クラス転移で俺だけずば抜けチート!?

白狼

86話 心配

「やべっ!急がないとみんなそろそろ起きるぞ!」
 俺は、ちょっと魔法の練習をし過ぎてただいま猛烈にダッシュして帰宅しております。
 まぁ、別に説明すればいいんだろうけどあまり心配はかけたくないんだよな。特にシェレールには。
 俺、あいつにけっこう心配をかけてるからそろそろ安心させたいんだよな。
 で、帰宅してみると………
「おかえりなさい、竜斗。」
 ドアのを開けると目の前にシェレールが仁王立ちで手を腰にあて待っていた。
「間に合わなかったか……」
 俺は、その場に正座をして説教を受ける準備をする。
「竜斗、そんな所で汗も拭かないで座っていると風邪引きますよ。」
 シェレールは、そう言って俺の頬に垂れていた汗を拭いてくれる。
「あ、あれ?怒ってない?」
「何を怒るんですか?もうすぐでご飯出来ますので手洗ってきてくださいね。」
「あ、ああ、分かった。」
 ど、どういうことだ?
 俺は、疑問に思いながらも手を洗いリビングへ行った。
 そして、リビングに着くとシェレールがエプロン姿でキッチンに立っていて朝食の準備を始めていた。
「シェレール、なにか手伝うことあるか?」
「あ、それならお皿を出していただけますか?」
「ああ、分かった。」
「ありがとうございます。」
 俺は、シェレールに言われた通りにお皿を人数分だした。
「あ、俺もおかずをよそうよ。」
 俺は、そう言って準備していた料理を皿に移した。
「竜斗、ありがとうございます。あ、竜斗、スープはこれくらいの味でいいですか?」
 シェレールは、そう言って俺に味見用の小皿にスープを入れ渡してきた。
 俺は、そのお皿を受け取り飲む。
「う〜ん、もうちょっと味が濃い方が俺は好きかな?あ、でも、別に今でもいいと思うぞ。」
「じゃあ調味料たすね。」
 そう言ってシェレールは、躊躇なくスープに調味料を入れ味を濃くしている。
「これでどうかな?」
 シェレールは、再び俺に味見用のお皿を渡してきた。
 俺は、それを受け取り飲む。
「ああ、うん!俺は、こっちの方が好きだな。」
「分かった、なら、これでいいかな。」
 シェレールは、そう言ってスープの調理を終える。
「あ、竜斗、リルちゃんを起こしてきてくれるかな?」
「ああ、分かった。」
 俺は、そう言ってリルが寝ている部屋に行く。
 ちなみにリルの両親は、リルを家に連れ戻そうとしたがリルは、嫌と言って聞かなかったから俺とエミーゼさんが説得した。
「リル〜、起きてるか〜?」
「むにゅ〜」
 リルは、まだ毛布にくるまりぐっすりと眠っている状態だった。
「ほら、起きろって。もうご飯できてるぞ。」
 俺は、リルの肩を揺さぶり起こそうとする。
「ん〜、………柊お兄ちゃん?」
「リル?起きたか?」
 リルは、目を擦りながら起き上がる。
「おはようです、柊お兄ちゃん。」
「ああ、おはよう。ほら、ご飯できてるから顔洗って来て。」
「はいです。」
 リルは、そう言って欠伸をしながら部屋を出て行った。
 俺もリビングに戻るともうみんなも居て、朝食の準備もできていた。
 俺らは、その後朝食を食べ片付けをみんなでして、外に行こうとしたが俺は、シェレールに止められた。
「竜斗、ちょっと待ってもらえますか?」
「ん?どうした?」
「あ、あの、少しお話がありまして。」
「分かった。」
 俺とシェレールは、みんなに言って家に残った。
 そして俺は、シェレールと向き合って話をする体制をとった。
「それで話って?」
「あ、あの、今日の朝、竜斗外に出かけていましたよね。」
「あ、ああ、そうだな。まぁ何も言わずに出ていったのは悪かったよ。」
「い、いいえ、最初は、ちょっとお説教しようと思ったけどエミーゼさんから言われたんです。竜斗のことを心配するのもいいけどたまには信用して待っておくのも大切だよって。そうじゃないと竜斗自身にも負荷をかけることになるよって、そう言われたんです。」
 そんなことを言われていたのか。だから今日の朝、何も言われなかったのか。
「竜斗!わ、私、竜斗に負荷をかけていますか?」
 シェレールは、目をうるうるとさせながらそう言った。
「本当に私が負荷をかけているのなら言ってください!わ、私、竜斗に酷いことをしていますか?」
「そ、そんなわけないだろ!俺は、別にシェレールに心配されていることに何も思ってない!と言うよりも逆に嬉しいんだ!」
「え?嬉しいんですか?」
「ああ、昔の世界じゃ心配なんかされなかったからな。だから俺は、すごい嬉しいんだ。それに、心配をかけすぎて俺が悪いと思ってるくらいだよ!」
「確かに竜斗は、心配をかけすぎていますね。」
「うっ!」
 そこは、結構正直なのね。
「でも、私、誰かをここまで心配したことなんて一度たりともあったことはなかったんです。竜斗が初めてなんです。」
「そ、そうか。シェレール、俺、なるべくシェレールにあまり心配をかけないようにするよ。でも、絶対またいつかみんなに心配をかけると思う。その時は、俺に説教をしてくれ。。」
「説教してもいいんですか?」
「ああ、そうしてくれた方が俺もみんなの仲間なんだと感じられることがあるんだ。」
「分かりました。」
 そこでこの話は、ひと段落着いた。
「それじゃ、俺たちも外に行くか。」
 俺は、そう言って部屋を出ていこうとした瞬間、シェレールに止められた。
「竜斗、どこに行こうとしているんですか?」
「えっ!?」
「今日の朝、心配をかけたんですからその分の説教をしないといけません。さぁ、そこに正座してください。」
「い、いや、その、それは、次からということで………」
「さぁ、早く。」
「はい。」
 俺は、その場に正座をした。
 そしてその後、1時間程度シェレールのお説教を受けた。

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コメント

  • ノベルバユーザー300868

    w

    1
  • ノベルバユーザー284939

    尻に敷かれてる

    0
  • ノベルバユーザー252836

    心配で説教?夫婦でもないのに?いまいち理解出来ん勝ったʬʬʬʬʬʬʬʬʬʬ

    0
  • 見習いにゅーびー

    負荷をかける→ストレスや重荷、気を遣わせるといった内容だとおもうので、機械じゃないんだから…となるのは不自然やと思います

    0
  • レッD

    とうとうシェレールさんの尻に
    ひかれてしまった竜斗くん

    1
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