チートで勇者な魔神様!〜世界殺しの魔神ライフ〜

solbird

魔神の朝

side:ツカサ


「あ、めんどくせぇな…」
「ツカサ様、行かないと厄介な事になりますよ?勇者を倒しちゃって、来てる事はバレてるんですから」

仕事に行く直前ってめんどくさくなるよね。
しかも、高校生の子守とかいうクソめんどくさい仕事だ。

「俺、あんなのが2人もいたら面倒くさすぎて死ぬぞ?中々いねーだろうから1人しかいないと思うけど…」

カリスマがあるイケメン勇者。
無駄に正義感が強そうで気に食わない。

「俺も前はあんな感じだったのかねぇ…」
「ツカサ様…」

世界を救おうと目の前の事に躍起になっていた頃が懐かしい。

(あ、同族嫌悪って奴かな?…いやでも過去の自分だから過去嫌悪か?)

まあそんな事はどうでもいい。
大事なのはこれからの仕事だ。

「アカツキ…」
「はい」

ツカサはアカツキの尻尾に顔を埋め、思いっきり匂いを吸う。

「スゥゥゥゥゥ……」
「んっ…」

十数秒ほど吸い、顔を離すとツカサは目をカッと開く。

「よし!今日も頑張るか!!」
「ははは…」

ツカサは切り替えの早さが天才的なくらい早い。スイッチが入ればすぐさま思考が切り替わるのだ。「脳みそでも入れ替えてんじゃねぇのか?」というのはツカサの友人の言葉である。

「2人はどうしてる?」
「もう食堂で待ってますよ」
「…よし!んじゃ行くか」

ツカサとアカツキは姿を変え、2人の待つ食堂へと向かった。

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