クラス転移で俺だけずば抜けチート!?

白狼

117話 告白

「俺は、シェレール、お前のことが好きだ!!」
 言った。言ってしまった。
 だけど、後悔なんてしてない。
 好きだから好きって伝えたんだ。
 だけどやっぱり応えを聞くのが怖い。
「え……」
「あ、その、わ、悪い。こんなこと言われても困るよな。ははっ、笑っちまうな。さっ、帰ろうぜ。」
 俺は、何言ってるんだろう。本当はシェレールの応え聞きたい。だけど、断られるのが怖い。
 俺は、そのまま振り返り現世へ繋がるゲートを作る。
 そしてそのまま帰ろうとした瞬間。
「待ってください。」
 シェレールが俺の袖をギュッと掴み帰るのを止めた。
「どうして、どうしてその続きがないんですか?」
 シェレールは、涙目になりながらそう聞いてきた。
「待ってたのに、続きを。」
「悪い。これ以上は怖くて……でも、やっぱりシェレールの応えを聞きたい。だから、もう一度いいか?」
「はい。」
「シェレール、俺はお前のことが好きだ。お前の笑ってるところや俺を心配してくれるところ、俺を導いてくれるその強さ、俺はシェレールの全てに惹かれた。シェレールの全てが好きだ!だから……だから、俺と付き合ってくれ!」
 シェレールの反応は!?
「うぅ!ひっく!」
 な、泣いてる!?どうして!?
「シェレール、なんで泣いるんだ!?も、もしかして俺の告白そんなに嫌だったか?」
「ち、違います。ひっく、ただ嬉しくて。」
「嬉しい?」
「はい!竜斗からの告白です!嬉しくないわけありません!」
「ってことは……」
「竜斗、私をあなたの恋人にしてください!」
 っ!
「ほ、本当か?俺は、告白する勇気が全然持てなかった男だぞ?」
「そんなの関係ありませんよ。私だって、その、竜斗のこと好きですから。それに告白する勇気がなかったのは私の方も一緒ですから。でも、まさか、竜斗から告白されるなんて……本当に嬉しいです!」
「っことは俺たちは今から……」
「……恋人同士……ですね。」
 ドクン!
 恋人同士……恋人……
 俺が、シェレールと?
 これ、夢?
「なぁ、シェレール、俺の頬抓ってくれ。」
「え?大丈夫ですよ、ちゃんと現実ですから。」
「いや、ちゃんと確かめたい!だから、頼む!」
「わ、分かりました。」
 シェレールの小さな指が俺の頬に触れそして、一気に痛みが押し寄せてくる。
「い、痛い。」
「だから、現実です。」
「………っ!マジか!本当にシェレールと恋人同士になれたんだ!」
「はい!ふふっ、本当に嬉しいです!」
「でも、俺とシェレールって釣り合うかな?シェレール、可愛いから。」
「そ、そんな!竜斗こそ、その、カッコイイですよ。」
「………そ、そうか。」
「………は、はい。」
 あ〜、この気まずい空気、本当に恋人って感じだな。
「でも、ゴメンな。」
「え?どうして謝るんです?」
「せっかくの告白がこんなところで。」
「そ、そんな!私がここでいいと言ったんですから!」
「それに変な告白だっただろ?何度も練習したんだけど全然納得のいくものができなくて。」
「全然、そんなことありません!とっても素敵な告白でした!それに私は、竜斗に好きって言われただけでもう十分です。」
「ありがとうな。シェレール、絶対にこれから守ってやるから。」
「はい!守ってくださいね!」
「ああ、任せておけ!そ、それじゃ、そろそろ帰ろうか。」
「はい、そうですね。………あ!」
「ん?どうした?」
「みんなにはなんて言います?というよりも付き合ったことは伝えますか?」
「あ〜、どうしよう。シェレールは、どうしたい?」
「わ、私は、みんなに報告した方がいいと思います。これからもずっと一緒にいる仲間ですし。それに……」
「それに?」
「いえ!なんでもありません!………さすがに他の女の人に近寄られている竜斗を見るのが嫌、とは言えませんよね((ボソッ」
「そう?まぁ、それじゃみんなに報告しようか。」
「はい!」
 俺たちは、そう決めて現世まで戻った。

 シェレールside
 今は、竜斗に告白されてから一緒にルビーさんの家へ帰っているところです。
 私、告白…されたんですよね、竜斗に。
 あ〜、ダメです!頬が勝手に緩んでしまいます!
「あ、その、シェレール、せっかく恋人同士になったんだし、ほら、手、繋ごうぜ。」
 竜斗は、そう言って右手を私の方へ差し出した。
「はい!」
 私は、なんの躊躇もなく竜斗の手をギュッと掴みそして、指と指を絡めるようにして手を繋ぎます。
 今まで数回ですが繋いだことのある竜斗の手。ですが今回は、竜斗の手がいつもよりすごく暖かく感じます。それに力強い。
 竜斗の手ってこんなに大きかったんですね。
 本当に幸せです。
「竜斗、大好きです!」
「お、おう、俺も大好きだ。」
 竜斗に大好きって言われました!竜斗の照れているところ、すっごい可愛いです!
「そういえばなんでシェレールは、俺のことが好きなんだ?俺なんか全然カッコよくないだろ?」
「そんなことありません!竜斗は、とてもカッコイイですよ!」
「そうか?近くにギルとか色々なイケメンがいるからな。全然分からないな。」
「ギルさんたちってそんなにカッコよかったでしょうか?ふふっ、私いつも竜斗ばかりを見ていたので気づきませんでした!」
「お、おう。」
 私は、さらに竜斗を感じたくてギュッと竜斗の腕を掴みました。
「シェ、シェレール!?ど、どうしたんだ、急に!?」
「いいじゃないですか。だって私たち恋人なんですから。」
 ふふっ、恋人。いい響きです。
「そういえばみんな、俺たちが恋人同士になったって知ったらどんな反応するんだろう。」
 あ、そうでした。
 みなさんに報告しなくちゃいけないんでした。
 まぁ、私から報告したいって言ってしまったから仕方ないんですけど……白井さん、ユイさん、ルビーさんからどんな目で見られるでしょうか……すごい不安です。

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コメント

  • 名無し

    誰か一人ヤンデレになりそう

    1
  • えぎる

    白井…は…もうギルしかないか…

    0
  • ペンギン

    周りの人の反応がなんか...怖そう...w

    2
  • 九夜空猫

    おめでとうございます。
    と、素直に言いたい。

    4
  • ノベルバユーザー264858

    作者様よ貴方は神です最高やん笑

    6
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