チートで勇者な魔神様!〜世界殺しの魔神ライフ〜

solbird

正面突破

本日は快晴なり。快晴なり。
非常にいい天気だ!空には雲一つ無い。
綺麗な青空が上空に広がっている。

「暑いな…」
「何言ってんだ!いい天気じゃないか!絶好の門番日和だよ!ハッハッハ!!」
「お前が暑いんだよ…」

俺達は幸せの国ファルキンドルスの王城に勤める門番だ!ジリジリと空から光が降り注ぎ、非常に晴れやかな気分になれるから俺はこの仕事が大好きだ!

「…ん?」
「なんだ?」

今まで明るかった街が急に暗くなり、影が差したようにどんよりとした空気になる。
空を見上げると、空には先程まで塵一つも無かった雲が広がっていた。

「おお!涼しくなった!」
「はあ、晴れじゃ無いなんて不吉だな…」

門番が空を見上げていると、正面から足音がした。ふとそちらを見やると、4人の冒険者。
首から下げた白金のギルドカードがギラリと輝き、俺の意識はそこで途絶えた。







俺は正面に立つ門番2人の首を一瞬で刎ね、駆け出す。通路の兵士の首を刎ね、通路を赤で染めていく。
すると、目の前には兵士が数十人ほど防衛線を張っていた。

「ここは通さん!!」
「アカツキ、殺れ」
「はい」

同じ吸血鬼だろうとなんだろうと容赦はしない。アカツキは黒い炎で兵士の包囲網を焼き払い、まるで最初から誰もいなかったかのように焼滅する。

「突き進め!」
「「「はい!(おう!)」」」

アカツキやフェン、サティナがそれぞれ連携しながら効率良く兵士を殺していく。
大殺戮だ。

「「「「うおおおお!!!!」」」」」
「うるさい」

前も後ろも血、血、血。
血で血を洗う大殺戮。
ツカサは噎せ返るような血の香りが漂う空間で穏やかに、殺意を込めて微笑んでいた。

「ツカサ、楽しそうだな!」
「アドレナリンでも出てるんだろうな」
「アド…なんだそれ?」

フェンは敵兵を斬り殺しながら頭の上にクエスチョンマークを浮かべる。

「後で教えてやるよ!」
「約束だぞ!」

フェンはさらに兵士の数を減らすべくツカサとは別の方向へ走っていった。
ツカサが次に向かったのはサティナの方だ。

「サティナ、大丈夫か?」
「あ、ツカサさん!最初は不安でしたが、殺してみると何も感じませんね…ほんとに魔神になったんだーって感じです」
「そうか、そりゃ良かった」

サティナも既に百数十人は殺している。
日本にいた頃の世界では大功績だろう。
だが、まだまだ止まらない。
まだ始まったばかりなのだから。

「サティナ、楽しめよ!」
「はい!」

サティナの元から離れる。
最後にアカツキの元へ駆け寄った。

「アカツキ!」
「ツカサ様!」

ツカサは駆け寄ってくるアカツキを抱きしめ、キスを交わしながら近寄ってくる汚物共を真っ二つにする。

「俺は今から魔神の元へ向かう」
「ツカサ様…」
「アカツキ達は俺の戦いに邪魔が入らないよう殲滅しておいてくれ」
「…お気をつけて」
「ああ」

ツカサはアカツキの温もりからそっと手を離し、駆け出す。
そして謁見室の手前の広間…

「よお」
「また会ったな」

ツカサの目の前に立っていたのは、羅生門の最深部にて出会った魔神。

カイツであった。

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