チートで勇者な魔神様!〜世界殺しの魔神ライフ〜

solbird

運命の出会い

扉の向こうには、とてつもなく美人な狐っ娘がいた。

(こりゃあ…とんでもないくらいのべっぴんさんだな)

絶世の美女と言っても過言ではないくらいの美人だ。
袴のような服を来ているが、所々汚れてしまっているのがもったいない。
お尻からはモコモコした尻尾が9本生えており、首筋から頬まで狐色の毛に覆われている。
大雑把に言ってしまうと、ケモノ寄りの獣人だ。
だがそんな美人さんの全身に鎖が絡み付き、体も何処かぐったりとしている。

(さっき助けてって言ってたから死んでないとは思うが…)

「なあ、生きたいか?」

俺は問いかけるが、返事が無い。ただの屍のようだ。

「もう一度聞くぞ?生きたいか?」

2度目でようやく反応してくれたが、首を横に振られてしまった。
ため息をつきながらこまったように片手で頭を掻く。
ツカサはそのままその場に座り込み、狐人に問いかける。

「なんでだ?」
「……もう生きるのが辛いから…」
「何があったんだ?」
「……」
「………話したくないなr「私は、ナハル村という所で産まれた」

どうやら話す気のようだ。
言葉を遮られてしまったが、構わない。
(ナハル村…俺の産まれた村と同じだ)
かなり前からこの神社には近付くなという言い伝えがあったようだし、それなりに時間も経っているだろう。
心を病むには充分すぎる。

それから話を聴いていたのだが、簡単にまとめるとこういう事だ。
彼女の村では自分だけ獣人で、かなり迫害されていたらしい。
そして、村の近くを通りがかった貴族が何者かの襲撃によって死んでしまった。
その殺人の罪を押し付けられ、それ以来この神社にずっと閉じ込められていた…という事らしい。


「なるほどな…」

要するに、日本で言うところの人種差別だ。
どこの世界も人間はくだらない事で人を貶めて嗤う。
クソ喰らえだ。
いい人間もいるのは知っているが、どうしても悪い部分が目立つのだ。

(さて、説得の時間だ)

俺は彼女に問いかける。

「生きたいか?」

彼女は首を横に振る。

「何故だ?」
「…生きるのが辛いから」
「…何故だ?」

彼女は少し考えて、答えた。



「……生きる意味が無いから」



そんな彼女に対して俺は…

「…なら!俺がくれてやる!」


「えっ…」


彼女は呆然とし、俺を見つめる。

「居場所も!生きる意味も!泣き場所も!幸せも!全部やる!お前が何かを望む限り!全て!…だから!」


実はもう、既に彼女の事を鑑定しているのだ。
勿論、打算もあるかもしれない。だがそれ以上に────





同じ『魔神』を助けたいのだ、ならば。


「お前の全部を、俺に寄越せ!」


魔神ならば、魔神らしく。
強引に行けばいいだろう?


俺の左瞳が紫色に変わり、彼女を縛っていた鎖がパリン…と音を立てて砕け散る。
すると周囲に満ちていた呪気が消し飛んでいき、空気も心無しか澄んできたように感じる。
彼女の体が俺の胸元に倒れ、抱きつくような姿勢になる。
すぐ近くにある彼女の瞳に光が灯り、だんだん泣きそうな表情に崩れていく。

「ほんとに…いいの?」
「ああ」
「私、ワガママですよ?」
「ワガママ言えよ」
「私の全部…貰ってください」
「そんな事でいいのか?喜んで」
「…あと、不安だから…もう一度、さっきの言って…?」


俺は魔神らしい笑みを浮かべてもう一度告げる。


「お前の全部、俺に寄越せ」


それはあまりにも自分勝手で強引な説得。
否、説得にすらなっていない。強要である。
そんな魔神らしい説得に彼女は両目に涙を浮かべながら…

「はい!私の全ては…あなたのものです」

満面の笑みを浮かべた。







アカツキ

年齢:2165

種族:九尾

Lv.596
評価ランク:SSS
生命力:423905  魔力:928521
攻撃力:516594  防御力:251386

スキル:幻術Lv.MAX、獣化Lv.MAX、火炎魔法Lv.MAX、魔力操作Lv.9、拳闘術Lv.MAX、刀術Lv.5、殺気Lv.6、身体強化Lv.MAX、無双Lv.MAX、鏖殺Lv.MAX

ユニークスキル:不老Lv.MAX、魔神Lv.MAX、炎の探求者Lv.2

称号:九尾、魔神、無双、国滅ぼし、傾国

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コメント

  • 真砂土

    な꙲ん꙲だ꙲っ꙲て꙲ー꙲?

    1
  • ノベルバユーザー204947

    カヲてをあわF@’かー

    1
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