クラス転移で俺だけずば抜けチート!?

白狼

122話 寝言

 俺たちは、夜遅くまでずっとイチャイチャしていて今は、そろそろ戻るシェレールを扉の前で手を繋いで最後の挨拶をしていた。
「今日は夜遅くまですいませんでした。」
「いや、別に気にするな。」
「………」
「あの、シェレール?手、離さないともどれないぞ。」
「りゅ、竜斗から離してくださいよ。」
「いやいや、シェレールから離してくれって。」
「そ、それではせーっので離しましょう。」
「分かった。それじゃ、せーっの……」
 俺たちの手は繋がったままだった。
「手、離れてないぞ。」
「離れていませんね。」
「………ははっ」
「………ふふっ」
「やっぱりお互い離れたくないんだな。」
「嬉しいです。」
「あ〜、その、なんだ?もう少しだけいてもいいんじゃないか?」
「いいんですか?」
「ああ、シェレールさえ良かったらだけど。」
「居たいです!ほんの少しだけでいいので居たいです!」
「それじゃ、部屋に入って。ここも案外冷えるだろ?」
「ありがとうございます。」
 それから俺たちは、もう少しだけという言葉を続けてしまいシェレールは、ずっと俺の部屋に居残った。
「すぅ〜すぅ〜」
「ん?寝たか?」
 シェレールは、俺の肩に頭を乗せて気持ち良さそうな寝息をたてていた。
 ど、どうしよう。俺が動いたらシェレールを起こしちゃうよな。
 仕方ない、今日はこのままにしておくか。
 じゃあ俺も寝ようかな………って、動けないんじゃん!
 ど、どうしよう?
 俺もこのまま寝る?無理無理!
 シェレールの匂いとか感触とかが気になって寝れるわけがない!
「んんっ……竜斗〜……」
 シェレールは、寝言を囁きながら俺にさらに密着する。
「シェ、シェレール!?」
 あ、そうか。部屋だからっていっても少し寒いのか。
 スキル 完全創造
 作るのは暖かい毛布っと。
 よし、この毛布をシェレールに掛ける。
「ふみゅ〜……」
 良かった、気持ちよさそうだな。
 シェレール、寝顔も可愛いな。ちょっと触ってもいいよな?
 俺は、そう思いシェレールの頬を触る。
 ぷにぷに。
 おおっ!柔らかい。癖になりそう。
 ぷにぷに。
「んん〜……」
 ぷにぷに。
「ふみゅ〜……」
 おっと、いけない。このまま触っていたら起こしてしまうな。
 今度、シェレールが起きている間にこうやったらシェレールどんな反応するかな?
 怒るかな?それとも照れるかな?でも、どんな顔をしても可愛いんだろうな。
「竜斗〜……」
 おっ、また寝言で俺の名前が出た。
「離れちゃ嫌ですぅ〜……」
「ははっ、離れるわけないだろ?」
「大好きです〜……」
「俺も大好きだ、シェレール。」
 俺は、その後シェレールの寝顔をずっと見続けているといつの間にか日が昇っていた。
 全然眠くならなかったな。というか、全くシェレールの寝顔、見飽きないな。
「んっ……うみゅ〜……んんっ」
 おっ、起きたか?
「んんっ……あれ?ここ……っ!?りゅ、竜斗!?」
「おはよう、シェレール。」
「お、おはようございます!ど、どうして…え?わ、私、どれくらい寝てました?」
「ん〜、そうだな……12時くらいから寝てたから6時間だな。」
「そ、そんなに……す、すみませんでした!肩借りちゃって。重かったですよね?」
「いや、全然。シェレールの寝顔、可愛かったぞ。」
「〜っ!竜斗、は、恥ずかしいですぅ〜。」
「それに寝言も言っていたぞ。」
「ふぇ!?な、何を言っていたんですか!?」
「俺の事を主に言っていたな。好き、とか離れたくない〜とか。」
「あ、それなら良かったです。」
「あれ?これは、恥ずかしくないの?」
「はい、だって、事実ですから。」
「まぁ、その他にも言っていたがな。」
「な、何を言っていたんですか!?」
「それは内緒だ。」
「ひ、酷いですぅ〜。竜斗、意地悪しないでください〜。」
「だって、これ言ったらたぶんシェレールの反応……うん、やめよう。」
「な、なんって言ったんですか〜!私!」
「まぁ、可愛かったし俺もその寝言を聞けて嬉しかったよ。今度は、現実で言って欲しいな。」
「だからなんて言ったんですか!?」
 シェレールは、そう言いながら俺の胸をポカポカと殴るのだった。

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コメント

  • ノベルバユーザー300868

    ふみゅ〜って可愛い!、

    1
  • ペンギン

    可愛いですねぇ〜wいいなぁ〜

    2
  • ノベルバユーザー264858

    相変わらず最高のカップルですね

    2
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