VRMMOをガチャで生き抜くために

りっきー

24話──ランクアップお預け

(ふむ。いだぞ。東に200メートル行ったところに一体だけ。)

「グレイスさすが!ありがと!」

(これぐらい朝飯前だ。)

「そっか。」

(うむ。早く行くぞ。)

「うん。」
グレイスを見ているとほのぼのするなぁ。

「そろそろ見えてくるかな?」

(あと100メートルだぞ。)

「あ、いたいた!」

(じゃあ我が倒してこよう。)

「いいの?1人で大丈夫?」

(大丈夫に決まっているだろう。少し待っておれ。)

「分かった。気をつけるんだぞ。」

(うむ。行ってまいる。)

〜〜数分後〜〜

(待たせたな。)

「お!おかえりどうだった?」

(余裕だったぞ。ドロップ品はこれだ。)
そう言ってアイテムボックスから2つ取り出してきた。【テイム】すると従魔にアイテムボックスが追加されます。

「ええっと。【幸運の羽】と、【とても柔らかい鶏肉?】か。」何で鶏肉の後ろに?ついてるの!食べて大丈夫かな?

(なかなか美味そうだな。そろそろ帰るんだろ?)

「そうだよ?どうかしたの?」

(いや、その肉を早く食べたいと思っただけだ。)

「じゃあギルド寄ったら焼いてたべるか。」

(うむ。そうしてくれ。)

【ギルド内】

「あ、まだ居たんですね。」そこに座ってたのはギルマスのジークさんだった。

「ああ、リュウか。」

「あれから誰か来たんですか?」

「いや、誰も来なかった。」

「ハハハハハ!どんまいです。」

「うるせーな!で、クエスト終わったのか?」

「全部終わりましたよ。」

「全部!?メガコッコは?」

「倒してきましたよ!一体だけですけどね。」

「一体出すだけにどれほどプレイヤーが頑張ったのかお前知らないだろ?」

「まあ、知りませんね。」

「話すと長くなるんだがな「じゃあいいです。」」

「おっそうか。」

「じゃあ買取お願いします。」
俺はアイテムボックスから俺の身長を超えるほどのアイテムを出した。

「おい!待て待て。これまじか!」

「まじですよ。」
ジークさんが叫んだことでギルド内に居たプレイヤーがこっちを見た。

「おい、あれなんだよ。」

「いや、チートか?」

「このゲーム、チートは使えてねえって」

「じゃああのプレイヤー誰だよ。お前知ってるか?」

「いや、知らねえ。」
などなど他の奴らが色々噂話をしてる。

「これ明日まで待ってくれるか?」

「わかりました。じゃあ明日来ますね。」

「おう!宜しくな!」

「はい。」当然メガコッコの素材は売ってないからな。

(主よ。なかなか面白かったな。)

「そうだね。じゃあ肉を食べたい所だけど、明日でいい?」

(眠いのか、仕方ないな。明日でいいぞ。)

「ありがとう!美味しいの用意するから待っててね。」

(うむ。分かった。)

リュウがログアウトしました。

「11時30分か。流石にやりすぎた。寝よ。」

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