チートで勇者な魔神様!〜世界殺しの魔神ライフ〜

solbird

抑えきれなかったのだ…この(ry

ラドのダンジョンを50階層までぶち抜いた次の日、俺達は昨日話したダンジョンへ向かったのだが…

「クソ!腹立つ!オラァァァ!!!!」
「まさかランクが足りないからって門前払いをくらうとはな〜」

俺達はラドのダンジョンを攻略している。
フェンは怒りを魔物にぶつけてストレス発散中だ。
現在殆ど未探索のダンジョン…"羅生門,,と呼ぶらしいのだが、そのダンジョンはパーティーだと上金ランク冒険者が1人はいなければ入れないという条件付きであった。それならそうとちゃんと言ってほしい。
まあ、確認しなかった方が悪いのだが…

「ふぅー…落ち着いてきた…」
「お疲れ様」

フェンの腹の虫も暴れ回って満足したようだ。

「今は…99階層ですね」
「おっ?そんなに進んでたのか」

50階層からここまでほとんどフェンが倒している。怒りに任せて暴れ回ってたフェンを追いかけただけで99階層まで来てしまった。

「フェン、今99階層だってよ。次はあの、攻略が詰まってるドラゴンだ」
「何!?よっしゃ!最初の一撃は俺に任せてくれ!」
「ああ…いいけど…」

フェンはやる気満々である。

……………

………




「アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!」
「まあ、こうなるわな」
「なりますよね」

ドラゴンはフェンの会心の一撃によってワンパンチだった。

「うおおおおおお!!!なんでだあああああ!!!!?!?」
「落ち着けって…99階層まで全部ワンパンだったんだぞ。こうなる事は予想できてたろ」
「うるせぇ!」

怒鳴られた。理不尽だ。
するとアカツキはフェンに近付いていき、肩をポンポンと叩く。

「フェン」
「なんだよ、アカツキ?」
「それの魔石をギルドに提出すればツカサ様が上金ランク冒険者へのランクアップ条件を満たして"羅生門,,に挑めるかもしれませんよ?」
「…はっ!?」

フェンがハッとした顔をすると、ツカサに詰め寄る。

「帰ろう!!今すぐ帰ろう!!ほら!早く!!」
「おい!!揺さぶるな!!!」

フェンがツカサの肩を掴んでガクガク揺さぶり、それを見たアカツキが微笑む。
この構図が俺達の日常となりつつある。
願わくば、いつまでもこうありたいものだ。



ドラゴンを倒した後、俺達はギルドに帰還した。
次の階層が無いか調べたのだが、100階層より下へ続く階段は無かった。どうやら最下層だったようである。

「シャルさん。ラドのダンジョンのドラゴン倒してきました」
「はい!サカツキさん!今日のダンジョン攻略はどうでし…えええええぇぇぇぇぇ!!!?!?!?」

シャルさんにはたいそう驚かれ、ギルドにいた人達はまた飲み物を吹き出した。
やはり、2日でダンジョン制覇はやりすぎた。だが、抑えきれなかったのだ…この(ry

そして俺達が提出した証明部位が功績となり、俺は上金ランクへのランクアップ試験の受験資格を、アカツキとフェンは金ランク冒険者へのランクアップ試験の受験資格を手に入れた。

「いや〜思ったより早く"羅生門,,に行けそうでラッキーだな〜」

とフェンはルンルン気分である。

「確か、試験の内容は…模擬戦ですね」
「らしいな。上金ランク冒険者を鑑定する機会なんてなかなか無いから楽しみだよ」

そう。今回の試験は模擬戦なのだ。
それも、三人共同じ日にである。
依頼形式や納品形式の試験はめんどくさいが、模擬戦形式の試験だと俺達なら10分もかからない。
まあ本当なら1秒もかからないのだが、手加減しなければ怪しまれる。
なので、アカツキやフェンが模擬戦形式の試験をする際は手加減するように言ってあった。
ちなみにツカサは模擬戦形式の試験は経験が無い。銅ランクから飛び級で金ランクまで昇格したからだ。故に、試験すらした事が無い。

(初めてだから緊張するな!まあ負けないだろうけど)

ツカサは少し緊張しつつも、ワクワクしながら試験日を待った。

「チートで勇者な魔神様!〜世界殺しの魔神ライフ〜」を読んでいる人はこの作品も読んでいます

「ファンタジー」の人気作品

コメント

コメントを書く