学園のアイドルと同居することになりましたが・・・

seabolt

教室に戻ると

「やったなぁ!!恵!!」

教室に戻った俺を迎え入れてくれた佐久間の最初の言葉だった。しかも、俺の肩をバンバンと容赦なく叩いて来る。

「いたい・・いたい・・・て」

ん?とした表情を浮かべているが顔はガハハと笑っている。

「めぐみぃ~お前にはだまされたよ」

本田もニコニコして話をしてきたが、俺にはなんのことだか。

するといつもは話をすることがない女の子から

「よかったね」

「オメデトー」

「やったねえl!!」

「立原君みたいなのが好みだったとは・・・」

何が何やらわからない。なんなんだ、このおめでとうリアクションは?

「なにがだよ」

俺の一言にみんなが不思議そうな顔をしたかとすぐに

「なにてれてんだよ」

「そうよ!!みんな知ってるんだから」

「学校公認よ。なにもてれなくても・・」

は?

学校公認ってなに?

俺は、佐久間の首元を掴んで

「どういうことだ?」

「それは、俺が聞きたい。どうやって、お付き合いでするようになったんだ?」

「は?だれが?だれと?」

「恵が水樹さんと」

「は?どういうことだ?」

みんなの視線が俺に集中している。そして、佐久間が口を開いた。

「恵がぼこぼこにされているのを聞いた。水樹さんがその場に駆け付けた」

佐久間の話はこうだ。ぼこぼこにされている俺を見て彼女は叫んだ

「やめて!!」

そして、気を失っている俺を見つけた水樹は

「私の大切な人にこんなことするなんて、サイテー!!」

その言葉にファンクラブの連中はガーンとなったとかさらに

「ファンクラブなんて解散して、二度と私の前に現れないで!!」

この話を聞いた俺にニヤニヤとしている佐久間と本田が

「で?話をきかせてもらおうか?」




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