学園のアイドルと同居することになりましたが・・・

seabolt

妹の逆襲  2

「ふふふ」

「沙耶香ちゃん、どういうこと?

俺は、あわてて目を塞ぐとむにゅっと彼女の柔らかい胸が俺の腕に触れた。

「ああ」

びくりとした俺が目を開けると胸をはだけたまま、その胸を俺の腕に押し当ててきた。

「めぐみくん。思ったよりあるでしょう」

「あ」

声も出せない。沙耶香ちゃんの行動にガチ固まってしまっているんだけど

「どうして?」

むにゅむにゅと彼女の胸が腕に当たる。普通なら押し倒してもおかしくない状態なんだが、俺は完全に硬直してしまった。

「ごめん」

固まったまま動かない俺を見て、彼女は落ち込んだ。

「はぁ。私って魅力ないのかな」

「沙耶香ちゃん。ごめん」

俺はただ謝るしかなかった。すると、そこへ

「沙耶香なにしているの?」

部屋の異変に気付いた沙織さんの声がしてきた。

大慌てで服を戻す沙耶香ちゃん

とんとん

「沙耶香!!入っていい?」

「いいよ。おねぇちゃん」

ガチャリ

俺を見つけた沙織さん

「なんで、めぐみ君がここにるの」

「あ、勉強を教えていただけなんだけど」

「あやしいわね」

ジト目でおれをみているんだけど、沙耶香ちゃんの机の上を見て納得したようだった。

「わかったわ。くれぐれも間違いのないように」






沙織さんが部屋を出た後、沙耶香ちゃんが

「めぐみ君ってまじめなの」

「どうして?」

「襲ってくるかと思ってたんだけど」

「俺は家族を大切にするから」

じーーっと俺を見つめる沙耶香ちゃんがニッコリと微笑んだ。


かわいい

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