チートで勇者な魔神様!〜世界殺しの魔神ライフ〜

solbird

星の降る街

「クアァァ…フゥ…」

さて、恒例の朝チュンだ。
あのバカ5人組と戦ってから1週間が過ぎた。
最初に比べると金も結構貯まってきた。


「今日は冒険者稼業休んでデートだな」
「…んぅ…」

ウチのキツネ様を撫でる。
なでなで。
一撫でするだけでどんどん愛おしいという感情が湧いてくる。幸せだ。


「んぅ?キュゥ…?」
「おはよう、アカツキ」

ウチのキツネ様が起きたようだ。
さあ!朝日よ!我を照らしたまえ!!
そんな馬鹿なことを考えながらカーテンを開けると…





ザーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー




………雨やんけ!!!



というわけで、雨デートだ。
ツカサは雨が好きである。確かにベンチなどには座れないし、屋台も開いていないが、なんか知らないけどテンションが上がる。
アカツキと一緒に傘に入って開いてる店を冷やかして回る。
だが、やはり雨の日は出来ることが限られてくるわけで…


結局冒険者ギルドに来てしまった。
酒場として優秀なのだ、ここは。優秀すぎるのだ。行けば絶対10人はいるし、もし1人で行ったとしても話し相手には困らない。
だが、今回はアカツキという最高の話し相手がいるので俺達はおっちゃんの所でジュースを頼み、アカツキとだべる。

「雨止まないな」
「そうですね〜」
「俺は雨嫌いじゃないけど…誰かと遊ぶ分には不便だな」
「私は嫌いですね…色々とめんどくさいですし…」
「あー…確かに」

やはり、毛が長いと雨の日は大変である。


「うーん…宿に帰ってゆっくりするか?」
「そうしますか…「大変です!!!!」
「おっ?」

ミシェアさんがかつて無いくらい焦った表情をしている。全身びしょ濡れだ。

「どうしたんですか?とりあえずこれ着てください」
「あ、ありがとうございます…」

俺は上着を貸して、ミシェアさんの息が整うのを待つ。


「ま、魔物達が!大量の群れになって街に進行中です!!それも、この辺りでは生まれないはずの個体多数!!!」
「何!?」

状況は思ったよりやばそうである。


「うわーお」

門の上までやってきたのだが、思ったより数が多い。大雑把に数えても5000はいる。

「あ、あれ!オーガじゃないか!?」
「や、やばい!あれはビッグスライム!?」
「やばい魔物ばかりじゃないか!?B級やC級ばっかりだ!!」
「もうだめだぁ…おしまいだぁ…」

1人だけM字ハゲの人が混じっているが、門付近は大パニックだ。
これは…俺達と、数人しか動けそうにないな。


「おい!サカツキ!」
「?…あっ!門番さん!どうしたんです?」
「早く逃げろ!俺が時間を稼ぐ!」
「なんで…」
「お前らはまだ若い!ここで死んではダメだ!」
「いや、俺達も戦いま…「ダメだ!あれが見えないのか!?お前達の活躍は聞いたが、いくらお前達でもあれは無理だ!!」

反論させてもらえない。
正直に答えよう、あれくらいならば余裕だ。
というか、この世界の人間は強い奴と弱い奴の差が激しすぎるのだ。
とりあえず、門番さんが俺を逃がそうと必死で話にならないので実力を見せて黙らせる事にする。


「竜聖鎧!!スキル発動!!シューティングスタアアアアアア!!!!!」

ツカサの全身が鎧に包まれる。
ツカサは手甲に包まれた拳を振り上げ、スキル名を叫ぶと同時に振り下ろした。

刹那。厚い雨雲がかかっているにも関わらず空に幾千もの星が瞬き、空が涙を落としたかの如く…

大地に、星が降り注いだ。


ドガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ!!!!!!!!


《シューティングスター》
ツカサのユニークスキル、《竜聖鎧》の能力補助によって使用可能となる星魔法の1つである。
竜聖鎧はその各部位に取り付けられた魔石の力を解き放つ事で変形し、それぞれの魔石の力に特価した能力補助と特殊能力が得られるが、通常状態(魔石解放前)の状態であれば、全ての魔石に秘められた全能力補助を少しだけ受けられる。


これによりツカサは、現在全魔法を使える状態なのである。

砂埃が晴れて現れたのは大惨事になった大地。
魔物の姿は一つもない。
ツカサは鎧姿を解除し、いつもの姿に戻る。

「サカツキ…お前一体…」
「ん?まあ、いいじゃない。別に俺が何であろうとさ。俺は俺だ。それはそうと、来るぞ…デカイのが」
「ん?うおっ!!!」

大地が揺れる。周囲の魔力が濃くなるのを感じる。街は大パニックだ。
ツカサ達が来た時に歩いた門へと続く道に亀裂が走り、どんどん亀裂は大きくなっていく。
大地が盛り上がり、やがてトカゲの腕のようなものが姿を現した。

「なんだ…ありゃ…」
「ドラ…ゴン…」

1分もかからず全容が現れる。
其れはどう見ても見間違いようのない。
全長18mほどの、青く輝く鱗を持つ竜であった。



『グオオオオオオオオアアアアアアァァァァァァァ!!!!!!!』


さあ、



『オアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!』




絶望の、始まりだ。




フェン

年齢:20589

種族:スターライトドラゴン

Lv.2658435
評価ランク:EX
生命力:3856425885  魔力:36587268522
攻撃力325684218  防御力:1587652395

スキル:竜の息吹Lv.MAX、吸収:Lv.MAX、竜魔法Lv.MAX、爪術Lv.MAX、竜爪Lv.MAX、竜牙Lv.MAX、身体強化Lv.MAX、星魔法Lv.MAX、再生Lv.MAX

ユニークスキル:破壊Lv.MAX、魔力変換Lv.MAX、魔神Lv.MAX

称号:人道、破壊する者、無双、厄災、世界を殺せし者、魔神



〜tips〜

《魔法》

この世界では魔法のランク付けというのはされておらず、弱い魔法でも多く魔力を注げば強力な魔法となる。


《スターライトドラゴン》
月明かりの竜とも呼ばれる竜の超上位種。
神話級の個体であり、他の異世界全てを合わせても5体いるかすら怪しい。

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コメント

  • 真砂土

    おっと!?サカツキの劣化版登場!

    1
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