自殺するなら異世界転生を‼︎
第15話
びっくりした俺はすかさず気を回り込み反対側に行き、先ほどの茂みを覗き込む。
しばらくガサガサ揺れ、何かがひょっこりと出てきた。
そこから出てきたのはネコのようなイヌのような・・・。そう!足の短いタヌキのようなモンスター?が茂みから出てきた。
それを見た時『◯ケモンかよ!!』と思わず思ってしまった。それほどそこに出てきそうな姿形だった。
「い、意外とかわいいモンスターだな。全部あんなモンスターだったらいいのにな」
ノラネコみたいに近づき触りたいが何をされるかわからない。なので近づかないで立ち去ることにする。
十分休憩ができたので再び川探しを再開する。
自分がどの方角へどのくらい歩いているのか全くわからない。
日本ではスマホでGPSを屈指し現在位置を確認しながら目的地に向かって行ったのにな。
「ほんとにどこにいるんだろ・・・。念のためにスマホを持ってきたけどさすがに電波が立ってないし。使い物にならんな」
スマホは電源を切りポケットに入れる。
「何か川を見つける手がかりはなかったけ?」と考えながら歩き続ける。
「あの野郎こんな何もないところに連れてきやがって!せめて川に近いとこにしろよ!」
再び怒りが込み上げてきた。(なんかずっと俺のキャラブレまくりだな)
叫んだのがとどめだったのか、前々から喉が乾いていたのにさらに喉がカラカラになった。
「改めて何か飲み物を持ってくればよかったな。完全に盲点だった」
人里に転生してくれると言われれば飲食物を心配しないのは当たり前だ。
喉がカラカラのまま歩き続ける。
するとまた茂みが揺れ始める。そこにいたのはあのファンタジーで有名なゴブリンだった。
しかしそれは一匹だけではなく十匹ほどいる大群だった。
それを見た瞬間、反射的に後ずさる。
「本能的にあれと対峙するのはまずい・・・。どうにかして逃げなきゃ」
転生してきたばかりだ、すぐに死ぬのはまずい。
物音を立てずにそーっと茂みのかげに隠れる。
念のため持ってきた包丁を装備する。これで戦闘力5くらいになったろうな。
「うう・・・。使わないとは思って持って来たけど結局使うことになりそうだな・・・。戦闘経験なんてあるわけないのに」
戦うことを避けるため茂みに隠れ息をひそめる。念のため包丁は装備。
もし見つかって戦闘になったら万に一つも勝ち目はないだろう。
「はやくどっか行ってくれ〜」
そう願い続けるしかない。
まだ近くでガサガサ聞こえる。そしてコミュニケーションをとってるのかわけのわからない話し声も聞こえてくる。
死の危険が迫っている緊張感のせいで10秒が1分、1分が10分のような長さに感じられる。
本当にどれくらいたっただろうか。緊張のあまり全く時間の経過を把握できていない。
しばらくガサガサ揺れ、何かがひょっこりと出てきた。
そこから出てきたのはネコのようなイヌのような・・・。そう!足の短いタヌキのようなモンスター?が茂みから出てきた。
それを見た時『◯ケモンかよ!!』と思わず思ってしまった。それほどそこに出てきそうな姿形だった。
「い、意外とかわいいモンスターだな。全部あんなモンスターだったらいいのにな」
ノラネコみたいに近づき触りたいが何をされるかわからない。なので近づかないで立ち去ることにする。
十分休憩ができたので再び川探しを再開する。
自分がどの方角へどのくらい歩いているのか全くわからない。
日本ではスマホでGPSを屈指し現在位置を確認しながら目的地に向かって行ったのにな。
「ほんとにどこにいるんだろ・・・。念のためにスマホを持ってきたけどさすがに電波が立ってないし。使い物にならんな」
スマホは電源を切りポケットに入れる。
「何か川を見つける手がかりはなかったけ?」と考えながら歩き続ける。
「あの野郎こんな何もないところに連れてきやがって!せめて川に近いとこにしろよ!」
再び怒りが込み上げてきた。(なんかずっと俺のキャラブレまくりだな)
叫んだのがとどめだったのか、前々から喉が乾いていたのにさらに喉がカラカラになった。
「改めて何か飲み物を持ってくればよかったな。完全に盲点だった」
人里に転生してくれると言われれば飲食物を心配しないのは当たり前だ。
喉がカラカラのまま歩き続ける。
するとまた茂みが揺れ始める。そこにいたのはあのファンタジーで有名なゴブリンだった。
しかしそれは一匹だけではなく十匹ほどいる大群だった。
それを見た瞬間、反射的に後ずさる。
「本能的にあれと対峙するのはまずい・・・。どうにかして逃げなきゃ」
転生してきたばかりだ、すぐに死ぬのはまずい。
物音を立てずにそーっと茂みのかげに隠れる。
念のため持ってきた包丁を装備する。これで戦闘力5くらいになったろうな。
「うう・・・。使わないとは思って持って来たけど結局使うことになりそうだな・・・。戦闘経験なんてあるわけないのに」
戦うことを避けるため茂みに隠れ息をひそめる。念のため包丁は装備。
もし見つかって戦闘になったら万に一つも勝ち目はないだろう。
「はやくどっか行ってくれ〜」
そう願い続けるしかない。
まだ近くでガサガサ聞こえる。そしてコミュニケーションをとってるのかわけのわからない話し声も聞こえてくる。
死の危険が迫っている緊張感のせいで10秒が1分、1分が10分のような長さに感じられる。
本当にどれくらいたっただろうか。緊張のあまり全く時間の経過を把握できていない。
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