VRMMOをガチャで生き抜くために

りっきー

42話──試行錯誤

「よし!じゃあちょっとだけ料理するか。」俺はブラックウルフとフォレストバードの肉を使ってみようかと思う。

「さすがにグレイスは起こした方がいいかな?起こさないと後々怒られそうだしな。」俺はグレイスを起こすことにした。

「グレイス起きて!」

(ん?主、我を起こしたのか?さっき呼ぶなと言ったぞ。)

「グレイスがそんなこと言うならいいや。せっかくなんか作ってあげようかと思ったのに。」

(む?今なんて?)

「だから新しく手に入った肉を使って料理しようかと思ったけど、グレイスには食べさせてあげない。」

(いや、さっきのは嘘だ。さあ、早く作ろうではないか。)

「素早い手のひら返しだな。まあいいか、じゃあちょっと色々と試行錯誤するから待っててね。」

(うむ。分かった。それまで寝てるからまた呼んでくれ。)

「また寝るのかよ!分かった。」
俺は何を作ろうか考えてみた。ブラックウルフはステーキかな。フォレストバードは鶏肉のソテーとかにしてみよう。

足りない材料やら何やらを買って、色々作っていたら、30分過ぎていた。

「そろそろステーキは出来るけど、鶏肉のソテーの味が納得いかないな。」

〜〜さらに10分後〜〜

「おっ!この味だ!早く作ろう!」俺はすぐに作り終えた。

「グレイス出ておいで。」

(主、出来たのか?)

「出来たよ。さあ食べよう。」

(うむ。頂こう。)

「いただきます。」

(いただきます。)

(ん!主!これ美味いぞ!)グレイスはステーキを食べながら言ってきた。

「ありがとう。」

(こっちは少し硬いけど美味しいな。)

「でしょ?頑張ったんだ。」

(流石我が主だ。)
そのあとは特に話もせずにひたすら食べた。

「ふぅ。ごちそうさまでした。」

(ごちそうさまでした。なかなか美味かったぞ。次も頼んだ。)

「はいはい。また気が向いたらね。」

(うむ。では、寝るぞ。おやすみ)

「おやすみ。よし。じゃあそろそろログアウトしようかな。そろそろ夜ご飯作らないといけないしな。」

リュウがログアウトしました。

「よし!なんかまた、料理するとかちょっときついけど仕方ないか。」俺はハンバーグを作って2人が降りてくるのをテレビを見ながら待っていた。数分して2人が降りてきた。

「リュウお待たせ。食べようか。」

「リュウ兄おまたー!」

「はーい。」
夜ご飯を食べ終え俺はすぐに寝た。

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