クラス転移で俺だけずば抜けチート!?

白狼

75話 出発

「みんな、これが約束のお礼だ。本当にありがとう。」
 俺たちは、応接室の間でジガレッドさんから昨日俺が提案した通りのお金が渡された。
 俺は、そのお金をアイテムボックスの中に入れてジガレッドさんに挨拶をする。
「数日間お世話になりました。ありがとうございました。」
 俺は、この数日間のお礼を込めてそう言った。
「それじゃ俺たちは、これで失礼します。本当にありがとうございました。」
 俺は、立ち上がりそう言って頭を下げた。
 俺に続いてみんなも頭を下げた。
「こちらこそありがとう。これからのみんなの活躍に期待してるよ。」
「リュウさん、本当にありがとうございました。」
 俺たちは、別れを告げ部屋を出て行った。
「柊お兄ちゃん、またあれ使うです?」
「ああ、そうだけど、どうかした?」
「ううん!このごろ乗れてなかったから楽しみです!」
「そうか、今日は人数も多いからさらに楽しいだろうな。」
「わーい!」
 リルは、その場でぴょんぴょんと跳ねて喜んでいた。
「リュウ、リルちゃんが言っているあれって何?」
 ギルがそう不思議そうに尋ねてきた。
「楽しみにしておけ。たぶん驚くと思うけどな。」
「?」
 ギルだけでなくこの国で知り合ったみんなも不思議そうにしていた。
 まぁ、そりゃそうだよな。
 それから少し歩いて俺たちは、止まった。
「どうしたんですか、リュウ?」
「みんな、ちょっと離れていてくれ。」
 俺がそう言うとシェレールさんたちは、すぐに下がった。
 ギルたちも不思議そうにして下がった。
 まずは、この自動者をギルたちに視認出来るようにして、アイテムボックスから取り出す。
「「「「「………………」」」」」
 ギルたちは、目の前にあるものが何か分からなかいのかこの鉄の塊にただ呆然とするだけだった。
「柊お兄ちゃん!早く乗りたいです!」
「よし、すぐにドアを開けるな。」
 俺は、そう言ってドアを開ける。
「1番ですー!!」
 俺がドアを開けた瞬間、リルが自動車に乗り込んだ。
 それからシェレールさんたちも乗り込んで行った。
「ほら、みんなも。」
 俺は、まだ呆然としているギルたちにも乗るようにそう言った。
「いやいや!なんなの!これ!」
 ギルが少し取り乱した。まぁ、当然か。
「これは、自動車っていう乗り物だ。まぁ、馬車と同じようなものと考えてくれればいい。」
「馬車……だって?」
「馬がいない馬車だな。」
「それ、馬車じゃないよ!」
「まぁ、気にすんな。とにかく乗ってくれ。出発するぞ。」
 ギルたちは、恐る恐る自動車の中に入って行った。
「みんな乗ったな。それじゃ出発するぞ。」
 俺は、そう言って行き先を登録した。
 少しアナウンスが流れゆっくりと動き始めた。
「うわっ!う、動いた!」
 ギルたちは、やはりと言っていい反応を見せた。
 リルは、ひとつの窓の所に張り付いていて外の景色を眺めている。
「すごいな、この自動車って乗り物。自動に動いてくれるなんて。」
 ルカが外の景色を見ながらそう言った。
「自動車だからな。そりゃ自動で動いて当然だ。」
「リュウたちは、いつもこの乗り物で移動しているのですか?」
 ルビーが車内をあちこち見ながらそう尋ねてきた。
「ああ、そうだぞ。結構便利なんだよな。」
「そうなんですね。」
 そのあともギルたちは、車内をうろちょろしながら色々と質問したりしてきた。
 エルフの国には、歩いても1ヶ月以上かかるとジガレッドさんに言われていたのでさすがに自動車でも、一日で着くには無理と思ったので日が暮れた時点で自動車を止めて野営の準備をした。
 自動車の中で寝るつもりだが一応見張りも用意しておく。
 そして夜になりーーー

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コメント

  • 見習いにゅーびー

    最新話に近いところだからこそ、見られやすいと思ったのでは?

    0
  • ノベルバユーザー272287

    ここで10話の話をしても…ねぇ?

    0
  • ノベルバユーザー248828

    ジガレットさんの娘さん遂に出んかった

    0
  • なあ

    続きが気になる(≧ω≦)

    1
  • カツ丼

    夜になり……っとかやるねぇ
    期待してますシェレールさん

    1
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