クラス転移で俺だけずば抜けチート!?

白狼

34話 至れり尽くせり

 復讐に抱く憎悪を発動した翌日の朝。
「や、やべぇ。体が動かねぇ。」
 俺は、体に走る激痛で立つことすら出来なかった。
 もうとっくにいつもの朝練の時間はすぎている。
 ああ、ユイ怒ってるかな?
 毎日来てくれてたもんな。
 そして問題は朝食の時間だ。
 そろそろ朝食だから食堂へと向かわないといけないけどこの状態だから向かえない。そうなると多分メイドの人が呼びに来るだろう。
 そしてこの状態のことがバレ何をしたか絶対に問われるだろう。
 は、早く起きないと。
 いっ!痛っ!
 やばいな。もう腕も上げられないや。
 ………うん、諦めよう。大丈夫、なんとか誤魔化せるさ!
 俺は、そう自分に言い聞かせゆっくりと瞼を閉じた。


 シェレールside
「あれ?竜斗はまだ来てないの?」
「そうみたいね。どうしたんだろう?」
 ユイさんと白井さんは、柊さん心配をしています。
 やっぱり昨日のことが原因なのかな?
「私、竜斗を呼んでくる。」
「あ!それなら私も。」
 二人とも柊さんを呼びに行こうと席を立ちました。
「ま、待ってください。」
 私は、不意に止めてしまいました。
 なぜ止めたのかは私自身不思議です。
「どうしたの?シェレールさんも来たいの?」
「え?あ、いやそうじゃなくてですね。」
「来ないの?なら、何?」
 え、えーと2人を呼び止める方法……。
 と、私がこのふたりを呼び止める方法を考え用途した瞬間。
「悪いな、ちょっと寝坊した!」
 柊さんが現れた。
「あ、竜斗、ようやく来たのね!」
「もう、遅いよ。」
「あはは、悪い、悪い。」
 あ、あれ?もう体は大丈夫なのかな?
「あ、あの柊さん、体の方は大丈夫なのですか?」
 私は、柊さんにだけ聞こえる声でそう尋ねる。
「ああ、大丈夫だ。悪いな、心配かけて。」
「それなら良かったです。」
「さぁ、早く座って飯食おうぜ。俺、腹減ったんだよな。」
「誰のせいで遅くなったのよ?」
「うっ!すいませんでした。」
 私たちは、それから席に座り朝食を食べた。
 朝食を食べてる最中ずっと柊さんの様子を見ていたのですが別に変わったところはありませんでした。
 ですが、私にはどうしてもあれが柊さんには見えませんでした。
 私は、朝食を食べ終わってみんたと解散したあと柊さんの後ろをこっそりと付けていきました。
「さて、そろそろいいかな。」
 柊さんは、誰もいないことを確認してからそう言った。
 う、嘘!?
 柊さんの体は、徐々に薄くなり最後には消えていった。
「こ、これって、まさか!」
 私は、急いで柊さんの部屋に向かった。

 柊side
「ふぅ、なんとか上手くいったな。」
 俺は、朝食の時間中もずっとベットで寝ていた。
 でもなんで食堂にいたかって?
 それは、暗黒魔法で俺の分身を作っのだ。
 それで何とか朝食の時間は誤魔化せたな。
 コンコンコン
 え!?誰か来た!
 やばい!また分身作らないと!
 俺は、再び分身を作りその分身で訪問に来てくれた人に会いにいく。
「は、はぁーい。」
 ドアを開けるとそこにはシェレールさんが立っていた。
「ん?どうしたの?」
「ちょっと失礼します!」
「え?あ、ちょっと!?」
 シェレールさんは、無理やり俺の部屋に入ってきた。
 そしてベットで寝ている俺を見て
「やっぱり魔法で作っていたんですね。」
 俺は、気づかれていたのを知って俺は、魔法を解いた。
「ははっ、気づかれていたか。」
「大丈夫なんですか!?立てないようですが?」
「体が激痛で全く動かせないんだよ。ははっ、笑えるだろ?」
「笑えませんよ!ったく、そういうことなら私に言ってください!私に出来ることがあるなら何でもしますから!」
「何でもって、大丈夫だよ。寝とけば別に痛くないから。」
「今日ずっと寝とくわけにはいきませんよね?その時はまた魔法でどうにかしようと思っていますよね?たぶん私の予想ですが魔法を使う度に体に激痛走るのではありませんか?」
「うっ!そこまで見抜くとはな。さすがシェレールさんだな。」
「なら、今日はまず訓練は体調を崩しているとゲイビスさんに私から伝えます。」
「ああ、ありがとう。」
「それから食事の時は私がここに持ってきてあげます。魔法で作った分身はご飯を食べても本人は食べたことにはなりませんからね。」
「ははっ、確かにね。」
「あ、そういえば今は、お腹すいていませんか?朝食食べてないでしょうし。」
「うーん、まぁちょっと空いてるくらいかな。」
「それでしたら今日のお茶の時に出す予定だったお菓子を今持ってきますね。」
「え?あ、いや別にいいよ。」
「大丈夫ですから、柊さんはそのままで。」
 そう言ってシェレールさんは、部屋を出ていった。そして数分後にまたシェレールさんが部屋に訪れた。
「今日はワッフルを作ったんです。」
「お!ワッフルか!シェレールさんのワッフル美味しいから好きだぞ。」
「ふふ、ありがとうございます。それでは、はいどうぞ。」
 そう言ってシェレールさんは、ワッフルを俺の口元に持ってくる。
「え?なに?」
「なにって、その状態では食べられないでしょう?だから、はい!」
 こ、これは、あーんとかいうリア充が良くするやつか!
 俺もまさかする時が来るとは!
「そ、それじゃあ、あーん………うん!美味しい!」
「ふふ、良かったです。まだまだいっぱいありますからね。あ、その前にお茶をどうぞ。」
 俺は、次はお茶を飲まされた。
 ははっ、まさに至れり尽くせりだな。
 それから数分間この行動が続いた。
 はぁ、幸せだった。まぁ、緊張もしたけど。
「それじゃ、私はこれで。次は、昼食の時に来ますね。」
 そう告げてシェレールさんは部屋を出ていった。
 はぁ、これがあと2回続くのか。
 悪くないな。
 俺は、そう思いながら瞼を閉じた。

「クラス転移で俺だけずば抜けチート!?」を読んでいる人はこの作品も読んでいます

「ファンタジー」の人気作品

コメント

  • ノベルバユーザー248763

    斉藤かと思ったけど分身だったw

    1
  • ノベルバユーザー141869

    シェレールさん可愛い

    2
  • ノベルバユーザー246456

    分身は魔法でしたか(*⌒▽⌒*)

    1
コメントを書く