チートで勇者な魔神様!〜世界殺しの魔神ライフ〜

solbird

ハイスピード攻略

さて、今日は冒険者ギルドに来ております。
迷宮街に来たのだ。やはり、ダンジョンに挑戦したいと思うのは当然だ。
俺達はシャルさんのいるカウンターに並ぶ。

「次の方どうぞー!」
「シャルさん」
「…あっ!!サカツキさん!」

シャルさんは有名人でも見るような表情だ。
そしてシャルさんが小声で確認してきた。

「さ、サカツキさんって…あのサカツキさんですよね?」
「…どのサカツキかは知らないですけど多分そうですよ」

ツカサは苦笑い。
昨日逃げた事から察しての小声なのだろう。

「"彗星,,にお会いできるとは…!光栄です!あ、ご用件はどうされました?」
「ハハハ…ダンジョンに行こうと思ってるので、場所を教えてもらおうかなと思いまして」

ツカサが用件を伝えると、シャルさんが「ちょっと待ってくださいね〜」と言ってカウンターのに手を伸ばす。
やがて、シャルさんは「あった!」と声を上げて立ち上がった。

「お待たせしました〜これがこの街周辺の地図です。バツ印がダンジョンですよ!あと、これがダンジョンのマナーが書いてある冊子です。本当は言葉で伝えたいんですが、列ができてるので…すみません」

シャルさんはしょぼんとした顔をする。

「いえいえ、お気になさらず。お仕事頑張ってください!」
「ありがとうございます。頑張りますよ!」

それから俺達は地図を確認し、マナー冊子をみんなで読んでダンジョンへ向かった。



「ここがダンジョンか〜なんか…こんな石造りの階段が自然発生するとは考えられんのだが…」
「不自然ですよね…」

俺達は地図にあったダンジョンの1つ、ラドのダンジョンへやって来た。
フェンとアカツキが訝しげな表情でダンジョンを睨む。
(まあ、そう思うわな。俺だってそう思うもん)
だが、この世界の人間はそれを変だと思っていない。それも相まってちょっと不気味である。

「ツカサ。確か、ダンジョンって最下層まで辿り着いた事例は無いんだよな?」
「ああ、そうらしいな。このダンジョンは100階層へのフロアボスで詰まってるらしい」

そのボスはよっぽど強いんだろうか。
そもそも、この世界の無双クラスの存在の強さがどれくらいなのかが分からないので判断できない。

「んじゃ、とりあえずは今週中にそこ目指すって事にしようぜ」
「んー…ま、それを目標にして頑張るか…アカツキはどうだ?」
「私もそれでいいですよ。なんだかワクワクしてきました」
「おっ?アカツキ、分かるぞそれ!未知ってのは不気味だけどワクワクもするよな!」
「分かります!なんかこう…どんな物があるんだろうとか想像しちゃいます!」
「それだそれ!」

ウチの女性陣は随分と仲が良くなった。
これはいい事だ。
最初はアカツキが警戒しまくってたからな…
主に俺が取られないか心配で。

こうして、俺達のダンジョン攻略は和気あいあいとした雰囲気で始まった。


〜2時間後〜
ドオオォォォン…
この階層のボス、魔導体ゴーレムの巨体が床に倒れる。
ツカサとアカツキ、フェンは無傷である。

「今何階層だったか?」
「えーっと…25階層です!」

かなりハイペース攻略だ。
まあ、ここのダンジョンが簡単すぎるのが悪い。許せ。

「情報によれば、50階層から一気に強くなるらしいが…」
「そんな強くなるとも思えねーんだよな…」

ツカサは街で50階層以上に進んでいる名のある冒険者達をすれ違いざまに鑑定したのだが、高くてLv.67だったのだ。
その結果はアカツキ達にも伝えてあるのでリラックスしてダンジョン攻略に挑めている。
開けた宝箱は21個。
大した物ではないが、売ればそこそこの値段になるであろう物が多く手に入ったので正直ちょっと満足である。

「今日はそうだな…このペースなら50階層まで行けるだろう。もうひと頑張りだ」
「あいよ〜」
「分かりました!」

その後、また少しペースを上げてダンジョン攻略を進めた。
2時間であっという間に50階層まで進むことができたので、拍子抜けしながら撤退した。
ダンジョンには転移板という物があり、その魔道具に魔力を登録する事で次ダンジョンに来た際に一瞬で最後に来た階層まで来られ、一瞬で出口まで戻る事ができるのだ。
本当に何でこんな物が自然発生するのか…
世の中には不思議なことがいっぱいである。

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コメント

  • 落合  葱

    100階層ダンジョン…フロアボス…アインクrあ、頭がぁぁぁぁぁ!

    2
  • ペンギン

    まぁ、普通は67でも、周りはすごいと思うと思いますが...レベルが100超えてる人ってそうはいないですよね...

    1
  • solbird

    今回はちょっと短めです

    3
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