クラス転移で俺だけずば抜けチート!?

白狼

98話 挨拶

「どうしたんだ、ルビー?急に呼び出して?」
「あの、竜斗にお願いしたいことがありまして。」
 俺は今日の朝、ルビーが俺に話したいことがあると言われ今の状況に至っている。
「俺に出来ることならなんでも言っていいよ。なるべく力になりたいと思ってるし。」
「ありがとうございます、それでお願いというのは、一度家に帰りたいのですがよろしいでしょうか?」
「家に帰る?まぁ、別にいいけど結構急だな。」
「昨日の夜、私のところにこれが届けられたんです。」
 そう言ってルビーは、一つの手紙のようなものを見せる。
「手紙?いつもらったんだ?」
「私の親は、魔獣使いでして、その魔獣でこの手紙を届けたんです。」
「へぇ、そうなんだな。で、手紙の内容は家に帰ってきてほしいって内容だったのか?」
「いえ、その、私のお父さんが昨日の昼、急に倒れてしまったんです。」
「た、倒れた!?大丈夫なのか!?」
「分かりません、急に倒れて今はぐっすりと寝ているで書いてあったのでどんな状態か分からないんです。」
「そうか、分かった。ならすぐにルビーの実家に行こう。」
「い、いえ、別にすぐにじゃなくても……」
「言葉ではそう言っていても表情はすごい心配そうだぞ。安心してくれ、事情はエミーゼさんに話す。ほかの人たちにはエミーゼさんから話してもらうようにしてもらうよ。だから、今日中には出発するぞ。」
「きょ、今日中にですか!?」
「ああ、ルビーも早い方がいいだろ?」
「それもそうですが、そんなに早くてはみんな準備が出来ないんじゃないですか?」
「大丈夫だよ、みんなならすぐに準備してくれるよ。」
「そうですか?」
「ああ、大丈夫だ!だから、ルビーも早く準備してこい!あ、みんなにはルビーから話してもらえるか?俺は、エミーゼさんの方に行くから。」
「は、はい!分かりました!」
 ルビーは、すぐにリビングの方へ行き、みんなに事情を話しに行った。
「さて、俺も急ぐか。」
 俺は、エミーゼさんの部屋に訪れた。
「リュウ君から来るのは珍しいね。どうしたんだい?」
「エミーゼさんにお話があってきました。」
 エミーゼさんは、俺の表情で察したのか緩い表情から真剣な表情に切りかえた。
 俺は、手短にかつ分かりやすく今の事情を話した。
「ふむ、そう言うことか。分かった、私の方から街のみんなには伝えておくね。」
「ありがとうございます、急なことで申し訳ありません。」
「いいよ、別に気にすることじゃないし。」
「あ、それともう一つ聞いてもいいですか?」
「ん?何かね?」
「リルの両親、ロイドさんとリカルさんがどこにいるか分かりますか?」
「ああ、確か2人なら今、私の書庫で調べ物をしているよ。」
「本当ですか!?ありがとうございます。それじゃ、俺はもう行きますね。」
 俺は、そう言って一礼してから部屋を出て行った。
 確か、書庫はここだったはず。
 うん、ここだったな。
 お、いたいた。
「あの、すいません。少しいいですか?」
「ん?おお!リュウ君か。ちょうど今、君とリルの結婚式場をどこにするか迷ってたんだよ。リュウ君は、どこがいいか希望はあるかい?」
「ああ、俺は海が見えるところがいい……って、違いますよ!てか、何度もそれは誤解だと……」
「海か……母さん、ここなんか良くないか?」
「あらほんと!綺麗なところですね!」
「話しを聞いてくださぁい!」
「うわっ!どうしたんだい?急に大きな声を出して?この場所気に食わなかった?」
「いえ、それに以前の話に今日はちょっと大事な話をしに来ました。」
 俺は、それからエミーゼさんと話した内容と同じように説明した。
「そうなのか。それは大変だね。分かった、わざわざ教えてくれてありがとう。」
「いえ、なんだかんだお二人にはお世話になりましたからね。」
「ふふっ、いつでも帰ってきていいからね。その時には式場も決めておくから。」
「いや、だからそれは誤解ですって……」
「ほら、今日には出るんだろ?急いで準備をしないと。」
「………それじゃ、そろそろ俺は戻りますね。本当にありがとうございました。」
 俺は、二人に深く礼をして書庫から出て行った。
「よし、これで挨拶を終ったな。それじゃ早く準備しよ………」
「リュウさん!」
「ん?」
 俺は、急いで準備しようと思い部屋に向かおうとした瞬間、後ろから声がかけられた。
「ああ、ルビーか。もうみんなには声をかけた?」
「あ、はい。」
「それじゃ俺も急いで準備するな。」
「あ、それなんですけど……」
「竜斗、あなたの荷物は私たちがまとめておいたわよ。」
 ルビーの後ろからみんなが現れ、ユイがそう言って俺の荷物が入っているであろうバックを渡してきた。
「おお!ありがとう。これですぐに準備できるな!もう挨拶もすんでるし、すぐに出るぞ!」
 俺がそう言うと頷いてくれた。
「よし!まずは人気がない森まで転移するぞ!みんな捕まれ!」
 俺は、みんなが掴まったことを確認して森まで転移した。
 そして転移したところで俺は、自動車を出した。
「それじゃ、行くぞ!ルビーの実家へ!」

「クラス転移で俺だけずば抜けチート!?」を読んでいる人はこの作品も読んでいます

「ファンタジー」の人気作品

コメント

  • えぎる

    実家挨拶かぁ緊張するよなぁ←違う

    2
  • カツ丼

    ここにきてルビーまさかのヒロイン次席

    1
  • ノベルバユーザー264858

    今日も投稿お疲れ様ですなんかまた波乱ありそう笑

    3
コメントを書く