チートで勇者な魔神様!〜世界殺しの魔神ライフ〜

solbird

何度目かの旅立ち

「サティナ、そろそろバイクにも慣れてきたか?」
「はい!慣れると快適ですね〜馬車みたいに揺れませんし、速いですし!」

俺達【FREE】は現在、いつも通りバイクで山道を爆走中だ。
行き先は幸せの国"ファルキンドルス,,
国民満足度100%の国らしく、治安はいい、国民は裕福、笑顔が絶えない…と胡散臭さ満載であるが、もしかすると健全な国かもしれないので1度見ておこうと思ったのだ。

「幸せの国…なーんか胡散くせェな」
「ははは…」

ツカサは苦笑するしかない。
そもそもの話、国民満足度100%とか逆に不安しかない。洗脳でもされてるのではなかろうか。

「まあ、そのもの自体を見ずに決めつけるのは良くないですからね。1度見て感じて判断しましょう」
「それもそーだな」

アカツキがフェンに諭すと、フェンはすぐに引き下がる。
この2人の衝突も最近全く見なくなった。
代わりに仲のいい微笑ましい光景はよく見るが。

「そろそろ見えてくるぞ」
「おっ!どこだどこだ!?」
「うおっ!?」「キャッ…」

フェンがいきなり姿勢を起こし、バイクが揺れる。ツカサはスピードを落として安定させ、フェンを見やると目を逸らして苦笑い。

「フェ〜〜〜ン〜〜〜!」
「うおっ!?アカツキ!ちょっタンマタンマ!!」
「アナタは一体いつになったら落ち着きを持てるんですか!大人の女性ならもっと余裕を持って…」
「すいません…」

アカツキがフェンを正座させ、説教タイム突入だ。久しぶりに見たな。


〜5分後〜

「今後は気を付けるように」
「…はい」

アカツキの説教は大抵5分以内に終わる。
だが、その分かなり怖い。
フェンが説教中ずっとガタガタ震えるくらいには。

「お疲れさん」
「おう…」

随分と疲弊したようだ。
ツカサは苦笑いを浮かべる。

(どうせ街が実際見えてくるとテンションが元に戻るんだろうな…)

まあ、今度ははしゃぎ過ぎることは無いだろう。フェンは学習出来る子だ。

「あと10分後には着くはずだ…飛ばすぞ!」
「「「おう((はい))!」」」

ツカサ達【FREE】を乗せたバイクは1秒のチャージの後、一瞬で山奥へと消えた。

第5章 勇者は魔神の弟子となる〜完〜

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コメント

  • 真砂土

    いいなー5分で終わるんだったらいいやん昔俺の親御さんは20〜30分近く説教されてたw

    1
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