クラス転移で俺だけずば抜けチート!?

白狼

129話 感謝

「「「「「「お疲れ様です!!!」」」」」」
 俺たちは、ロイアさんたちが入ってきた瞬間に労いの言葉をかけた。
「こ、これは一体?」
 ロイアさんたちは目をまん丸にさせて驚いていた。
「ふふっ、お父さんお母さん、それにみんなも驚きましたか?」
 ルビーは、ニコッと笑いながらそう言った。
「朝からみんなで出掛けた時はなんかと思ったがこれの準備をしていたんだね。」
 ロイアさんは納得したようにそう言った。
「さぁ、もう食事の準備は出来てます。どうぞ。」
 俺たちは、ロイアさんたちに食事が並んであるテーブルの前の席に座ってもらい俺から一言言った。
「ロイアさん、それにほかの皆さん、俺たちがこの家に滞在しているときにとても良くしてもらってありがとうございました。俺たちは、明日には旅立とうと考えてますので今日は皆さんにお礼としてささやかですがパーティを開かせてもらいました。今日はどうか楽しんでいってください。それでは………乾杯!」
「「「「「「「乾杯!!!」」」」」」」
 俺の乾杯の音頭でパーティが始まった。
 それからは、色々喋ったりご飯を食べたりプレゼントを渡したりして大いに騒いだ。
 この家は広いから外に漏れることも無い。
 パーティが始まってから1時間ほど過ぎるころにロイアさんから呼ばれて今は庭まで来ている。
「リュウ君、今日はありがとうね。」
「いえいえこれくらいのこと全然大丈夫ですよ。それにお礼を言わなくちゃいけないのはこちらですからね。」
「いや、それでも今回のパーティを準備してもらったことには違いないからね。」
「まぁ、そこまで言うならそのお礼の言葉受け取っておきます。」
「ああ、頼むよ。」
「ですが、こちらからもしっかりとお礼をしておかなくちゃいけません。それに……シェレールと付き合えたのもロイアさんのおかげでもありますからね。」
「ああ、そういえば君にそんな話をしたこともあったね。で、シェルさんとの調子はどう?上手くいってる?」
「え、ええ、結構上手くいってます。」
「ほう、それは良かった。」
「あ、そういえば話は変わりますけどルビーを旅に同行させるつもりですがよろしいのですか?」
「ああ、その事なら全然構わないよ。ルビーにもっと外の世界を見てほしいからね。それにルビー自信がリュウ君と同行することを望んでいるからね。だから私も妻も反対なんかしないよ。」
「そうですか、分かりました。」
「ルビーのこと、頼むよ。」
「はい、ルビーは俺が絶対に守ります!」
「うん、やっぱりルビーのこともらって欲しかったな。」
「す、すいません……さすがにそれは……」
「分かってるよ。君がシェルさん一筋ってことはね。それにすごい幸せそうだってことをね。」
「は、はぁ……」
「ん?なんか少し複雑そうな顔だね。」
「そ、そうですか?」
「なにか困ってることでもあるのかい?」
「え、ええ、まぁ、少し……」
「良かったら相談に乗るけど?」
「………あ、あの……ですね……ロイアさんは……その……セックスをする時……どんな気持ちでしたか?」
「ぶっ!?」
 ロイアさんは、まさかそんな質問が来るとは思ってなかったのか思いっきり吹いた。
「すいません、変な質問をして…」
「……い、いや、まぁ、確かに恋人が出来たら考えることだよね…うん。」
「それで…どんな気持ちでそういうことに及んだんですか?」
「う〜ん、そうだねぇ……結構昔のことだからねぇ……」
「な、なら、何歳くらいにしましたか?やっぱり成人になってからですよね?」
「あ、それは違うよ。僕は成人だったけど妻はまだ16くらいだった時にしたよ。」
「そ、それは本当ですか!?なにか不安じゃなかったのですか!?」
「う〜ん、私は妻のことを愛していたし妻も私のことを信用しきってくれてたからあまり不安なんか感じなかったよ。」
「そ、そうなんですか……」
「もしかしてそれも君の悩みの一つなのかな?」
「………はい。やっぱり年齢的に少し不安に感じることがありまして……まぁ、他にもあるんですがね。」
「ほう、ならそのもう一つの悩みとはなんだい?」
「正直俺の勇気がないことです。シェレールは、そういうことをいつでもしてもいいと言ってくれるんですがね……俺の勇気がないから出来ないんです。年齢のこともたぶん、そういうことから逃げる言い訳でしかないと思うんです。」
「ふむ、君の勇気がないからそういうことが出来ない。年齢の件もそういうことをすることから逃げる言い訳でしかない……ということかね?」
「………は、はい。」
「なるほど……だから私にどんな気持ちでそういう行為に及んだか聞いたんだね?」
「……はい。」
「今さっきも言ったけど私は妻のことを愛していたからあまり怖くはなかったよ。どうせいつかはすることだからね。」
「……ってことは俺は、シェレールのことをまだ愛しきっていない……と?」
「いや、たぶんそれはないと思うよ。君たちを見てるといつもイチャイチャしてるからね。たぶん私たち以上にお互い愛しているんじゃないかな?」
「……そうですか?」
「うん、必ずそう思うよ。たぶん、リュウ君はシェルさんのことが好き過ぎるから何かあった時に怖いんだろう。」
 確かにそうだ。俺は、シェレールのことが好きだ。大好きだ。だからこそシェレールに何かあったら怖い。傷つけたくないんだ。
 だけど、シェレールはそんな俺を待っていてくれている。いつまでもずっと………
 俺は、そう思った時、何か心の中にあった不安が消えたような気がした。
「おや、その顔はなにか決心でも着いたのかな?」
「はい、なんか心の中の不安が取れた気がしました。相談に乗ってくれてありがとうございました。」
「いえいえ、どういたしまして。それで、今夜、早速するの?」
「………それは……まぁ、出来たらなって考えてます。」
「あまりうるさくすると迷惑だからね。」
 ロイアさんは、ニヤニヤしながらそう言った。
「あ、でも誘い方が分からない。」
「はぁ〜、そんなの適当でいいんだよ。お互いが望んでるのは早く愛している人と繋がることなんだから。」
「そ、そうですね!」
 そうだ、俺は、告白だって不格好だったんだ。
「あ、でも急ぎすぎたら逆にちょっと引かれるかもね。まぁそこは自分で考えたらいいさ。それじゃ私はそろそろ戻るよ。リュウ君はじっくりと考えたまえ。」
 ロイアさんは、そう言ってパーティをしている部屋へと入っていった。
 そして、ロイアさんとすれ違い様にシェレールが庭へとやって来た。

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