1話──チュートリアル

俺、山城 龍太は普通の高校生である。
20××年高校２年生の俺は待ちに待ったVRMMO──ドラゴンズギア（DG）が発売された。俺は先行予約を勝ち取ったので10万人の中に入れたのだ。因みにこのゲームは自由度が売りなので基本的に何でもできる。もちろん俺はRPGをする！

「ついに来たーーーーーー！！　やっと出来る！」
頭にギアをセットするとゲームが始まる。
チュートリアルから始めることになる。
でもまずは、名前からだ、
名前を入力してください

名前──リュウ

俺はネーミングセンスがないので安直な名前にした。

「こういう時にいい名前を考えられたらなぁー...」

「ではチュートリアルを始めます」
違和感のない声でアナウンスが聞こえた。
「まずは「性別」「身長」「体重」などの初期設定から始めてもらいます」

俺は既に設定内容を決めていた──

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性別         男
年齢         17歳
身長         182cm
体重         67kg
種族         人間
職業         侍

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「これでよし。」
「設定を終えたようですのでデモンストレーションを始めます。
まずは武器を決めてください」

もちろん俺は「刀」を選んだ。
「日本人と言ったらやっぱり刀だよな！」

「次に武器ガチャを引いてください」
（この武器ガチャはEからＳまでの武器が出ます）

「よし！　引くか！」
俺はガチャを引いたその瞬間光に包まれた。

「おめでとうございます」
な、なんとこれはＳランクの
「妖刀──村正」
だったのである

「こ、これは...」
それを手にした俺は試し斬りとして目の前に出てきたゴブリン達に斬りかかった。

「おりゃりゃりゃりゃりゃりゃ！」
ゴブリン達は光の粒子になって消えた。

「き、きっとチュートリアルだから弱く設定してあるんだよな...」
と俺は自分を納得させた。

「続いてスキルを設定してもらいます。
固有スキル2つにスキルを3つ設定できます。この後のほとんどのスキルはスキルポイントで取得することができます。」

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固有スキル      
アイテムボックス   Lv1/30─レベルに応じてアイテムを収納出来る。インベントリもあるが、あまり容量が大きくない。
                         
鑑定   Lv1/20─レベルに応じて鑑定したアイテムや人の情報を見ることが出来る

スキル
スラッシュ   Lv1/30─1つの斬撃を出すことが出来る

テイム   Lv1/20─仲良くなった魔物、動物を使役することが出来る

疾走    Lv1/20─一定時間早く走ることが出来る。レベルによって効果時間が長くなる

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「これでチュートリアルは終わりです
お疲れ様でした。」

先行特典として
ゴールド5万とHPポーションとMPポーション×５、ＥＸＰ2倍１週間分を配布します。
というウィンドウが表示された。
すぐに光に包まれたのだった。