クラス転移で俺だけずば抜けチート!?

白狼

123話 行方不明者たち

「大変だぁーー!!!」
 俺たちは今日、みんなで街中を歩いているといきなりそんな声が聞こえてきてすぐに人集りができた。
「どうしたんでしょうか?」
「さぁ?行ってみるか。」
「そうね。」
 俺たちは、その人集りに混ざるのだった。
 人集りの中心に行ってみると1人の人物が何か新聞のようなものを配っていた。
「おーい!俺にもくれ!」
 俺は、その人に新聞をもらうようにそう言った。
「あいよ!何枚いる?」
「一枚で十分だ!」
「では、銅貨1枚です!」
「はい、どうぞ。」
「どうもー!」
 俺たちは、その新聞をもらうと一旦見ずにその人集りから外れる。
「さて、何が書かてるかな〜………っ!」
「どうしたのですか?竜斗?」
「い、いや、ま、まぁちょっとな……」
「いいから見せて、竜斗!」
 ユイは、そう言いうと俺の手から新聞を奪った。
「何が書かてるってのよ………っ!?」
「ユイさん、どんな内容だったんですか!?」
「……そ、それは……」
 ユイは、俺に言ってもいいのかな?という眼差しを向けてきた。
「俺が言うよ。それに書かれてる内容は……勇者たちがガイシス王国から行方不明になったってことだ。」
「え!?あの方たちが!?ど、どういうことなんですか!?」
「まぁ、詳しいことはそれを見てくれ。」
 俺は、そう言ってユイの持っている新聞を指さした。
 みんな、その後は新聞に釘付けだ。
 やべぇ、思っいっきりあいつらのこと忘れてたよ。
 まぁ、俺にとってはアイツらよりシェレールの方が大切だから忘れて当然か。
 ってあいつらは今どんな感じなんだ?ナビ?
(まだ生きてますよ。ですが、そろそろ水を与えないと死んでしまいますが。)
 良かったぜ、まだ生きてるんだな。
 だが、水をやらないといけないのか。仕方ない、適当に水を入れるか。
 俺は、アイツらが入っている空間のゲートを開き水魔法で適当に水を流す。
 ナビ、どうだ?
(流れてきた水を奪い合いながら飲んでいます。)
 定期的に水を入れるか。
 ってかアイツら今、どんな状況か分かってるのか?
(あの方たちは、レグーナから瀕死状態にされたところで意識が途絶えておりそして、この前レグーナが殺されたことで意識が戻ったところです。なので、あの方たちはあの空間にいつか神様が来ると思っていて次は異世界転生などが出来ると思ってるらしいです。)
 マジか、なんて馬鹿なんだアイツら。
 いつまでも叶うことの無いことをずっと願っていろ。そして、一人一人に絶望を見せてやるぜ。
「竜斗、今さっきから何やってるの?」
「え?あ、ああ、ちょっと色々あってな。まぁ、気にするな。」
「そう?で、竜斗は何か知らないの?勇者たちが行方不明になった原因?」
「え?あ〜、全然わかんないなー。」
「柊君、すっごい棒読みだよ。」
「うっ!」
「リュウさん、何か知ってるんですか?」
「………まぁ、言ってもいいか。」
 俺は、今のアイツらの状況をみんなに話した。
 さすがにアイツらをそれからどうするかは言ってはいない。
「へぇ、そんなことがあったのね。」
「竜斗は、その方たちをどうするつもりですか?」
「そ、それは………」
 正直に言えば今すぐにでも殺したい。あいつらが生きているだけでイライラが溜まる。だが、アイツらには俺が苦しんだ分以上に苦しんでもらう。だからすぐには殺さない。
 だけど、そんなことシェレールたちに言えない。絶対そんなことを言ったら幻滅されるから。
「竜斗、私は別にあの方たちを竜斗がどう扱おうがどうとも思いませんよ。だって、私の大切な竜斗を傷つけたんですから!」
「お、おう、そうか。」
 まさか、そんな応えが返ってくるとは思わなかった。
「で、どうすんの?そいつらを生かしておくの?殺すの?」
「………まだ生かしておくよ。」
「あれ?私はてっきり殺すって言うと思ったんだけど?」
「まぁ、すぐには殺さないだけだよ。」
「へぇ、まぁ竜斗の好きにすればいいんじゃない?シェレールも言ってたけど私たちが大切に思ってる竜斗を傷つけたんだから当然のことよ。」
「は、ははっ、照れるな。まぁ、好きなようにするよ。」
「でも、勇者たちのことほかの人たちに知られたら面倒なことになりそうね。」
「ああ、だから秘密にしておくよ。まぁ、俺の作った空間に入れてるから周りに知られることは無いだろう。」
 あ、そういえばナビ?レグーナが持っていた色欲の大罪スキルは、どうなったんだ?
(レグーナが殺された瞬間に色欲の大罪スキルは、眠ってしまいました。色欲の大罪スキルを持つ者が現れない限り眠り続けているでしょう。)
 ああ、そういう事ね。
 それならあいつを殺す前に色欲の大罪スキル奪っとけばよかったな。
(いえ、大罪スキルは、強奪のスキルでは奪うことはできません。その大罪スキルが認めてくれれば獲得可能となります。)
 へぇ、そうなんだ。それなら仕方ないな。
「じゃ、勇者たちのことは竜斗に任せるってことで。私たちが変に手を出してもしょうがないしね。」
「ああ、そうしてくれると助かる。」
 そういうことでこの一件の話は終わった。
「竜斗、何か不安に思うことがあったり困ったりすることがあったら私に言ってくださいね!相談でもなんでもしてあげますので。」
「ありがとう、シェレール。そんなことがあった時には必ずシェレールに言うよ。」
「はい、竜斗!」
「はぁ〜、またイチャイチャして。私たちは邪魔者かしら?」
「邪魔者と言うより全く私たちのこと見えてないみたいだよ。」
「リュウさんも師匠も幸せそうです。」
 それから白井たちは、俺とシェレールのやり取りが終わるまでずっと見守ってくれていた。

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コメント

  • ノベルバユーザー300868

    色欲ってどんなのだっけ?

    1
  • 新時 翔

    やべぇ、一気読みしすぎて途中のストーリーが抜けちまったw

    2
  • ノベルバユーザー213886

    なんか、これじゃあ精霊を召喚した意味ねーなという序盤でしたね

    2
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