ドラゴンでもチートなのに、竜神になってさらにチートに!

刺身食べたい

特別編1


 明けましておめでとうごさいます。元日から数日過ぎましたが、何か特別なことをしたかったので正月回をします。
※注意。『特別編』なので、キャラ崩壊やら謎の新キャラ(のちの本編に登場する)やらが登場します。読み切り(だから時系列や文章も無茶苦茶)とでも思って楽しんでください。若干ネタバレあり。


 今日は1月1日、元日だ。と言っても、特にすることはないしなー何をしよう‥‥‥。
 そういえば、ここにはカレンダーもないのになんで俺は今日が元日ってわかったんだ?‥‥‥不思議だけど、別にどうでもいいか。

 さて、本題だが前世で俺は元日に何をしていたかな~‥‥‥えーと、『お年玉』『餅を食べる(食べない時もあった)』『おせち』『初詣』『ダラダラする』ーー大体はこんなもんか?

 お年玉ーーは親がいないからもらえないし、餅はこの世界に存在するかも怪しいし、おせちーーは餅よりは存在する可能性が高いけど‥‥‥俺は作れないしたー‥‥‥。

 仕方ない、いつも通り狩りをして食事をして寝るか。

「スラ君~、仮に行くよ~」
「はぁーい」

 俺はそう思ってスラ君と一緒に狩りに行ったーー

ーー全然居ない。モンスターが。まだ、お腹は大丈夫だけど。

「スラ君、モンスターがいないよ」
「もうちょっとさがすの」
「そうだね」

 俺とスラ君は頑張ってモンスターを探したーーが、見つけることが出来なかった。あまりにも見つからなくてがっかりしていると、やっとモンスターーーいや、シルエット的に人間?を見つけた。
 俺はその人間にモンスターがいるか尋ねるために声を掛けた。

「おーい」
「ん?僕?」
「うん。ところでモンスターがどこにいるか知ってる?」
「ここは僕の結界の中だから、モンスターは居ないよ」
「それにしても、結界の外から来たのかな?」
「そうだよ。狩りのためにモンスターを探しているんだ」
「そうなんだ‥‥‥あ、じゃあ僕の家に来ない?この近くにあるけど」
「え?いいの」
「ここであったのも何かの縁だからね」
「じゃあ、お言葉に甘えて」

 なんやかんやあって俺はこの親切な人間の家に行くことになった。

「あ、まだ名乗ってなかったね。僕の名前はエイター・クリ」
「よろしくな、エイター。俺の名前はネルム、こっちの魔素生物スライムはスラ君、まだ仮称だけど」

 それにしても、エイター・クリって変な名前だなぁ‥‥‥エイタークリ‥‥‥クリエイター‥‥‥creator!?

「ねぇ‥‥‥」
「ん?何?」
「エイターって実は‥‥‥創造主か神様だったりする‥‥‥?」
「‥‥‥よく気付いたね。そうだよ、僕は創造主だよ。この世界の‥‥‥じゃないけど。なんで気付いたの?」
「名前がクリ・エイター‥‥‥creatorだからな」
「あちゃー‥‥‥流石に名前が適当すぎたかぁ~。で、気付いたからどうするの?」
「俺的には何もしないけど‥‥‥やっぱり、敬ったりした方がいい?」
「ああ、別にそんなことしなくていいよ」
「そうか‥‥‥よかった」
「まあ、早く僕の家に行こう」

 俺達は改めてエイターの家に向かった。

「着いたよ、ここが僕の家だよ」
「おお‥‥‥何というか‥‥‥普通、だな」
「それはそうだよ。すっごく豪華ーーとでも思った?」
「ああ」
「それは残念。ま、いいから上がってよ」
「お、お邪魔します」

 中に入ると(面倒いのでry)。

「お腹すいただろう?」

 エイターがそう言って『指パッチン』すると、机の上におせちが現れた。

「あ、その姿じゃ食べにくいか」

 そう言って再び『指パッチン』をすると、俺とスラ君の姿が人間になった。俺は青年に、スラ君は美女に‥‥‥。尊い。

「大きくなったのー」
「あ、人間になっても口調は変わらないのね」
「さ、召し上がれ」

 俺とスラ君はおせちを食べ始めた。栗きんとんや黒豆、昆布巻きなどを食べた。

「うまーいなの」
「確かに美味い」
「あはは、まだまだあるからいっぱい食べてね」
「ああ、ありがとう。美味しいよ」

 無我夢中で食っていたが、腹一杯になると眠たくなってきた。

「眠いのかい?」
「ああ」「ねむいーなのー」
「そうかい、ゆっくりとおやすみ」

 その言葉を最後に俺の意識は夢の世界へと旅立ったーー

ーーという夢を見た。









 後からスラ君に聞くと、同じような夢を見たようだ。何とも不思議な体験だった‥‥‥。


夢オチです。特別に更新しているだけです。本来は金曜日更新です。

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「久しぶりに人ーーあれはモンスターか。まあ、どっちでもいいや。また会いたいなぁ‥‥‥ま、無理だろうけど」 

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