モンスターのスキルを奪って進化する〜神になるつもりはなかったのに〜(修正中)

刺身食べたい

第20話:物作り

   昼には無事何事もなく屋敷に戻れた。屋敷に戻った後は使用人達と一緒にパーティーの準備をした。途中、何度も「それは私達使用人がする仕事です。シェルド様がする必要はありません」や「ああ、危険ですからおやめください」と言われたりしたが私はシズナのために出来ることをしようと使用人達の制止を振り切り飾り付けをしていった。

   飾り付けをしている途中、何もしていないマエルドを見つけた。

「マエルド、お前は何をしている。シズナのために何かしてやろうとは思わないのか」
「しているよ」
「一体何を‥‥‥」
「これ」

   そう言って、マエルドは何かを見せた。

「これは‥‥‥魔石か?」
「ただの魔石じゃないよ。これは 吸魔石すいと~るくんだよ」
「相変わらず、お前の名付けのセンスネーミングセンスは壊滅的だな‥‥‥」
「え?カッコいいじゃん、すいと~るくん」
「まあ‥‥‥今に始まった訳ではないから反論はしないが‥‥‥もう少しマシな名はなかったのか‥‥‥?ところでそれはどうするのだ?」
「それじゃないよ、すいと~るくんだよ!!すいと~るくんはシズナにあげるんだ。身に付けるだけでHP生命力が0になる攻撃を吸っちゃうんだよ。ただし、1000までだけど。それ以上だと壊れるんだよ」

   こ、こいつは‥‥‥なんてモノ魔道具を発明したんだ‥‥‥今まで作った魔道具は名は兎も角、性能がまた恐ろしい。
 ドラゴン亜種や亜龍を洗脳出来る魔道具、飲んだ者の能力値を10倍近くまで引き上げる薬、ゴミをポイ捨てしたら巨大化して戻って来る呪いを掛けれる魔道具‥‥‥これは違ったな。
   今あげたのはあくまで一部だ。この内のどれか一つでも誰かに知られれば売って欲しい者や殺して奪おうとする者が現れるだろう‥‥‥まあ、マエルドなら返り討ちにしそうだが。

   はあ、これだからは‥‥‥。

「まあ、お前のことだから大丈夫だとは思うが魔導具を奪われないように気をつけろ」
「大丈夫だよ、だって誰も僕のことにい《・》から。僕はいしきなくな~るくんを使ってるんだもん。誰も気付かないよ♪
「ん?そうか」

   なんだ?今の違和感は‥‥‥まるで誰かにような‥‥‥気のせいか。

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