クラス転移で俺だけずば抜けチート!?コミカライズ!

白狼

184話 女子会

「ってことでみんな、あんまりあの子には触れないでくれ。」
 俺たちは、魔族の人々との交流を終えて魔王城へと帰ってきた。結局俺は、レーネ以外の魔族の人と話せなかったけど。
 最初からナビに頼んでオーラを消しとけばよかったかもな。
 魔王城へ帰ってきた俺は、みんなにレーネのことについて話してまだ慣れるまではあんまり話しかけたりしないで欲しいとお願いした。
 ちなみに今レーネは、クロムの部屋でセレスさんとクロムと一緒にいる。セレスさんとも、もうだいぶ打ち解けたみたいだな。
「あ……あの……竜斗、今日はレーネさんとずっと一緒にいるんですか?」
「ああ、そのつもりだ。まだここにも慣れてないからな。不安が少しでも和らぐなら一緒にいてやりたいし。」
「……そ、そうですか……」
 あれ?なんかシェレール、少ししょんぼりしてないか?
(今日もまたできないんですか……でも、竜斗も人のためを思ってやっているのですから私がここでわがままを言ってはいけませんよね。………はぁ〜)
 やっぱり、少し落ち込んでる?
 う〜ん、シェレールの気持ち、少しずつ分かっていこうとは思っているがなんで落ち込んでるのか全く分からないんだよな。
 まっ、おいおい分かればいいよな。
「それじゃ俺、そろそろ行くからな。」
「あっ、竜斗…………」
(行っちゃいましたか……)

 シェレールside
「あれ〜、シェレール、あんたもしかして寂しいの?」
「っ!」
 私が落ち込んでいるところにユイがこちらに近づいてきてにやにやしながらそう言いました。
「あはは〜、シェレールさん、どんまい!柊君は、いつもあんな感じだからしたかないよ!」
「そうです!師匠!リュウさんは、目の前のことに必死になる人なんです!」
 白井さんとルビーさんは、私に向けて慰めの言葉をかけてくれます。
「はぁ〜、あんたね、そうやってうじうじしてるだけじゃあの鈍感は気づかないわよ?時にはやっぱり攻めも必要でしょ!」
「攻め……ですか?」
「ええ!攻めよ!………男の人はそろそろ戻ってちょうだい。ここからは、女の子だけの秘密の会議なんだから。」
「わ、分かった、それじゃ僕たちは先に帰ってるね。」
 そう言ってギルさんたちが自室へと帰っていきました。
「それじゃみんな、私の部屋で秘密の会議しましょ!」
 と、言うことでみんなでユイの部屋へやって来て私を中心に話が進んでいきました。
「それで、シェレール、あんたたちもうヤったんでしょ?」
「ぶっ!」
「ゆ、ユイさん、さすがにそれは……」
「でも、シェレールと竜斗の様子を見てると絶対にもうヤってるのは分かってるのよね。二人もわかるでしょ?」
「「………うん(はい)」」
「そ、そんなに分かっちゃいますか!?………恥ずかしい……」
「恥ずかしいって、あんたたちには何度も注意したはずだけど?」
「あぅ……そうでした……」
「はぁ〜……でも、このごろヤれてないから寂しい、とそういうことでしょ?」
「……はい……」
「………最後にヤったのっていつなの?」
「そ、それは………ここに来る前の海辺で……ですので……2日前です……」
「あ、あんた!ふ、2日前にヤっといて寂しいって、どんなけ淫乱なの!?」
「い、淫乱!?」
「お、おお、す、すごいね、シェレールさん。」
「師匠が……うぅ……」
「ち、違います!わ、私は淫乱なんかじゃありません!」
「だって、2日前にヤってるんでしょ?私の中じゃそれは充分過ぎると思うんだけど?」
「そ、それは………だって……竜斗……すごい優しいんですよ?……私のことを一番に考えてくれて……この前、喧嘩した時も私の事ですごい悩んでくれてたんですよ?そんなに思ってくださるのだから、彼が愛おしくなるのは当然のことですよ!」
「「「………」」」
「はぁ〜……悪かったわ、変な事言って。ちょっとあんたが羨ましくて意地悪しちゃったの。」
「……ぇ?羨ましい?」
「もちろんよ!あんたも知ってるでしょ!?私は、竜斗のことが好きなのよ!?そんな好きな人が他の人に取られて目の前でイチャイチャされるの!もう嫌になっちゃうわよ。」
「……あ……そ、それは……なんというか……すいません……」
「謝らないで……なんか、私が惨めみたいじゃない。」
「でも、確かにそうだね。私も柊君のことはずっと好きだったんだもん。それもシェレールさんたちよりも前に。」
「わ、私もリュウさんのことはとても好きでした。あんなに優しい人は、探しても他にはいないと思います。」
「………ご、ごめ……」
「だから謝らないで。私が好きだった柊君は、シェレールさんを選んだんだから。」
「今は、二人の幸せが私も幸せだと感じられるんです。」
「はぁ〜……だからシェレール、あんたはちゃんと幸せになるのよ!私たちの分まで!」
「………み、皆さん……ありがとうございます!」
「さて、それじゃ、早速シェレールをどうやって竜斗に攻めさすか考えましょ。」
「あ、それが目的でここに来たもんね。」
 皆さん、本当に優しいお方。
 こんな皆さんから竜斗を奪ったんですからもっとどんどん攻めないといけませんね!
 竜斗、明日、覚悟していてくださいね!











 今回も読んでいただきありがとうございます!
 皆さんにご報告があります。
 私の作品3作目「俺の許嫁は幼女!?」をタイトル変更してカクヨムでも投稿することになりました!
 そのタイトルは「許嫁が幼女はさすがに無理があります」です!
 ノベルバで読んでる方も、読んでいないという方も読んでいただけると幸いです!
 フォロー、応援コメント、待ってます!
 これからも頑張りますのでよろしくお願いします!

コメント

  • Ritsuki

    ギルいたんだ

    0
  • ノベルバユーザー328077

    なんというか、周りの女性たちの方がシェレールよりかなり大人な考え。

    0
  • Kokuryu

    空気のギルさん久しぶりに登場笑

    4
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