クラス転移で俺だけずば抜けチート!?

白狼

178話 妄想

 シェレールside
 う〜ん、少しやり過ぎてしまいましたでしょうか?
 私は、お腹いっぱいと言っていた竜斗に対してまだ料理をあげていました。
 さすがにダメでしたね。ちゃんと謝らなくては。
「竜斗、その、先程はすいませんでした。」
 私は、隣にいる竜斗に謝罪をしました。
 ですが、返事を帰ってくることはありませんでした。
 も、もしかしてそんなに怒っているのでしょうか!?
 また、竜斗が私の前からいなくなろうとするの!?
 嫌!それだけは絶対に嫌!
 絶対に許してもらわないと!
「竜斗!」
「しー……シェレール、竜斗寝ちゃったからあまり大声出さないであげて。」
「え?……眠ってる?」
 私は、隣を見るとテーブルに突っ伏して眠っている竜斗がいました。
 私は、それを見た瞬間、すごい安心しました。
 良かった〜、本当に許してもらえないかと思っちゃった。
「……竜斗……よく寝てる……すごい気持ちよさそう……」
 クロムの言う通りすごい気持ちよさそうに眠っていました。
 ふふっ、いつもはカッコイイ竜斗ですが、寝顔はとても可愛らしいです。
「シェレール、今日は残念だったね。明日までお預けのようだ。」
「え?」
 セレスさんが急に私に向けてそんなことを言ってきました。
 お預け?何を?
「…………あっ!!」
「ふふっ、分かったようだね。」
 そう!そうよ!
 竜斗が寝ちゃったらエッチが出来ないじゃない!
 う〜、でも、こんなに気持ちよさそうに眠っている竜斗を起こすなんて出来ないし……
「仕方ありません。今日のところは諦めます。」
「明日、たっぷりと可愛がってもらうといいよ。あっ、そうだ。声をいくら出しても構わないように誰も近くにいない部屋を用意しようか?それなら気兼ねなく出来ると思うけど?」
「〜っ!だ、大丈夫です!竜斗がちゃんと毎回部屋に防音用の結界を張ってくださるので。」
「ふふっ、ちゃんとその対策はしているのか。優しいんだね。」
「そ、それはもちろん!竜斗は、いつも私のことを気に使ってくれます!それに私がしてほしいこととかを何も私が言う前にしてくれるんです!本当にとても素敵な方なんです!」
「なんか、惚気を聞かされてるような……でも、それなら喧嘩とかしなさそうだね。」
「ぁ………」
「あれ?するの?」
「はい……つい先程も……」
「嘘!?でも、全然変わってないよ!?それどころか今さっきよりも仲が縮まったくらいだよ!?」
「そうなんですが………」
 私は、セレスさんに先程、喧嘩してしまった理由や仲直りした経緯を話しました。その際、クロムも助けてくださったことを教えました。
「それでですね!竜斗!謝るのと同時に私にプロポーズしてくれたんです!ふふっ、あの時は本当に嬉しかったです。思わず抱きついてキスもしちゃったくらいですし!あっ、それは毎回してますね。」
「結局、最後は惚気を聞かされたね。はぁ〜、お腹いっぱい。」
 あれ?惚気になっていたのでしょうか?私は、竜斗がどれくらい素敵な方か教えていたのですが。
「それじゃ、私は部屋に戻るね。あっ、その前に竜斗を運ぶの手伝う?」
「あ、いえ、大丈夫です。1人でできます。」
 私がそう言うとセレスさんは、クロムを連れて部屋を出て行きました。
「……私も帰りま………あれ?」
 周りを見渡すと誰もいませんでした。
 いつの間にかパーティは、終わっていたらしいです。
 ……ということは今、私は竜斗と二人っきり。
 私は、本当に誰もいないか確認したあと、竜斗の頬を指で触ったり頭を撫でたり、頬にキスをしたりもしました。
 今の二人っきりの空間を思う存分楽しみました。
「………どのくらい時間が経ったのでしょうか。」
 正直、今の動作を1時間以上繰り返していたと思います。
 さ、さすがにもうそろそろ寝ないといけませんね。
「………でも……本当なら今頃………」
 ベットの上で………ぴゃあ!
 りゅ、竜斗!激しすぎます!
「………ん……んん………」
 あっ、大きな音を出してしまいました。
 今、微かに竜斗の目が開きかけていましたがすぐにまた閉じられました。
「ホッ……戻りますか。」
 私は、竜斗の体を起こし部屋へ運ぼうとしました。ですが、体を起こすことすら出来ませんでした。
 …………私の筋力じゃ人一人起き上がらせることが出来ないのです。
 でも、このままこんなところで寝ていたら竜斗が風邪をひいてしまいます。
 そうしたら私が看病して………その後に竜斗からお礼………〜っ!
 でも、やっぱり竜斗がキツそうにしてるのは嫌ですね。
 どうにかして運ばないと!
 でも、どうやって運びましょうか。
 …………あっ!そうです!風魔法を応用して運べばいいんです!
 私は、そう思いつき風魔法を発動します。人が運べそうな程の風魔法を1点に集中して………うん!上手くいってます!
 この調子でどんどん………あっ、でも、これだいぶ魔力が持っていかれますね。
 部屋まではちゃんと持たせないと。
 ゆっくり……ゆっくり……竜斗の部屋が見えてきました。
 あと少し、あと少し!
「はぁはぁ……着きました……」
 私は、へとへとな体でドアを開け、竜斗をベットの上に横にさせました。
 あっ、ダメです。
 頭がフラフラして………
 私は、いつの間にか竜斗の隣へ倒れ込み、眠っていました。

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