チートで勇者な魔神様!〜世界殺しの魔神ライフ〜

solbird

迷宮街ラビス

「オオオオオ……ここが"迷宮街ラビス,,か…」
「思っていたより大きい街だな」
「ですね」

現在、昼の12時頃。
俺達はフウを旅立ってから2時間ほどで何事も無く"迷宮街ラビス,,に到着した。
今回もエアバイクを使用して移動したため、非常に安全で快適な旅だった。
むしろ、時速1000km以上でぶち抜くバイクに付いてくる魔物がいるなら恐怖である。
なお、フェンは最初から遊園地のアトラクションのように楽しんでいた。
「ウヒョオオオオオオオォォォォォォォォォ!!!!はええええええええええええははははははははは!!!!」
最初、驚かせてやろうとお茶目心でいきなり400km出したらフェンは爆笑していた。
本人曰く「速かった、楽しかった」だそうな。小学生の日記かよ。


さて、そろそろ"迷宮街ラビス,,について触れよう。
"迷宮街ラビス,,とは、直径4kmの円形にできた街であり、石造りの街壁からは力強さを感じる。
この街の人口の冒険者比率は普通だ。
どれくらいかというと、人口の5割だ。
そして、冒険者以外の半数以上が商人や鍛冶屋である。

さて、この街の特色はこの前も伝えたと思うがもう一度説明しておく。
この"迷宮街ラビス,,は付近にダンジョンがいくつも存在する。
その数なんと5つである。
この"ラビス,,冒険者にとって金稼ぎの街とも呼べる場所であり、ここも冒険者ギルドが援助金を出している街の一つだ。

非常にアッサリした説明だったが、まあこれ以上に何か言う事も無い。

「お、おい!早く行こうぜ!」
「遊園地を前にした小学生かよ…んじゃ行くか」
「ユウエンチ?」
「俺の前の前の世界にあった場所だよ。色々な乗り物がある遊び場所だ」
「へぇー…楽しそうだな!」
「私も少し気になりますね」

まあ、想像付かんだろうしな。
ちなみに、ツカサは遊園地をあまり遊べないタイプの人間である。
U○Jは楽しめるけどディズ○ーラ○ドは楽しめないタイプの人なのだ。

それに、そもそもツカサはインドア派だ。
彼女とゲームしたり友達とゲームしたり1人でゲームしたりが好きな人間だった。
なので今まで付き合った女性は全員ゲーム好きだ。まあ、全員別れてこの世界に来た時は彼女いないフリーの状態だったのだが。

取り敢えずどうでもいい事は置いておいて、門番さんに話しかける。

「街に入りたいんですが」
「…通行料50アルナだ。ギルドカードはあるか?」
「ありますよ。どうぞ」
「よし、入れ」

無愛想な奴である。まあ、こんなもんだろ。
むしろ、マシな方である。
だが、フウの門番さんを見習って欲しいものだ。あの人は門番の鑑だよ。

門をくぐり、"迷宮街ラビス,,に入る。
人が沢山歩いていて、賑やかな雰囲気。
沢山の店が建ち並び、金属を打ち鳴らす音や客寄せの声、歩いている人達の話し声などがあちこちから聞こえる。
俺達はその中を歩き、取り敢えず宿を探す。

「すごい人だな〜フウの朝と同じくらいじゃないか?いいねぇいいねぇ!こういう雰囲気!」
「たしかに、かなり栄えてますよね。一般の人達もよく見かけますし」
「学校もあるみたいだからな。ほら、アソコにいるの多分ここの学園の生徒だな」
「ホントだ。制服着てるな」
「あんまりジロジロ見ると失礼ですよ。フェン」
「おう、わあってるよ」

フェンは女生徒から興味を失ったように目を離し、また別の所に興味を示す。
好奇心旺盛なヤツめ。


その後、無事に宿を取れたので冒険者ギルドへ向かった。
ここの冒険者ギルドもそこそこ大きい。
流石は冒険者ギルドが資金援助をしている街だ。冒険者が多ければ必然的に大きい建物が必要になるのは必然だが。

とりあえず、今日はこの街の冒険者ギルドの受付嬢に挨拶する為に来た。
今日は仕事はしない。
ギルドに入り、目的を果たすべく受付嬢に話しかける。

「こんにちは」
「いらっしゃいませー!新顔さんですね〜どうされました?」
「フウから出てきて今日ここに着きましてね。取り敢えず挨拶だけでも…と」
「そうなんですね〜結構距離あったんじゃないですか?というか…」

「ん?」

「この前、大変でしたよね〜フウにスターライトドラゴン?でしたっけ…が襲撃しに来たんでしょう?」
「まあ、そうですね」

1ヶ月もあればそりゃあ噂も広まるか。
確かに、アレは大変だった。

「どうでしたか?実際…死人は0だったらしいですけど何でもかなり危なかったとか…」
「そうですね〜かなり強かったので、生き残ったのは運が良かったんでしょうね」
「またまた〜隣に美人さん2人も連れてるじゃないですか〜まさか、お兄さんかなり強かったり?」
「それこそまさかですよ。自分なんてまだまだです」
「またまた〜ご謙遜なさらず〜」
「いえいえ」

俺はこういうノリは嫌いではない。
褒められて悪い気がしないのは誰でも同じである。
とりあえず、初対面で腰を低くするのは大事だと今までの人生で学んでいるので謙遜しておく。
第一印象とファーストコンタクトは大事だ。
謙遜して、敬語を使えば丁寧な印象を与えられる。


「兎にも角にも、"迷宮街ラビス,,へようこそ!新顔さん!ギルドカード見せてもらえませんか?いい関係を築けそうです!あ、私の名前はシャルといいます。よろしくお願いしますね〜」
「俺はサカツキです、この子がアカツキで、コイツがフェンです。よろしくお願いします」
「よろしくお願いします」
「おいサカツキ!なんで俺は"コイツ,,呼びでアカツキは"この子,,呼びなんだ!?…おい!無視すんなよぉ〜!」

フェンが腕にしがみついて来るが、無視だ無視。
自己紹介と共にギルドカードを差し出す。
微笑ましい物を見るような、それでいて苦笑いしているような微妙な表情をしたシャルさんがギルドカードを受け取る。

「ははは…えーっと、サカツキさんと…アカツキさんと…フェンさんですね…はい!覚えました!それで、パーティー名は……【FREE】………!?」

受付嬢さんの表情が凍る。
なぜ受付嬢さんの表情が凍ったのかすぐ理解した俺は早くこの場から撤収すべく動く。


「サササササササカツキさん…【FREE】って…こここここここれ…」
「シャルさん。俺達これから用事があるので、そろそろ出ますね。ギルドカード返して頂いてもいいですか?」
「えっ…あ、はい。ドウゾ…」

シャルさんの動きはカチコチだ。

「ありがとうございます。んじゃ、お前ら行こうか」
「はい」
「はーいよ!っと…」

ツカサ達がギルドの扉を開けて出ていく。
取り残された受付嬢は呆然としながら呟いた。

「たしか、【FREE】のサカツキさんって…フウに襲撃したスターライトドラゴンを1人で討伐して、初めて金ランクで二つ名を手に入れた冒険者…






"彗星,,」


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コメント

  • 落合  葱

    彗星…… 赤い彗星シ○ア、か?

    1
  • 真砂土

    最後のなんて読むんや……ゲシュタルト崩壊したわw

    1
  • ペンギン

    スゴく面白いですね!

    1
  • solbird

    O53478さん
    すいません間違えてました
    修正します

    2
  • O53478

    街が直径1キロの円形って小さくないか?端から端まで徒歩14分
    ええ...近所のコンビニ感覚で横断できるぞ
    因みに参考程度だけれど、江東区が40平方キロ、港区が20平方キロぐらい

    1
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