クラス転移で俺だけずば抜けチート!?

白狼

187話 宝石

「久しぶりだな、こうやって一人でどこかへ出掛けるのは。」
 俺は、一人でガルード王国へとやって来た。
「それにここに来るのも久しぶりだ。確か、ここでギルたちに会ったんだったよな。懐かしいな。」
 懐かしいと言ってもまだ会って数ヶ月しかたってないのだがな。
「さてと、お目当てのものを買いに行きますかな。」
 俺がここに来たのは暇だから来たわけではない。しっかりとした目的を持ってきたのだ。
 ガルード王国は、鉱物がよく取れる街と聞いたことがある。
 だから、あれもいいものが売ってあるはずだ。
「本当は、シェレールと来て一緒に選びたかったんだが仕方ない。サプライズといくか。驚いてくれるかな?」
 俺って誤魔化すの苦手だからすぐに渡さないとバレちゃいそうだな。
 まっ、まずは買いに行くか。
 ナビ、サポートよろしくな。
(任せてください、マスター。)
 頼もしいサポーターもいるし買いに行くか。

 婚約指輪を。

 プロポーズをしたのはいいがまだ必要な婚約指輪を渡してなかった。だから早く買いたっかが昨日は忙しかったからな。
 今日中には買いたいな。
 さて、まずはどこの宝石店に行こうかな。
 指輪って宝石店に売ってるんだよな?
(はい、売っています。ここらで一番いいものが売っているお店は………少し遠くの裏路地に売られています。)
 裏路地?そんな所にいいものが売っているのか?
(はい、間違いありません。それぞれの品は悪いですが一つだけ高品質なものが置いてあります。)
 よし、分かった。
 誰かに取られる前に早く行かないとな。
 俺は、少し小走りでナビの言っていたお店に向かった。
 ここら辺にあるんだよな?
(はい、その角を右に曲がって3番目のお店です。)
 全く人が通ってる気配がないな。
(こういう所にこそお宝が眠っているのですよ。)
 まぁ、確かにそうだな。
 と、この店だな。
 すごいボロいけど大丈夫なのか?
(店主は、そろそろ店をたたむ準備を始めようと考えていますね。)
 全然ダメじゃないか!
 と、とりあえず入ってみるか。
「いらっしゃいませぇー」
 俺がその店の扉を開けると中からやる気を感じられない声で迎えられた。
 店の中もだいぶボロボロだ。
 さて、ナビの言っていたやつはどれだ?
(右奥の棚に並べられているものの一番右のものがそうです。)
 あんなところにあるのか?
 良いものなら店の一番いいところに置くと思うんだが………ってなんだこれ!?
 ナビの言っていたものを見るとそれは指輪の上に黒く濁ったような宝石だった。
 こ、これが高品質の宝石なのか?
(もちろん、このままでは高品質とは言えません。ですが、マスターがこの前出会った魔物、スライムのスキルを使うとどこにも売られていないような王家だけが持っている宝石に変わりますよ。)
 そ、そうなのか?
 ってかそのスライムってプヨのことだよな?どんなスキルを持ってるんだ?
(異物吸収というスキルです。)
 異物吸収か。ってそれじゃこの宝石ごと吸収されるんじゃないのか?
(問題ありません。その宝石自体はとても高品質なのです。異物とはみられないでしょう。)
 マジかよ。
 まっ、ナビが言うなら本当なんだろうな。
 買ってみるか。
「これ、ください。」
「へい、銅貨3枚になります。」
 結構安いな。
(恐らくこの方は、宝石の良さなど分からない人なのでしょう。この職業には向いてませんね。)
 うわっ、ナビさん結構辛辣なのね。
 俺は、銅貨3枚を渡し品物を受け取った。
 よし、早速プヨに頼んで異物吸収してもらうか。
 俺は、店を出て人が誰もいなかったのでその場で転移をして昨日来た街の広場へとやってきた。
 確か、プヨはユイのアイテムボックスにいるんだったっけ?
 ナビ、ユイはどこにいるんだ?
(白井さんとこの街を探索してるようです。今は、この広場から左に少し行った所にいます。)
 分かった。
 俺は、小走りでユイたちのもとへ向かった。
(マスター、その飲食店でユイさんと白井さんは今、食事をしています。)
 ここか。
 喫茶店っぽい店だな。
 俺は、その喫茶店に入り2人の姿を探した。
 あっ、いた!
「よっ、白井、ユイ。」
「あっ、柊君。」
「どうしたの?あなたもご飯食べに来たの?」
「いや、ちょっとプヨに用があってな。今、いるか?」
「プヨ?なんで必要なの?」
「あ〜………」
 この2人も俺の事、この前まで好きだったんだよな。その2人に直接婚約指輪の宝石を綺麗にするのにプヨが必要……とは言えないよな。
「………クロムとレーネに見せようと思ってな。2人とも、見たいと言っていたから。」
「そうなのね。分かったわ、ちょっと待ってて。」
 ユイは、そう言いながらアイテムボックスを漁りプヨを取り出す。
「はい、ちゃんと2人が危ないことしないか見ててよ?」
「分かってるよ。じゃ、もう行くな?」
「柊君もご飯食べて行ったら?」
「ん〜、今日はいいわ。2人で楽しんで。」
 俺は、そう言って店を出て魔王城で貸してもらってる部屋へと戻ってきた。
 そして、俺はプヨをテーブルの上に置き今さっき買った指輪を出した。
 あっ、この確か、アームって呼ばれてるところは異物としては見られないのか?
(恐らく見られるでしょう。ですのでマスターの完全創造で取り外しのスキルと接合のスキルを取得してください。)
 分かった。
 スキル 完全創造
 作るのはスキルで取り外しと接合のスキル。
 よし!出来た!
 まずは、取り外しだな。
 スキル 取り外し
 そのスキルを使うと指輪の宝石部分が外れた。
「よし、プヨ、この宝石を異物吸収してくれ。」
「キュー!」
 プヨは、宝石を体の中に取り込むと洗濯機のように宝石を一気にグルグルと回し始めた。
「キュー!」
 そして数分後。
 プヨは、先程入れた宝石を出した。
「うわっ!すっげぇ綺麗!なんだこれ!?ほんとうにいまさっきの宝石なのか!?」
 プヨから出た宝石は、透けるような程綺麗だった。
 スキル 接合
 俺は、その宝石を今さっきのように付ける。
「よ、よし!ちゃんとくっ付いたな。」
 その指輪は、今さっきとは違うような輝きを放っていた。
 よし!早速シェレールの所へ………と行きたいところだがクロムとレーネの所にプヨを見せに行ってくるか。元々その理由でユイから預かったんだからな。











 今回も読んでいただきありがとうございます!
 皆様!本当に有難いことながらPVが100万回を超えました!
 本当に本当にありがとうございます!
 これからも頑張っていくので応援よろしくお願いします!
 100万回………夢みたいです……

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コメント

  • ノベルバユーザー252474

    おめでとうー

    2
  • パパ6年生

    指輪ですよね…指のサイズは?

    0
  • ノベルバユーザー264858

    おめでとうございます

    1
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