あ……クリスマスの時のやつね。かわいかったから写真撮ったんだけど……何か?」
不思議そうにしている紗耶香
「この写真どこかへ送ったの?」
「え?この写真はママに送っただけよ」
犯人は瀬里奈さんなのだろうか?よくわからないままだ。
そう言い切ったのは沙耶香ちゃんだ。首を振りながら完全阻止の構えをしている。
「恵くんを取らないで!!」
「なによ!!」
沙織さんもなぜかムキになっている。
「おねぇちゃんにはパパさんがいるでしょ!!」
「それとこれとは別よ!!」
「「う~!!」」
いがみ合う二人、それにしても、沙織さんが言い出したことに発端なのだが、正確に言うと大切な人と発言したこと、あれは、家族としての意味なのだが、そのことが学校では恋人と勘違いされて、付き合っていることに、名前が変わったことで俺たちが結婚したことにと事実を歪曲されてしまっている。しかし、ここで、結婚してます。夫婦です。ということをすると確実に大変なことになる。
「夫婦ですいうのは無理があるでしょ」
俺の一言にいがみ合っていた二人は俺を睨みつけた
「恵くん。わかっているの!!私たちの作戦は失敗しているのよ!!」
「それは……」
ふん!!と鼻を鳴らす沙織さんなんだけど、確かにそうだ。苗字が変わった時点で、俺達は義理の兄弟になるはずだった。しかし、それが夫婦として学校で認知されてしまっていたのだった。
「しかし、一体だれが。俺たちが結婚したなんて言ったんだ?」
「ちょっと待ってよ!!私はどうなるのよ!!」
沙耶香ちゃんが俺たちの会話に入って来た。結局話は平行線のままで、紗耶香ちゃんはすねるし、沙織さんも怒ったままだった。
部屋に戻った俺なんだけど、しかし、なんでこうなったんだろうか?学校での出来事を簡単にまとめると
大事な人発言→付き合っているとの疑い→付合っていると認めた→苗字が変わった→夫婦になったとの疑い
ふとこの原因の沙織さんの発言から彼女の思考を紐解くと、家族だから俺をいじめていたのに耐えきれなくて大事な人と言ってしまった。付合っていることに関しては、みんなに疑われて仕方なく認めてしまった。そして、今度は夫婦ですと言おうとしている。なんて単純な思考なんだと思っていると
コンコンコン
部屋をノックする音がしてきた。
「どうぞ」
「はいっていい?」
沙織さんが部屋に入って来たのだった。紗耶香ちゃんが丁度お風呂に入っている隙にやってきたという。
「どうするの?」
「どうするって……結婚は認められないよ」
「確かにそうだけど」
「けど?」
「同級生が息子っていうのもちょっと……」
「ていうか?あいつらがそのことを言っても認めると思う?」
「たしかに…親が結婚して義理の兄妹になったっていっても信じないのに」
「「はぁ~」」
話が振出しに戻ってしまった。
「しかし、一体だれが言い出したんだ?結婚しているなんて」
「あ~!!それ~」
そう言うと沙織さんがスマホを取り出した。そして、ライムを見せたのだった。
「これこれ」
そこには
【拡散情報】水樹沙織様と立原恵様がご結婚されました。皆様で祝福いたしましょう♡
「なんだ?これ?」
よく見ると里奈さんから来ている。
「里奈も他から回って来たって…」
一体どうなっているんだ?そして、そのライムには続きがあった。
【証拠】とかかれたところに沙織さんの左手が写っていて、薬指の指輪がしっかりと映っていた。
「沙織さん……これ?」
「え?あ!!この写真、いつの間に?」
「指輪は?」
「指輪は亮さんと一緒の時しかつけてないわよ。だから、この写真、去年のクリスマスの時のよ。しかもこの家でとられているわ」
「え?」
「だれが?この写真を」
俺の睨む沙織さん
「お……俺じゃないよ」
すると紗耶香ちゃんが廊下を歩いている音がしたので、慌てて沙織さんが廊下に出た
「沙耶香?」
「おねぇちゃんどうしたの?」
「この写真」
「あ……クリスマスの時のやつね。かわいかったから写真撮ったんだけど……何か?」
不思議そうにしている紗耶香
「この写真どこかへ送ったの?」
「え?この写真はママに送っただけよ」
犯人は瀬里奈さんなのだろうか?よくわからないままだ。
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