規格外の殺し屋は異世界でも最凶!?
忌み子
「ん〜〜〜〜!あ〜〜....疲れた〜。」
思っていた通り、この量の書物は一晩かかってしまって気がついたら空が明るくなりかけていた。
「さてさてさーて、この時間だと寝るのには遅すぎるし、かと言ってフィーナさんとの約束の時間までにはかなり余裕があるし何をしようかな…」
....................困った、本当にすることが無い。
「しょうがない、部屋の掃除でもするか…」
することに困ったらとりあえず身の回りの整理だ、そのうちやりたい事見つかるかもしれないしな〜
ぐぅぅ〜〜〜〜〜〜
うん、その前に飯だ飯!
閑話休題
「さてさてさーて、お腹もふくれたことだし部屋の片付けするかー。」
───────────────────
1時間後、部屋の片付けも無事に終わって約束の時間もちょうどいい感じに近づいてきた。
さて、そろそろ行くか....
──────────────────
「おはようございます、フィーナさん。早いですね、待たせてしまいましたか?あと、何してるんです?」
約束の時間の10分ほど前に俺は城門前に来ていたがすでにフィーナさんは来ていて地面に絵を書いていた…
「ふぇ?あ!お、おはようございます!こ、これは別に早く来すぎてしまい暇だったし1人で何もすることがなくて地面に絵を描いて遊んでいたという訳ではなくてですね…え、えっと、あの....」
おぉ、全部喋った…
「とりあえず落ち着いて下さい。全部自分でぶちまけてどうするんですか?」
「/////申し訳ありません、では行きましょうか。」
そう言ってフィーナさんは早足に歩き出した。
───────────────────
「おぉー、これはなかなか大きいな…」
街について思ったのが街の景観の大きさだった。現代の一軒家よりも大きいのが多く、商店街も賑やかになっているが....
「どうも殺気が多くないか?」
「仕方の無いことですよ、私が隣に居るんですから…」
むぅ....なかなか濁してくるな…なら...
「それはあんたが忌み子、吸血鬼の生まれ変わりの存在だからか?」
俺は話の核心をつくことにした。
「!なぜそれを知っているのですか?」
「あんたが持ってきてくれた大量の書物の中に歴史書がいくつか入っていてな、一晩読み漁って色々分かってきたよ。銀髪灼眼は絶滅した吸血鬼の象徴、人族からは忌み嫌われる存在だとかなんとか...」
「一晩でそこまで...」
「まぁ、本を読むのは昔から好きだしなー」
「それにしても早すぎますよ、つくづく規格外なんですね…」
「俺はやりたいことをやってるだけなんだけどなぁ」
「ふふふ、そうですか…」
「やっと笑ったな」
「へ?」
「へ?じゃなくて、フィーナさん、あんたこの街に来てからずっと死んだような目をしてたからさ、やっぱフィーナさんみたいな綺麗な人は笑ってた方がいいと思うよ。事情が事情なだけに下手なことは言わない方がいいんだろうけどさ」
「ひとついいですか?」
「なに?」
「それを知っているのになぜあなたは私を遠ざけないのですか?忌み子ですよ?私といるとあなたも嫌悪されるんですよ?」
あー、これテンプレだなー…でも俺『そんなの関係ない!』なんて臭い言い回し出来ないしなー...てかこの人って....
「あー、フィーナさんって人間不信なの?」
「な、何を言ってるんですか!?」
「いや、だってさ、忌み子として生まれてきたのはわかったけどさ周りの評価をそのまま俺にも押し付けるって事は人間不信なのかなーって思ってさー」
「....さい」
「なんて?」
「ふざけないでください!あなたに何がわかるんですか?生まれた時から世間一般から嫌われて、それでも両親はそんな私を愛してくれました、そんな両親は周りから迫害され私が幼い頃に病に伏してしまいました。なのに周りの大人は忌み子を庇うからだとか言って助けてくれず呆気なく両親は死んでしまいました。それ以来私はずっと一人ぼっちです。
あなたに分かりますか?1人で何年も生き続ける虚しさが、寂しさが、辛さなんて無くなってそれでも心は無意味に死ぬことを選ばせてくれない無力さが!
あなたにわかりますか?目の前で両親が苦しんでいるのに何も出来ない幼い私が抱く無力感が、何もしてくれない周りの大人への失望感が!なにも知らないくせに!私はただ普通に生きたいだけなのに!それすら許されない世界の不条理があなたにわかりますか!?」
「....あのs」
「ちょっと嬢ちゃん、うるせえよ!」
俺が喋ろうとした時、宿屋?から大男が5.6人ほど出てきて俺達を囲んできた。
「さっきからピーピー泣きわめきやがって、その年でガキかよ。元々生まれ生きることすら許されないお前みたいなゴミが人の言葉なんて使ってんじゃねーよ」
「がははは!ちげーねぇ!どろすすって生きてるようなゴミがこんな所にいるんじゃねーよ!」
「おい兄ちゃん、悪いこたぁ言わねえ、そいつと一緒にいるのはやめなー、あんたも一緒に嫌われるぜー」
「そうだよ!そんなやつ慈悲で一緒にいることないぜー。」
いつの間にか広場にたくさんのギャラリーが集まっていた。
どれもこれも罵倒罵声etc
揃いも揃って阿呆ばかりだな…
「なぁあんたらさー、ひとつ聞きたいんだけどさー、いいかなー」
俺は周りに聞こえる声でそう言うと
「おぅなんだ!そこのゴミの捨て方か?」
1人の若者がそう言うとまた周りが嘲笑だす。
「いやいや、そんな事じゃなくてさー、あんたら揃いも揃って気持ち悪い性格してるの気づいてないのか?」
シーン──────────────
思っていた通り、この量の書物は一晩かかってしまって気がついたら空が明るくなりかけていた。
「さてさてさーて、この時間だと寝るのには遅すぎるし、かと言ってフィーナさんとの約束の時間までにはかなり余裕があるし何をしようかな…」
....................困った、本当にすることが無い。
「しょうがない、部屋の掃除でもするか…」
することに困ったらとりあえず身の回りの整理だ、そのうちやりたい事見つかるかもしれないしな〜
ぐぅぅ〜〜〜〜〜〜
うん、その前に飯だ飯!
閑話休題
「さてさてさーて、お腹もふくれたことだし部屋の片付けするかー。」
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1時間後、部屋の片付けも無事に終わって約束の時間もちょうどいい感じに近づいてきた。
さて、そろそろ行くか....
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「おはようございます、フィーナさん。早いですね、待たせてしまいましたか?あと、何してるんです?」
約束の時間の10分ほど前に俺は城門前に来ていたがすでにフィーナさんは来ていて地面に絵を書いていた…
「ふぇ?あ!お、おはようございます!こ、これは別に早く来すぎてしまい暇だったし1人で何もすることがなくて地面に絵を描いて遊んでいたという訳ではなくてですね…え、えっと、あの....」
おぉ、全部喋った…
「とりあえず落ち着いて下さい。全部自分でぶちまけてどうするんですか?」
「/////申し訳ありません、では行きましょうか。」
そう言ってフィーナさんは早足に歩き出した。
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「おぉー、これはなかなか大きいな…」
街について思ったのが街の景観の大きさだった。現代の一軒家よりも大きいのが多く、商店街も賑やかになっているが....
「どうも殺気が多くないか?」
「仕方の無いことですよ、私が隣に居るんですから…」
むぅ....なかなか濁してくるな…なら...
「それはあんたが忌み子、吸血鬼の生まれ変わりの存在だからか?」
俺は話の核心をつくことにした。
「!なぜそれを知っているのですか?」
「あんたが持ってきてくれた大量の書物の中に歴史書がいくつか入っていてな、一晩読み漁って色々分かってきたよ。銀髪灼眼は絶滅した吸血鬼の象徴、人族からは忌み嫌われる存在だとかなんとか...」
「一晩でそこまで...」
「まぁ、本を読むのは昔から好きだしなー」
「それにしても早すぎますよ、つくづく規格外なんですね…」
「俺はやりたいことをやってるだけなんだけどなぁ」
「ふふふ、そうですか…」
「やっと笑ったな」
「へ?」
「へ?じゃなくて、フィーナさん、あんたこの街に来てからずっと死んだような目をしてたからさ、やっぱフィーナさんみたいな綺麗な人は笑ってた方がいいと思うよ。事情が事情なだけに下手なことは言わない方がいいんだろうけどさ」
「ひとついいですか?」
「なに?」
「それを知っているのになぜあなたは私を遠ざけないのですか?忌み子ですよ?私といるとあなたも嫌悪されるんですよ?」
あー、これテンプレだなー…でも俺『そんなの関係ない!』なんて臭い言い回し出来ないしなー...てかこの人って....
「あー、フィーナさんって人間不信なの?」
「な、何を言ってるんですか!?」
「いや、だってさ、忌み子として生まれてきたのはわかったけどさ周りの評価をそのまま俺にも押し付けるって事は人間不信なのかなーって思ってさー」
「....さい」
「なんて?」
「ふざけないでください!あなたに何がわかるんですか?生まれた時から世間一般から嫌われて、それでも両親はそんな私を愛してくれました、そんな両親は周りから迫害され私が幼い頃に病に伏してしまいました。なのに周りの大人は忌み子を庇うからだとか言って助けてくれず呆気なく両親は死んでしまいました。それ以来私はずっと一人ぼっちです。
あなたに分かりますか?1人で何年も生き続ける虚しさが、寂しさが、辛さなんて無くなってそれでも心は無意味に死ぬことを選ばせてくれない無力さが!
あなたにわかりますか?目の前で両親が苦しんでいるのに何も出来ない幼い私が抱く無力感が、何もしてくれない周りの大人への失望感が!なにも知らないくせに!私はただ普通に生きたいだけなのに!それすら許されない世界の不条理があなたにわかりますか!?」
「....あのs」
「ちょっと嬢ちゃん、うるせえよ!」
俺が喋ろうとした時、宿屋?から大男が5.6人ほど出てきて俺達を囲んできた。
「さっきからピーピー泣きわめきやがって、その年でガキかよ。元々生まれ生きることすら許されないお前みたいなゴミが人の言葉なんて使ってんじゃねーよ」
「がははは!ちげーねぇ!どろすすって生きてるようなゴミがこんな所にいるんじゃねーよ!」
「おい兄ちゃん、悪いこたぁ言わねえ、そいつと一緒にいるのはやめなー、あんたも一緒に嫌われるぜー」
「そうだよ!そんなやつ慈悲で一緒にいることないぜー。」
いつの間にか広場にたくさんのギャラリーが集まっていた。
どれもこれも罵倒罵声etc
揃いも揃って阿呆ばかりだな…
「なぁあんたらさー、ひとつ聞きたいんだけどさー、いいかなー」
俺は周りに聞こえる声でそう言うと
「おぅなんだ!そこのゴミの捨て方か?」
1人の若者がそう言うとまた周りが嘲笑だす。
「いやいや、そんな事じゃなくてさー、あんたら揃いも揃って気持ち悪い性格してるの気づいてないのか?」
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