クラス転移で俺だけずば抜けチート!?

白狼

160話 二人で料理

「それじゃ、最初は調理しやすいくらいの大きさに切るから待ってて。」
 俺たちは、砂浜に帰ったあと調理器具を用意した。
 その後、全長20メートル程ある魚をそのまま調理できるわけがないので一旦調理しやすいくらいの大きさに切る。
 大体1メートル程に切り分ける。
「よし、こんなもんでいいだろ。それじゃ、料理を始めるか!」
「はいっ!」
 シェレールは、俺に背を向けて魚を切っていく。
 俺は、その姿をマジマジと見る。
「…………」
「………あ、あの、どうかしたんですか?そんなに見て。」
「あっ、いや、料理しているシェレールの姿、可愛いなって。」
「〜っ!な、何言ってるんですか!も、もう!竜斗も手伝ってください!」
「ああ、分かってるよ。」
 だが、意識しなくてもシェレールに目がいってしまう。だってよ?シェレールの今の格好は水着姿の上からエプロン付けてんだぜ。それもフリフリの。めちゃくちゃ可愛い!
 こんなの、他の男には見せられんな!
「もうっ!竜斗!手が止まってますよ!」
「ご、ごめん!」
 シェレールから怒られてしまった。
 うん!怒っているシェレールも可愛い!
 だけど、そろそろ集中しないとな。
 料理スキルを使うか?
 ………やめておこう。せっかくシェレールと二人で作ってるんだから。
 俺は、自分の技量で魚をさばく。
 前よりはだいぶ下手だがまぁ、大丈夫だろう。
「シェレール、こっちは切り終わったぞ。」
「私も今ちょうど終わったところです。さて、なんの料理にしますか?」
「う〜ん、まぁ、こんなに数があるんだからいっぱい作れるからいっぱい作ろうぜ!そっちの方が料理のやり甲斐もあるってもんよ。」
「ふふっ、そうですね。色々作りますか。」
 俺たちは、色々と作るためその材料を出す。
「じゃ、俺は揚げ物にするよ。」
「それでは、私はこの魚を煮ますね。」
「おおっ!煮魚か!美味しそうだな。」
「ふふっ、一番に食べさせてあげますね。待っていてください。」
「ああ、こっちもシェレールを一番に食べさせてあげるよ。」
「ありがとうございます。」
 俺たちは、そう言ってお互い調理を始めた。
 ーーー料理シーンはカット!ーーー
 料理を始めて20分ほど。
「ふぅ、第一弾揚げあがったぞ。」
「こちらはまだもう少し時間がかかりそうです。」
「そりゃ、煮魚だもんな。ちゃんと味が染みるまでに時間がかかるだろうよ。それじゃ、シェレール、はい、あ〜ん。」
 俺は、揚げたての魚を一つ持ってシェレールの口元に持っていく。
「あ、はい。あ、あ〜ん……あふっ!はふっ!ふっ!あむあむ………んくっ!」
「どうだった?」
「ふぅ〜……舌、火傷してしまいました……」
「あっ!ごめん!もう少し冷ませばよかったな!大丈夫か?舌、見せて!」
「あ、いへ、だいひょうぶでしゅから……」
「いいから!」
 俺は、強引にシェレールの舌を見る。
「ごめんな、シェレール。痛いだろ?」
「だ、だいひょうぶでしゅから!これくりゃいにゃらしゅぐににゃおります!訳(これくらいならすぐに治ります)」
 シェレールは、そう言って自分の舌に治癒魔法をかける。
 ああ〜、こういうのにも治癒魔法って効くんだな。
「はい、治りました。」
「本当にごめんな、シェレール。」
「いえ、大丈夫ですよ。つ、次は冷ましていただけると有難いですが……」
「分かってる。次は、ちゃんと冷ますね。」
 俺は、ふーふーと揚げたての魚に息を吹きかけて冷ます。
 そして再度シェレールの口元に持っていこうとするが………
「りゅ、竜斗?食べさせてくれないんですか?」
 シェレールが上目遣いでそう言ってきた。しかも少し目をうるうるさせてる。
「いや、食べさせてあげるよ。でも、ちょっと変えてみようかなっと。」
「変える?何を変えるんですか?」
「シェレールへと食べさせ方。」
 俺は、自分で冷ました魚を自分の口に入れる。
 うん、充分に冷えてたな。
「りゅ、竜斗?」
 俺は、そのままシェレールに近づきキスをして自分の口の中に入っていた魚をシェレールの口に移す。いわゆる口移しと言うやつだ。こんな魚でやっていいのか知らんけど。
「んっ!ちゅっ…むぐっ!あむっ!ちゅっ………んくっ!」
 シェレールは、俺が口移しした魚を飲み込んだ。
「どうだった、シェレール?こういう食べ方?」
「はぁはぁ………ず、ずるいです……こんな食べ方をするなら先に言って欲しかったです!キスする準備できてなかったのに!」
「悪い、悪い。で、味はどうだった?」
「わ、分かりませんよ!だって、味の方より竜斗の方に気が行くんですから……だから……もう一回……いいですか?」
 シェレールは、また上目遣いのうるうるした目で俺にそう要求してきた。
 こんな目されたら誰だってなんの要求も聞いてしまう!
 俺は、再び揚げたての魚を自分の息で冷まして口に入れ、そしてシェレールの口に入れた。
 シェレールがしっかりと飲み飲んだあと俺は、再び味の感想を求めた。
「どうだった?」
「はい、とても幸せな気持ちになりました。この食べ方、すごいですね。」
「え?あ、いや、その、魚の味は?」
「あっ!えっと……またキスに意識が注がれちゃいました!」
 シェレールは、舌をちょっと出して申し訳なさそうにそう言った。
 ああっ!めちゃくちゃ可愛いよ!もうなんなの!?この生き物!?
 仕方ないから今度は、普通に食べさせて味の感想を聞いた。
「とても美味しいですよ!あっ、こっちもそろそろ出来上がりますので待っていてくださいね。」
 そうこうして時間が過ぎ、気づいたらもうだいぶ料理も出来上がっていた。
 そろそろ昼飯時なので残りは夜に使おう。
 俺たちは、みんなを呼んで昼食にした。
 だいぶあった魚料理だが、どの料理も一つ残らず食べ切ってしまった。ちなみに1番食べていたのはユイである。

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コメント

  • スタレン

    その内誰かから竜斗が襲われそう

    0
  • 地球儀さん

    いいぞ。もっとやれw

    2
  • シオン♪

    うんエロイ(確信)

    3
  • ノベルバユーザー264858

    相変わらずのイチャイチャ最高でした話

    3
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