クラス転移で俺だけずば抜けチート!?

白狼

87話 時間魔法

 俺は、今日も新しく手に入れた2つの魔法の練習をしている。
「まぁ、だいぶ空間魔法は、使い慣れてきたな。」
「そうだね、前より結構落ち着いてる感じがするよ。」
 この前の話し合いのあとこれからの練習は、誰かひとりが俺の練習について来てくれることになった。
 今日は、白井の番だ。ちなみに白井は、俺の練習についてくるのは2度目だ。
「でも、やっぱり時間魔法が全然出来ないんだよな。」
「確かにそうだね。なんか、コツとかあるんじゃない?」
「そうかなぁ?」
 なぁ、ナビ、時間魔法の発動にコツとかあるのか?
(そうですね、時間魔法は、時間の流れを読み取ると出来ますね。まぁ、要はイメージです。)
 イメージねぇ?
 難しすぎだろ!時間の流れって何!?
(要は、空間魔法の時のイメージと同じですよ。難しいのは、空間魔法の目に見える空間をいじるのと違い目に見えない時間の流れを読むのが必要なことです。)
 ってことは、目を使わず心で感じろってことね。
 時間を流れを読む、時間の流れを読む。
 やっぱり出来ないぞ!
(道具などを使用してはどうですか?アナログ時計の針が動く音を聞くとか、砂時計の砂が落ちる音を聞くとかは、どうでしょう?)
 おお!それならできる気がするぞ!
 よし、さっそく。
 スキル 完全創造
 俺は、完全創造で日本にあったアナログ時計と砂時計を作り出した。
「柊君!これ、日本にあった時計?」
「ああ、これで時間の流れを感じて時間魔法を使えるようにする!」
「へぇ、そうなんだ。うわ〜、この時計懐かしいな〜!」
 白井は、アナログ時計を手に持ち少し興奮している。
「なぁ、白井。」
「何?」
「もし、日本に帰れるなら帰りたいか?」
「う〜ん、そうだねぇ。みんなで日本に行けるなら帰りたいな。お母さんとお父さんも心配しているだろうし。」
「そうか。」
 なら、頑張らなくちゃな!
 俺は、空間魔法で音のない空間を作り、その中でアナログ時計と砂時計の音を聞く。
 白井には、外で待ってもらっている。
 俺は、目を閉じ集中する。
 今聞こえるのは砂時計の砂が落ちる音とアナログ時計の針が動く音。
 ………………………
「………」
 閉じていた目を開けた。
「なんか出来そうな感じがする。」
 まだしっくりとは来ていないが時間の流れ的なものを感じ取れた気がする。
「一度試してみるか。」
 俺は、時間魔法を発動したが、何も変わらなかった。
「なんにも変わってないな。」
(いえ、無事に時間魔法は成功していますよ。)
 うぇ!?まじか!?でも、なんの変化もないぞ。
(ではマスターが用意したアナログ時計と砂時計を見てください。)
 俺は、ナビにそう言われそれを見る。
「あ、あれ!?」
 アナログ時計は、全く動いておらず砂時計も砂が落ちていなかった。
 壊れたか?と思ったが砂時計は、空中で止まっていた。
 ということは………
(時間魔法、成功ですね。おめでとうございます、マスター。)
 あ、ああ、ありがとう。
 よし!これで日本に帰れる!
(何を言っているんですか?)
 え?
(まだまだマスターは、素人なんです。そんな大それた魔法が簡単に出来ると思ってるんですか?)
 うっ!なんか、この頃ナビさん酷くない?
(現実を見せてあげるのもナビの役目なので。)
 はい。
 俺は、空間魔法で作った空間から出た。
「ひ、柊君!すごく遅かったけど大丈夫だった!?」
「ん?あ、ああ、大丈夫だ。どれくらいあの空間にいたんだ?」
「約3時間ってところだよ!」
「そんなにか。結構かかったな。悪い、待たせたな。」
「ま、まぁ、いいんだけどね。そろそろ帰らないとみんなも心配しちゃうよ!」
「まじか、よし、急いで帰るぞ!」
 俺たちは、急いでエミーゼさんの家へと帰って行った。

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コメント

  • SLOWさん

    白井

    1
  • MIKURO

    称号に復讐を誓う者や耐える者などがあってもいいと思います!

    1
  • ペンギン

    おー!遂に時間魔法を...w

    1
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