チートで勇者な魔神様!〜世界殺しの魔神ライフ〜

solbird

魔神としての自覚

「理不尽だ」

ツカサの頬は少し赤くなっていた。
何故か?サティナがお姫様抱っこの途中で目を覚ましたのだ。
すると、顔を真っ赤にさせたサティナがツカサの頬をビンタしたのである。

「魔神としての自覚持てよ…お前以前より筋力が半端じゃないくらい上がってるんだからな…」
「すいません…」
「練習しないとですね…」

アカツキの言う通り。
全くである。

「さて、フェン。俺はもう行くぞ?」
「ん?…おう」
「いってらっしゃいませ」
「いってらっしゃいです!」

ツカサがアカツキ達へと背を向け、控え室へと向かう。
フェンはその背を見送り、手に持つコップの中の最後の1口を喉に流し込んで立ち上がる。

「私も行ってくらぁ」
「フェン、いってらっしゃい」
「フェンさんもいってらっしゃいです!」

フェンはアカツキ達へ満面の笑顔を向けると、背を向けて歩き出す。
アカツキ達へと背を向けて歩む2人。
観客席にいたとある小説家は後にこう語る。

仲間に背を向け、決着へと歩み出す究極の戦士が二人。その二人は、とても良く似た獰猛な笑みを浮かべていた。と




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