チートで勇者な魔神様!〜世界殺しの魔神ライフ〜

solbird

魔神の蹂躙と女神の降臨

「殺しに来るなら殺されても文句言えねぇよなァ!?」
「へっ?…」

ゴパンッッッ!!!

ウルとかなんとか名乗っていたスキーボードに乗って弓を持つ馬鹿みたいな風貌の女の神の頭が遥か後方へと吹き飛んでいく。
神殺しを成したのは濃密な魔力を垂れ流す金属製の剛腕によって振るわれたトンファー。
ツカサはハンニバルによる100%の侵食を受けた事により出来ることが増え、この2週間の中で侵食を完璧にマスターしていた。
今しているように、右腕だけの侵食等だ。

「なっ…神を一撃だと!?」
「てめええええええええええ!!!!!!」

素の状態で兆を超えるツカサは、侵食によって更にステータスを爆発的に上げられる。
その圧倒的暴力の前には下級神程度では相手にならない。

「下級神でも遠距離攻撃タイプは厄介だからな。先に潰させて貰った」
「くそおおおおおおおお!!!よくも俺様の後輩を殺してくれたなあぁぁぁあ!!!!」

顔を真っ赤にさせた鬼のような風貌の神。
どうやら中級神らしく、先程の下級神とは比べ物にならないステータスだ。

「ま、50倍程度なら大したことは無いがな」
「グハッッ!?」

オーズという名の神が殴りかかって来たが、ツカサは上半身を逸らして難なく避け、ツカサの拳を顔面に受けて大きくよろめく。

「かってぇな…ま、中級神だとこれくらいは当たり前か…」
「クソがぁ…調子乗ってんじゃねぇぞぉぉぉぉぉぉああぁああああああああああ!!!!!!」

一見無防備なツカサの体にオーズの巨大な体躯から放たれた拳の連打が叩き込まれる。

ドガガガガガガガガガガッ!!!

「ヒャハハハハハ!!手も足も出ねぇだろぉ!!?!?調子こいて油断してっからそうなるんだよ!!」
「うざい」
「ゲホォア!!?!?!!?」

オーズの巨大な拳による連打を苦ともせず、ツカサは無防備な鳩尾へとトンファーを打ち込む。

「ほらほら。負けちゃうよ」
「グホッ!?ガハッ!…ぐぇっ!!」

形勢逆転。
今度はツカサによるキックとパンチの乱舞がオーズを襲う。迫力はオーズの攻撃と比べると欠けるが、重く鋭い点を突くような連打はオーズのソレを上回る。

「トドメだ」
「ぐあああああああああああああああああああぁぁぁああああああああぁぁぁああああああああぁぁぁああああああああぁぁぁ!!!!!!!」

ツカサはこれで終わりだと言わんばかりに、トンファーへとオーズの総魔力を遥かに超えた魔力を注ぎ込んで放つ。
────瞬間。
その膨大すぎる魔力が前方へと解放され、オーズだけならず神陣営の後方で控えていた下級神諸共存在が消滅した。

「さ、邪魔者は消えたぞ?トール」
「フン!上級神を侮るなよ。そこの雑魚とは一緒にするな」

突如、ツカサ達の周囲に雨粒が降り注ぎ、天がドス黒い雲で覆われる。

「トールの力を思い知れ」

轟雷が天を駆け、蒼雷がトールの全身から放たれた。



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side:【FREE】メンバー


「勇者も大したことねぇなぁ!?」
「フェン、油断してはいけませんよ。ステータスは大したこと無いですが、勇者の能力は強力です」
「分かってるよ!!」
「アカツキさん!もうこちらに勇者はいません!!」
「お疲れ様です!後は魔族達と兵士を捌いていってください!」

私達は現在、勇者率いるナイルス王国と神聖宗教国サンクチュアリの兵士達、それから神が連れて来た天使達との戦闘を行っていた。
天使が何万という数で攻めてくるのは予想外でしたが、それでも何とかなっているのは彼らがいるからだ。

「オラオラどうした!ナメんなよ!!」
「天使って弱いんだねー!プークスクス」
「互角のくせによく言う」
「油断しちゃダメですよ〜」
「気の緩みは敗北を招くぞ」

ツカサが改造した時を操る五体の騎士達…ナイツ・オブ・クロノスだ。
彼等が消えたと思えば何百体もの人間が倒れ、杖を持った騎士は杖に魔力を込めたかと思えば次の瞬間強力な魔法が発動する。
凄まじい戦力である。
もはや下級神を凌ぐほどの戦力であり、天使を殺していっている影響でレベルが上がり、どんどん強くなっている。
それから…

「オラオラオラオラァァァッッッッ!!!」

ハンニバル。彼女の存在も大きい。
その凄まじい突破力は、ぎっしりと詰まった終わりの無い兵士の波に一瞬で穴を開ける。
そこに魔族が入り込んで凄まじい勢いで兵士を蹂躙しているのだ。
天使との戦闘においても危なげなく楽々と相手を処理しており、その戦闘能力はナイツ・オブ・クロノス五体分に相当するかという程だ。

「これなら大丈夫そうですね…」
「ああそうだな…いや、前言撤回。来たぜ」
「いやー…随分と殺してくれましたね」
「人間はすぐ増えるし、大丈夫だろ」

アカツキ達の目の前。
そこに空間を切り裂いたかのような黒く渦巻く穴が開き、中から神聖な魔力を放つ存在が十数体姿を現した。

「ああ、神よ…」
「なんと美しい…」

人間の兵士達は先程までのギラギラとした殺気を霧散させ、膝を突いて涙を零す。

「平伏なさい」

そこに現れたのは、プラチナブロンドの長髪を背中へと流した美しい女神と配下の神達だった。

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コメント

  • 野良民

    そうですね

    1
  • solbird

    戦闘シーンって難しいよね

    1
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